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日本各地に伝わる郷土食。
その中から特に、「まじない食」について紹介している。
題名には“図鑑”となっているが、
内容は、著者が訪れた数か所での「まじない食」と
民俗・風習、伝統行事の探訪記が中心。説明と豊富な画像有り。
「まじない食」といっても多種多様。
災いを除け幸いを得る「食べるお守り」だけでなく、
子孫繁栄や子どもの成長を祈願する行事食、
災いを封じ込めて供養するきゅうり封じ、
祈願の対象は自然・神様・仏様など。
地域の人々の想いが反映されているのがわかります。
探訪記はエッセイ色と女性目線が濃い文章で、ユニークでした。
(なんで朝ラー?グルメ探訪?)
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●各地にさまざまな風習・伝統行事があって、そのなかで願いを託してお供えされる食材や料理を「まじない食」と定義して紹介した本。
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いまも日本全国に息づく「食べるお守り」である“まじない食”とその背景にある民俗・風習や伝統文化、それを支える人々の思いをカラー写真も交えて紹介する。
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その土地の、まじない食。恵方巻とか、そういうのじゃなくて。まだまだいろいろあるのね。図鑑だから、写真が多くてイメージがわいてよかった。
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神事、仏事、伝統行事のなかで、何かのお願いを託してお供えされる食材、食べられる料理を「まじない食」と定義して、それを巡る話。
病魔悪鬼をキュウリに封じ込めてスッキリ…という「きゅうり封じ」。
豆腐を食べて一年分の嘘を帳消しにする「うそつき豆腐」。
お釈迦様のはなくそ(花供曽)を食べると病気にならない。
などと、奇祭とそのまじない食を紹介する。まじない食というタイトルを冠しているが、どちらかというとその周辺の紀行の色合いが強い。
特定の「まじない食」の視点から各地の様子を追うようなものかと思いこんでいたが、「各地」が先だったのだ。ちょっと思っていたのと違っていた。朝ラーとかハムフライとか、そんなことまで入ってくるのだ。「日本まじない食紀行」だったら、まあ納得。でもそうでなくても、こういうことを伝え広めるのは賛成である。