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マンション建設で重要なのは内装ではなく構造
2018/05/23 21:29
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
マンションなどの集合住宅で快適に生活できるか否かを分ける最大のポイントは遮音性である。新築マンションを購入する際、この遮音性を見極めるのは難しい。それは見た目ですぐにわかる内装の設備ではなく、構造によって決まるからだ。しかし内装の設備は後でリフォームでもすればいくらでも変えられる(長い期間住むのであれば、どこかでリフォームすることもあるだろう。その際に進化した設備を入れることだってできるのだ。)。しかし構造は後からどうこうできるものではない。したがって遮音性のあるしっかりしたマンションか否かを気にする必要がある。
重要なポイントはまず「二重床・二重天井」であるかだ。これはビジネス誌でもたびたび紹介されているもので、マンションを購入する人たちにとっては常識的なことだと思っていたのだが、案外気にしない人が多いのだろうか。「二重床・二重天井」になっていないマンションも多くあるそうだ。そのようなマンションは購入せず、消費者サイドからノーを突きつける必要があるだろう。
戸境壁は鉄筋コンクリートでできているものだが(そうでないものは安物アパートだろう)、この「戸境壁を構成する鉄筋コンクリートの厚さ」が遮音性に大きな影響を与える。最低でも18cmは必要なようで、本当はもっと厚くあるべきとのこと。
また寿命を左右する配管設備も重要だ。衛生的で長寿命であり、遮音性もばっちりな「鋳鉄管」であれば一流だ。「塩ビライニング鋼管」は二流、排水音がうるさい「耐火被覆二層管」は三流だ。
間取りでは「羊羹の輪切り」で「田の字型住戸」が多いが、これは欧米ではないようだ。住みやすい形に工夫してあるもの(「センターイン型」や「2戸1エレベーター型」)だと良いようだ。
さてマンションは素人にとって、一流であるのか三流であるのか見極めるのが難しい。これは購入する際に参考になる本であり、購入を考えたら読むべきだと思う。質の高くないマンションを提供しているB社とはどこなのだろうか。デベロッパーも大きければ良いわけではないとあるが、具体的にどこが一流マンションを企画し、どこが三流のものを企画しているのか、その暴露をどこかでしてもらいたい。少なくとも実例を挙げてほしい。消費者にとってわかりにくいことをいいことにして、構造でコストダウンをする三流デベには鉄槌を加えるべきではなかろうか。
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