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最高。タイトルからしてもう、秀逸。
90歳を超えてお元気に活躍されている方に、それの何がめでたいんだと言われる視点は、まったく持っていなかった。
読んでみると、なるほど。傍から見るだけではわからない大変さがおありなのだな、と知る。
それにしても、サバサバ、バッサリ、茶目っ気もおありで、素敵な女性だ。こうありたい、とおこがましくも思ってしまうほどに。
「人生相談回答者失格」「一億論評時代」「覚悟のし方」「「平和の落し穴」「いちいちうるせえ」「テレビの魔力」が特に面白かった。
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怒れるおばあさんのヤケクソエッセイ。気性が荒く意地っ張りで、長谷川マチコのいじわるばあさんみたいだなと思う。抱腹!という程でもないけど、共感できる所とできない所と両方。下世話めな時事ネタやワガママも多いなあ、と思ったら初出が女性週刊誌だったので納得。時々文章をつまむ分にはいいけど、もしも自分の母親や姑だったら気分の大嵐に振り回されて大変だろうなーと思ってしまった。
・共感できた編
最近のTVがダレてる(そもそもTVに期待しなくなった)
水洗トイレが分からない(他人に聞けば、とも思うが)
こんなことまで訴訟に(確かに何でも責任問題!)
・共感できなかった編
人生相談(どうでもいい輩にゃ何を言われてもいい!という域にはいけない。)
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『ゴロウデラックス』で元気なお姿を拝見し、久しぶりに読みたくなって購入。いやー90歳を過ぎても愛子節は健在。「いちいちうるせえ」と感じる部分が似ているのか、痛快で面白かった。闘う矢玉がまた補充できたら是非連載を再開して欲しいです。遠藤周作先生の渾名を書けるのは愛子先生くらいだと思うし、ミキさんがお嫁さんを貰ったのかも気になるところ。
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読書記録です。
はあぁ、笑った、笑った~!
「女性セブン」に載ったエッセイまとめなので、その時読めば「そうそう!そうだよね!!」となるご意見ばかり。
もちろん、遅れて読んでも「私もこの時そう思ったんだよね」とうなづける内容でした。
特に、人生相談へのつっこみがおもしろかった!
昭和生まれの私でさえ、待ち合わせ(日時・場所)をきっちりしない、一緒に遊ぶのにもその場でノリで決めてしまうスマホ世代のこどもたちを見て、「ソレがなくなったらどーすんの?」と心配してるぐらいなのに…
とはいっても、自分自身がスマホを筆頭に便利なものに一番振り回されている中途半端な世代だったりします。
著者の家の2階に住んでいる娘さんの本音も聞きたいなぁ。
お孫さんとのやりとりを見れば、「ったく~」と思いつつ一緒に暮らし続けているお人柄がわかりますけど。
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90歳の佐藤愛子さんが、うるせぇうるせぇと思う日常のあれこれ、読んでて全くだ。と同感してしまうのは、佐藤さんが若いのか、私が年寄りなのか?笑!
んなことで一々ニュースにしてんじゃねぇ。
と、思うような芸能人のスキャンダルから、雑誌の相談コーナー!
グチグチすんな!こんなとこで相談するより本人に言った方が何倍も解決に近づくわ!
と、ごもっとも!笑!!
また、昭和の子供に自殺なんて言葉はあり得なかったのに、ここ最近増える子供の自殺。佐藤さん的に思う平和だからこその害は、昭和からずっと生きてきた人間の確かな視線なんだろうな。と、納得せざる得ませんでした。
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面ろい、元気出る、笑った‼︎
もし⁉︎アタシ、あと、40年生きられて!
90越えることができたとしても。
今のあたしには。
『九十歳。どこがめでたい』
の、タイトルしかでてこない。
ひらき直っちゃう、コノ、タイトル…でしょうね。
反省…
90…リスペクト‼︎
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御年93歳にしてこのバランス感覚はすごい。よくある、年寄りの凝り固まった意見を押し付ける感じでもなく、現代の文化をしっかりと理解しようとする感覚を持ちながらも、チクッと風刺する。かなり頭のいい人だと感じる。時事ネタにも持論を展開しているが、イヤミがなく痛快。「昔はよかった」的な話もあるが、それでも傾聴すべき価値のある話が多い。
恥ずかしながら筆者(直木賞受賞歴あり)の作品は初めて読んだ(というより、お名前も存じ上げず)が、エッセイだけでなく小説作品も読んでみたいと思わせる1冊である。
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「女性セブン」2015年4月から2016年6月まで隔週で連載されたエッセイ。
活字も大きめ、相変わらず読みやすく無駄のない文章で、毒舌もユーモアもさらりと読める。
(愛犬とのエピソードは格別)
「何がめでたい」なんておっしゃらず、まだまだ新作長編も楽しみにしてます。
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老人のグチばかりが書かれているわけではない。それどころか普通のエッセーだ。
ごくごく普通のエッセーと思うのは自分が年取ってきた為?
