机の上の植物園 みんなのレビュー

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投稿者：銀の皿　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

食べ忘れて芽を出したジャガイモとタマネギから始まる「植物観察」。植えてみたらどうなるか、そのままならばどうなるのか。そんなところから著者が始めた「家の中でもできる」簡単な植物観察。

ジャガイモやタマネギも、畑でなくても充分育てて観察ができる。そして、ちょっと「疑問」も育てて増えていく。そんな楽しさがいっぱいでした。芽の育つ様子が面白くて、いろいろな野菜の種を撒いたり、野外で拾った種を撒いたり。著者の植物園は大きくなっていきます。

実は私も似たようなことをやっているので驚きました。ベランダで野菜栽培を始めて、エンドウマメとエダマメ（ダイズ）が同じマメなのに芽の出方が違うのが面白く、その後野菜の種だけでなく、公園で拾った樹の種なども蒔いてみるように・・・。
著者のように素敵な絵に描いて残せるなら素晴らしい。しっかりした、でも暖かい目線の画が、しおれた様子も面白い形もはっきり伝えてきてくれます。著者紹介を読むと、漫画家の馬場のぼるさんに師事した方とのこと。いろんな意味で「納得」しました。

最後に「みなさんもいろいろやってみてください」と。やり方も難しくなく、必要なのは「しっかり見る」目だと教えてくれる気持ちの良い絵本でした。

（余談ですが、タイトルをみて阿部公房の名作小説を想起するのは読み手の年齢でしょうか？）

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投稿者：Otto　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ジャガイモやタマネギ、ダイズといった食材になる
身近な植物から、意外にも豊かな生命力の逞しさを
感じることができることを本書が教えてくれます。

タマネギの可愛らしいネギ坊主の写真とイラストが
微笑ましかったです。