紙の本
涙が止まらない
2021/04/28 04:18
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投稿者:れんこんまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
百合の気持ちになっても彰の気持ちになっても涙が止まりません。
たまに涙を流したい時があるので、その時にまた読みたいと思った一冊になりました。
紙の本
時空を越えた恋愛に思わず涙
2024/02/23 23:17
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投稿者:laya - この投稿者のレビュー一覧を見る
離ればなれになっても、お互いを一途に想い続ける百合と彰の2人の姿に感動が止まりません。国を守るために戦地へと飛び立ってしまう彰に寂しさを抱いてしまうけれど、その責任感ある彼の姿もまた印象的で、最後の圧巻の展開は涙なしでは読めません!
紙の本
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら
2024/01/29 16:00
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
母と喧嘩をして家を飛び出した百合。昔に掘られた防空壕に入って一寝入りしたら、戦時下にタイムスリップしてしまう。百合は彰という特攻隊員や食堂のツルさんといった優しい人たちに囲まれ落ち着いた生活を始める。そして彰を好きになっていた百合に彰の口から非情な告白が・・・・・。
特攻隊員に限らず戦争に駆り出された兵隊さんたちやその家族の気持ちを考えるとつらいですね。彼らのような兵隊がいたからこそ今の日本はあると再認識しました。大切な家族を護る為に戦いに行った彰のような人物を尊敬します。
紙の本
涙が溢れます
2023/03/23 11:01
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投稿者:マロママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラストを想像できるのに胸が痛く最後は涙が止まらなかったです。いろいろと考えさせられる作品でした。
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母子家庭で育った中学2年生の百合は、母親にも学校にも、何もかもにイライラしながら、宿題もせず、授業もサボったりしながら生活しています。母親と喧嘩して家を飛び出し、近所の古い防空壕跡で寝て目を覚ますと、70年前、戦時中の日本にタイムスリップしていました。暑くて喉も渇いていますが、町には自動販売機のようなものもなく、気分が悪くなって倒れ込みそうになっていると、偶然通りかかった彰に助けられ、彰が通っている定食屋さんのツルさんにお世話になることになります。軍服を着た彰は、特攻隊員として命をかけて戦場に行くことになっていました。彰に対して、百合は次第に心が惹かれていきます。そんなある日、百合の暮す町にも空襲があり、多くの人々が苦しむ姿を見て、他人によって命を奪われる不条理さに心を痛めます。そして好きになってしまった彰も、命を捧げる出撃命令が出されます。涙なくしては読めないお話です。
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突っ込みたい所だらけだったが、そこは割愛。
読みやすいので、小・中学生が読むのに良いかも。
戦争、特攻隊、タイムスリップもの。
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また、すごい作家に出逢ってしまった。
単に「泣ける小説」というより、著者の戦争に対する気持ちが伝わってくる。
戦争という悲劇を二度と繰り返さないためにも、多くの人に読んでもらいたいと願っている。
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この手の、作者の思い込みが激しい本は苦手。さあ、感動するでしょ?って感じが受け付けない。
私にはライトノベルが合わないんだと思う。
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何気なく過ごしてる今がどれだか幸せか、大切な人が覚悟を決めて死んでゆくのを目の前にしても止められない歯がゆさ、戦争がどれだけの命を奪ったかどれだけの人に絶望を与えたか、この本を読んでいると胸が苦しくてたまらない。今コロナで色んなことを諦める、しょうがないと思う、これもおかしなことだと思ってしまう。戦争もコロナもいらない。彰の分まで生きたいと思ったし、百合のように毎日イライラして訳もなく人に当たってしまうことはあるけど大切な人を失うこと、明日にはいないかもしれないことを思うと穏やかでいようと思える。
戦争の話はあまり得意じゃないけど心惹かれて読んでしまった。しっかり感情移入してしまった。久しぶりの読書だったけど、本の世界に入り込むこの感覚がすごく懐かしかったし、感情がかき乱された。
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40歳になって今更戦争の話、しかも恋愛でって思っていたけど、すんなりと話に入ることができた。さらに、タイムスリップにより、今の感覚を戦争の時代に持ち込み、考え方の違和感を炙り出していたのは共感できました。
