紙の本
女性たち
2017/05/01 16:25
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
娘、嫁、孫、わたしの女性たちの話。
読み始めと読み終わりだと少しキャラのイメージが変わったりした。
人間いろいろな面があるよね。
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第2話が良かった。
第3話が、普通の事件っていうか、本人たちの関わりのないとこで解決してるから、イマイチ。
でも結論というか、話の展開は良いけど。
なんかこう、本人たちにとっては深刻でとことん悩んだりサプライズだったりするけど、ハタから見たらどこにでもある出来事、みたいなドラマが見たかったんだよね〜
1話目はなんとなく尻切れで…2話に続くとはいえ、玉子の言葉がもう少しあるといいなぁと。
主人公のイメージが、アメリカのコージーミステリのおばあちゃん素人探偵(元教師)に思えた。なんとなく。
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藤堂志津子さん、久しぶりに読みました。
主人公・玉子65歳。
亡き息子の嫁・里子と孫娘・春子と穏やかに暮している。
そこに嫁に行った娘・葉絵が帰ってきては波風を立てる。
嫁・姑・小姑、三つ巴のドロドロだったら嫌だなぁと思ってたんですが、
そんなこともなく面白かったです。
いつもおっとりと優しい玉子が、ときおり見せる姑のチクッ。
優等生すぎる嫁・里子の別の顔。
突きぬけてる葉絵が案外憎めなかったりして。
それと、なぜ夫が不在なんだろうと思ってたら、それがまぁ…。
葉絵が実家に帰ってきては、
母親に子供の頃の鬱憤をぶつけて絡んでくるんですが、
この「今だから言わせてもらうけど…」的なかんじ。
よくわかるんですよね。
実の娘だと、お嫁さんと違って遠慮ないですからね。
それに対して、母親の答えはいつも同じで
「そうだった?覚えてないわ」ふふっ。
あるときは嫁の立場、またあるときは娘の立場になって
楽しく読みました。
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65歳の玉子は、息子の亡き後、嫁の里子と孫の春子と同居している。
そこに娘の葉絵が里帰りしてきては、嵐を巻き起こしていく。
1話では、未だ扱いに苦慮する娘と、出来た嫁の話。
あれ?と思ってた夫がどうなっているかは第2話で。
3話は、いろいろこんがらがって誰しも見せてる一面だけじゃないよね、と。
女3人寄れば、しかも姑、嫁、娘となればコワソウ!?と思いましたが、小さいイライラやニヤニヤ、共感もありで、一気に読めました。
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前半ダラダラして飽きそうでしたが、後半少し盛り返しました。
主に私と嫁と娘の話。
夫の身勝手さには閉口しました。
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桜ハウスも3人の女性のハウスシェアで、面白かった。
今回は、作者の年齢位の65歳の玉子さんが、主役。
交通事故で、息子を亡くし、悲しみ克服した玉子さん。
息子の嫁の良く気の利く里子さんと孫の春子。
そして、一人娘の38歳で、薬剤師で結婚しているにも関わらず、しょっちゅう実家に帰って来る葉絵。
ほとんど、娘と嫁と玉子さんの話である。
普通の家庭と違っているのが、父親の存在である。
息子を亡くして、悲しみ耐えきれないと言う事で、家を出ている点ある。
舅が、不在と言う事で、物語が、進んでいくが2話の所で、どうなることやら、、、と、思っていたが、おっとりしている玉子さんの方が軍配が、上がる。
娘は、勝手気儘で、母親に、文句が言えるのは、親子だから、言えるのであって、愚痴を言っても、すぐに仲直りできる。
おとなしく、気の利く嫁であっても、気の置けない反面も覗かせる。
最後の、娘が、38歳で、妊娠して喜び事が、増える。
外孫できたら、父親はどうなるのだろうか?と、次の続きを読んでみたいので、書いてほしいと願っている。
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亡くなった息子の嫁とその娘と同居する玉子。たまにやってくる娘の葉絵は、まるで嵐のようにやってきて母親である玉子を試すようなワガママを言う。嫁の恋愛や出て行った夫、葉絵が盲信している怪しいアドバイザー。さまざまなことが、玉子の家を襲う。
亡くなった夫の母親と暮らせるなんてすごいなと思った。だが、たまに嫁から出る『やっぱり嫁って他人』と玉子が思ってしまう言葉。うーむ、やっぱり難しいのね。
2017.3.4 読了
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最初は気分よく読んでだんだけど、・・・最初の「嫁」のイメージがグラグラ崩れて、嫌な奴になるのがちょっと。
(娘もオットもいろいろあるけど、)
主人公の「わたし」だけが欠点が見えてこないのも、どーも釈然としませんでした。
(ちょっと被害者ぶってる感じ?)
最初は面白かっただけに、残念。
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人物像が読み進むにつれて変わってきて…。特に、里子さんはもっとしっかりした思慮深い人かと思いきや、最後には興味本位で軽はずみな発言をしてしまう人みたいになったし…。物足りなさもあったけど、様々な世代の様々な女性の生き方が面白かった。
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姑嫁孫の女三人暮らしに再婚した娘が時折里帰り、、何処にでもありそうな親の悩みと日常。このハエって娘、うちの誰かさんみたいです。
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この表題だと、アットホームかバトルかのどちらかに偏りがちと思ったけど、優しさも思いやりも嫉妬も家庭問題もバランスよく、大きな事件はないけど楽しく一気に読了。
〝わたし〟母であり、姑であり、祖母であるわたしの目線。
夫に蔑まれ、息子に先立たれ、娘に恨まれ、嫁と孫の3人で寄り添いながら暮らすわたし。
1センチほどの文庫本にしては登場人物がそこそこ多いけど、それぞれの個性がはっきりしていて迷わなくていい。
生きるって、生活するって綺麗ごとだけじゃない。仲良く暮らしていても嫉妬もするし、不仲に見えても思いやりはあるし、優しそうでも黒い部分はあるし、強そうにしてても弱いとこあるし、と人間らしさがちゃんと見えて面白かった。
ただそれは〝わたし〟が、娘で母で祖母である3世代を超えた〝私〟そのものだから共感できたのかも知れない。
今年の4冊目
2020.2.3
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久しぶりに藤堂志津子さんの本を読みました。こんな感じの作家さんだったっけ?と思いながら。
里子がちょっとずつ嫌な感じになっていくのは、夫の不在から立ち直ってきているからなのか?ってことは、元々結構嫌なヤツなのか?
葉絵は本当はいい人なんじゃないか。
逆に秋生は悪い人なんじゃないか。
などなど、登場人物を思いながら、あっという間に読み終わりました。
ただ、何か残るものがあったかというと、何もなく。。。楽しい読書のひとときでした。
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日常に潜むちょっとした毒をちりばめた話。
息子を亡くした母と旦那を亡くした嫁の同居
時々家にやってくる実の娘の愛情に飢えた明け透けの悪意。
本当にどこの家庭でもありそうな人間関係の不和と融合
登場人物の小市民感が共感できて良い