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時々気が向くと読む作家。
なぜかなぁと自問し、「グチャグチャ飯」を読んで、分かった。
彼女の「鬼の目にも涙」のごとく、その愛らしさがたまらないのです。
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佐藤愛子さんの「九十歳。何がめでたい」2016.8発行です。著者のイメージ、タイトルからどんな毒舌が楽しめるかと期待して読みましたがw、穏やかなごく一般的なエッセイに思えました。「成功していく人はマンガを見て笑ったりしない」には、成功する人は余裕がない人かなと思いました。「長生きするということは全く面倒くさいことだ」には、それはそれとして、喜びと感謝で暮らせたらなと思いました(^-^)
後期高齢者まであと1年、最近は足腰や胃腸の老化を感じるようになりました。大正12年11月生まれの佐藤愛子さん、重ねた歳月が戻らないように、歳月と共に傷んだ肉体ももはや戻らない。めっきり弱ってるそうですが、今年百歳、すごいなと思います。「90歳。何がめでたい」、2016.8発行。スマホ一台で電話、カメラ、時計、ビデオ・・・。もっと便利に、もっと快適にと文明は進歩し、一方で謙虚さ、感謝、我慢などの精神力を摩滅させていく。もう文明を進歩させる必要はない。進歩が必要なのは人間の精神力である。同感ですw!
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佐藤愛子氏のエッセーは、とても、読み易く共感できるところがある。
視点が違えば、なるほど、、、、
普通は、90歳まで健康で生存できたら、他の人から、おめでたい事と、賞賛されるが、本人にとって、どうなのか、、、、
数え年の年齢の数え方や、誕生日が、戸籍上の違いで、2つ存在するなど、、、。
今の若い人には、感じたことのない話盛りだくさん。
昔読んだ作者の本に、遠藤周作氏のカトリックの話や川上宗薫の下ネタ話など面白く書かれていたが、古き良き友達だったのだろう。
この本の中にも登場している。
そして、人生相談の話も、、、、
佐藤愛子氏が、元気で本をかけるのは、この表紙と同様に、活字を読むことが好きで、ニュースを良く読んでいるからだと思う。
出来事に対しての憤りや自分の考えをまとめ、つぶやいているから、高齢であっても、ボケないで、元気なのだと。
我母も生きていたら、作者よりも若いが、90歳を迎えることが出来たら、「おめでとう!」の言葉に「有難う!」と、返事してくれたことだと、思う。
本音を言える佐藤愛子氏と、平凡な母と、どちらが、是非を言えないが、、、、、
作者の毒舌も、この社会への不満、、、、マイナンバーや、修理の出張費、人生相談、いたずら電話など、、、共感得るものばかりの毒舌(?)
犬のタローの話も読んだが、「「グチャグチャ飯」のハナの話で、作者の心優しさが、あふれ出ている。
まだまだ長生きして、今の時代に活を入れるような本を書いて欲しいと願っています。
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3月
祖母が91歳の誕生日当日に購入してきた本。めでたいムードを出してた家族サイドは、ちょっと物議を醸しました、、。
読んだらツッコミが鋭すぎて面白かった。ああ、おばあちゃんはこう思ってるのかもしれない、とか90歳の人の目線になれる。読みやすいし、笑える。
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佐藤さんの考え方、わかるわかると思うのは古いからかな。大切な事をすっ飛ばしてる世の中に堂々と意見してくれる気持ちよさ。
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戦いすんで日が暮れて 著者である。
とても気持ちよく読ませてもらった。
言いたい事を子気味よくバンバン言ってくれて。
私的にはとても寄り添える内容だ。
歳を重ねるというのは、ある意味戦いなのだ。
不老不死の薬なんか要らない
けど、
一定期間若返るとかっていう薬があれば憧れるわ。