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柳田國男と考古学 なぜ柳田は考古資料を収集したのか みんなのレビュー
- 設楽 博己 (編著), 工藤 雄一郎 (編著), 松田 睦彦 (編著)
- 税込価格:2,420円(22pt)
- 出版社:新泉社
- 発売日:2016/05/06
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紙の本
本当のところ
2016/09/22 20:55
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投稿者:想井兼人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
柳田國男は考古学が嫌い、というか学問として疑義を抱いていたと考えていた。しかし、彼はさまざまな考古資料を収集していた。そこに見いだせる矛盾が本書の出発点だ。結論からいうと、柳田國男は考古学を毛嫌いしていたわけではないとのこと。民俗学という新たな学問分野を確立するために、考古学を相対対象として選び、そこを否定することで民俗学の重要性を示そうとしたということらしい。事実、ある程度、民俗学がある程度軌道に乗ってからは、考古学への嫌悪を示すことは控えているそうだ。柳田國男は考古学が嫌い、そんなイメージもじっくりと対峙することで意外な真相が隠されているものだ。そんな真相をモノが物語ることがある。モノの見方も教えてくれる良書ともいえよう。
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