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紙の本
「くせ者揃いのスラップスティックBL」
2023/02/19 05:45
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
この作品の何がすごいって
地に足のついたような事件(これだけならミステリー作品と言えるような)に
ヴァンパイアという存在をぶち込んできて違和感なく展開させているところです。
帯に「くせ者揃いのスラップスティックBL」と謳っているとおり
ドタバタな感じの作品
(ただBLかと言われるとボーイズは朝生くらいなんですけれどね)
起きている殺人事件
一癖どころか二癖もある部下の刑事たち
(上司の南野も普通じゃない)
疎遠にしていた父の死
トラウマになっている存在の義姉の子である甥の朝生
そして道で拾ったヴァンパイアのカミル
それらに胡桃があたふたさせられています。
中でもベネディクト探しをするカミルの天然さはドタバタさ加減に拍車をかけてます。
胡桃が彼のせいで捜査中に抜けたりするのはいかがなものかとは思うのですが。
そのあたふたさのせいか、
義姉との関係、父との関係、朝生の心持ちがちょっとおざなり感があるのも否めない
朝生の気持ちの落としどころというかがいまいちぴんとこなかったのは残念
(なぜ、追っかけまで?みたいなところとかも)
あとはベネディクト(とヘンドリック)がもっと絡んでくるのかと思ったら
案外あっさりしていて肩透かしとか。
ところどころもったいない感が溢れてもいるのです。
もうすこしバタバタで隠さずに深堀してほしい点がいくつか残りました。
内容とは別にこちら作者さんの商業100冊目の本だそうです。
それがすごいです。
実はスピンオフ作品の『その愛に終わりはあるか』が気になって
読みたいなぁって思って手に取った本
南野と鷺沢の関係がますます気になりました。
なのでまず気になったスピンオフ作品ももちろん読みます。
☆3.5
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