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特に大きな出来事があるわけでもなく
日常の日記のような
仕事の日誌のような
後半は ポッポちゃんに幸せになって欲しいと願いながら読みました
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鎌倉の文具店を引き継いだポッポちゃんのはなし。代筆屋。
切なくなるけれどよかった。
いまを大切にしてことばを伝えようという気になる。
字がきれいなのがうらやましい…
いろんな文房具がでてくるところもすき。
C0093
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めっちゃ頑張って読んだ。
途中、なかだるみ感がいなめなかったけれど、ラストはよかったな。
けして、きれいごとだけではない、というのが、糸さんの小説を読んでいていつも感じるところ。
親と子の話は、いまとてもシンクロする内容で、とても響く。
でも、「先代」とか「男爵」とか、古い感じの呼び名があったりでいまの時代いつ?とか思ってしまったりした。
バーバラ夫人やパンティー、QPちゃんなどあだ名がおもしろい。マダムカルピスとか。
いろんな人が入れ替わり立ち替わりツバキ文具店にやってくるのだけど、その話の進め方が、すこし飽きてしまった。
手紙の内容とかは、相手に失礼のないように書いてあり、とても勉強になるなと思った。自分が、あわててメッセージを送ってしまうことが多いから。これくらい腰を落ち着けて何度も推敲して文章を書くことがができる人っていたら素敵だと思う。すこしでもそこに近づきたいのだけどな・・・
絶縁状の1通目の方は、文字が逆で薄気味悪さ満点で、え!ほんまにこれでいいの?と思った。
お茶など飲み物を飲んだりするところの描写はすごくよくて、自分も飲んでる感覚になりました。
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ポッポちゃんが鎌倉で代筆屋、文具店を営む物語。
思春期の反抗期により家を出て、育ててくれた先代、祖母の死に目に会えなかったことが、大きく糸を引く。
祖母が亡くなり、ツバキ文具店を継ぐことになったポッポ。
様々な代筆依頼と、鎌倉での人付き合いがもたらす、ゆっくりとした時間の流れの中、先代とのことが紐解かれていく。
小川糸さんっぽいゆっくりとした物語。
どうやって生計を立てているのかとか、現実的なことは突っ込まない人ではないと、読めない。
疲れた時に読みたい本。
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鎌倉と文房具と手紙を書くことももらうことも大好きな人。好きな人になかなか想いを伝えられない人。いやなこともあっさり断りたい人。いろいろな人に小さなあったかい幸せを運んでくれる一冊です。
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ひさびさの大ヒットです。
「よくもまぁ、こんなに調べて書いたなぁ!」というのも関心どころですが、それより何より主人公の心が美しすぎます。
「変な男に騙されるなよ」とヒヤヒヤしてしまいます。
こういうヒトには幸せになって欲しいものです!
本屋大賞候補には必ず入るでしょう!
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文具好きにはたまらないお話。
特に万年筆についてのところは万年筆沼にいる者としてはワクワクしながら読みました。
ストーリーは、祖母の跡を継いで小さな文具店を営む傍ら、代筆業を本業とする女性のお話です。
代筆業に触れたことのある人はそうそういないと思いますが、難しそうだけど、なんてやり甲斐のあるお仕事なのだろうと思います。
舞台が鎌倉と言うところも個人的にとても魅力的です。
ただ、主人公の鳩子が京番茶を淹れるシーン、何回も出てくるんですが、あまり美味しくないもの、みたいに書かれているのがちょっと残念です。
京番茶、おいしいですよ、香ばしくて。
てゆうか、普通に番茶ではダメだったのかなぁ…。
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鳩子も先代もお互いに、「ありがとう」「ごめんね」って言葉にしたかったんだろう。でも、そうすることがないまま離れ離れになって、鳩子はずっと苦しかったんだと思う。QPちゃんとモリカゲさんと幸せになってほしいな。近くに住む人たちが少しずつお互いを補い合って過ごしているのがとても気持ちいい。年の瀬にいい本が読めて嬉しくなる。ちょっとしたことを大切にして過ごすことで、見えてくるものがあると思った。そして、そうした心持ちでいれたら当たり前の毎日は輝いて充実する。
挿入されている萱谷恵子さんの手紙がいい。QPちゃんの鏡文字は、愛おしくてなんだか涙が出そうだ。大切な人に手紙を書きたくなる、言葉で伝えられないこと。しゅんしゅんさんの装画も絶妙だ。
文具の描写もワクワクする。ちゃんと使ったことはないけど、万年筆で字を書きたくなる。この本、習字好きの娘にプレゼントしよう。喜んでくれると嬉しい。
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鎌倉での丁寧な暮らしが読んでいて、こちらまで心洗われるようだった。
予想を裏切らない結末だったけど、ほっこりきて良かった。書いた手紙が読めるのがとてもよかった
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本を開いてみて まず文体の配置や ページの紙質、挿絵など 全てがあたし好みで 気に入った。
内容も 文具店を営みながら 代筆屋をしている鳩子の話で 季節に別れているのだが どの季節も 読み応えがあり 素敵な本だった。
買うか悩む。
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使う紙に対して相応しい筆記具を選択し、差出人や相手の気持ちになって書き上げていく工程に心が踊りました。
手紙の形式も勉強になります。
主人公の友人となっていく人たちが、みんな素晴らしい。こういう年齢層の幅広いコミュニティは良いものですね。
主人公のお祖母様の手紙、泣きました。
優しさ溢れる作品でした。周りにも勧めたいです。
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本屋と文房具屋は、ただでさえ心落ち着く場所。
こんな優しい話を書かれたら、そりゃやられちゃいますよ。
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代書屋って世の中にはどのくらいあるのかしら。代筆ではなく、代書。漠然とした話の中から、伝えるべきことを過不足なく書く、ものすごい仕事。細やかな気遣いと、書く内容の思い切りの良さはとても気持ちがいい。どんどん、読みたい、読みたいで、本に入り込みたくなるような本は久しぶり。本当にいい読書ができました。
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ストーリーに似合うステキな筆記用具や紙が出てきます。
ステーショナリー好きとしては、ここではそういう選び方をするのか~と非常に萌えました♡(*^。^*)
色々な代筆の中で冬の章のある息子さんご依頼の天国のお父さんから施設に入っているお母さんへの手紙がとてもステキでした。
私も一生に一度はああいうお手紙を戴きたいものです。
登場人物のニックネームがとても面白いのもヨカッタです。
鎌倉ならではの雰囲気もいいですね~
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代書の内容や依頼人の雰囲気に合わせて用紙を選び、筆記具やインクの色、切手の図柄まで気を使って選ぶ…。感動しました!