自分は戦争の話をあまり聞く機会はなかったけど、鮮明にイメージできるように描かれており、戦争下の生活がどんなものであったのか?置き換えることが出来たとともに、今の時期の平和を感じることが出来た。
あの人たちが生きることのできなかった時間を生きているのだから、無駄にはしたくない。
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あの丘で君とまた出会えたら
中学生である百合は反抗期真っ只中にいた授業をさぼり昔掘られた防空壕で昼寝をしていると戦争時代にタイムスリップしてしまった
何も身寄りがないどこに行けばいいかもわからない暑い太陽の下で倒れる百合、それを後ろから助けたのがあきらである、あきらは近くの定食屋さんのつるさんのところに連れて行く、そこであきらが特攻隊であることを知る百合、現代に帰る方法を見つけようと努力するのだが何も見つからずに百合の生活が始まる。
百合は特攻隊なんて自分を犠牲にするだけそんなことしてもなんの意味もないというそれを優しく受け止めるあきら徐々に距離が縮まる、そのときに街に空襲が襲う百合は逃げ遅れてもうダメだと思ったときにあきらに助けてもう、ここでゆりの丘に出会う。
あきらたちの仲間も定食屋によく食べにくるみんな国のため死ねるならと言っている、特攻の日が残り3日になったときそれを報告に来てくれた。特攻の日が決まりました。ありがとうございます。おめでとうございますとこんなのありえないと怒る百合、しかし1人の隊員が外に出て行ったきり帰ってこない、死にたくないという人がいるのだ愛するひとが故郷で待っていてくれているだから死ねないと百合はそれをみてやはりこんな人もいるのだなと安心する、あきらはじゃあお前は俺の分まで生きてくれとしかし他の仲間はお前は日本の恥、生き恥など心にもないことを言う、百合が「行きたいと思う人を否定する権利なんて誰にもない、生きようとする人を止める権利なんて誰にもない」この言葉が響き誰もいうことがなくなった。
そして出発前日ゆりの丘で2人で星を見ていると最後に言わせてと行かないでという思いをぶつける百合、しかし国のために行くよと言って別れた。
出撃の日百合は行くことが出来なかった鶴さんをお見送りして家にいると手紙を見つける特攻隊の人たちから家族への手紙だそれのなかにあきらから百合への手紙があったそれを見つけたらいてもたってもいられなくなり走り出す百合、行く寸前でゆりの花を渡される百合そこで気を失ってしまって現代にいなくなってしまってごめんとお母さんに謝り学校へ行くと性格とか全て変わったねと言われる百合、一から始めようと頑張っている。
社会か見学で特攻資料館へといく百合そこではあきらたちの隊のものがあったそこには百合の手紙もそれを読むと泣いてしまった百合、あきらは俺は一度だけ特攻隊を辞めたくなったことがあるそれは百合といた時だこんな自分に芯を持っていていい子はいないと生まれ変わったら必ず百合を見つけ出すと書かれてあった。
あきらは特攻でアメリカの艦隊に当たろうとするしかし艦隊の上で男の人を見つけたその人にも家族がいるのだろうと考えたら当たることは出来ずに海の中に沈んだのであった
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私は祖母から戦争について直接聞いた世代。目の前で女性がB29の爆撃で命を落としたり、血で真っ赤になった川を見た人から聞く話では、この小説の彰の言動はあまりにも軽い。人前で愛する人の体は抱きしめられなかった時代。手を握るのもままならなかった時代に、ちょっと内容があまりにも似つかわしくなく、読みながら「著者が戦争時代をもっと研究すべき」と感じた。今の若い子はこれで号泣できるのか。驚いた。実際を知ったら号泣では済まないと思います。そして、戦争観が残念。日本の祖先は、現代で言われているような「酷いこと」をほとんどしていないのです。でも、あの時代では「負けた国はどんな嘘を言われても唇を噛んで我慢するしかなかった」ということを申し添えたい。韓国が言い張っている「悪いこと」を、私たちの祖先はやっていないのです。それを一人でも多くの若者に知って欲しい。やってないことを、やったと言われて(実際は、侵略を防止するための戦争だったのです。韓国には水路を引き、農業を教え、お風呂に入ることを教え、鉄道を引いたのです。その祖先を誇りに思って良いのです。)も、歯を食いしばったのです、敗戦したからという理由で。
ただ1つ、著者に同感するのは、祖先が「未来の日本人のために散った」ということ。私たちは、その死を正しく捉え直す義務があります。だって、日本人の祖先は、本当に美しく、私達のために散ったのだから。
私の父の兄さんも特攻で、無くなりました。17歳でした。
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帯に『大号泣』とあって、そういう場合、9割の確率で肩透かしを食らうのだが、久しぶりに本当に泣いた……。
ラストに賛否両論だったそうだけど、私はこのラストが好きかなぁ。ヒロインが14歳だから、こうである方がいいと思った。
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母と喧嘩の末家を飛び出した中二の百合が、一晩過ごした防空壕から出てみると、そこは70年前の戦時中の日本だった。少女が一人で途方に暮れていても、違和感がない時代。常に死と隣り合わせで、その日その日を必死で生きる。どれだけの人が大事な人を亡くし、仕方がないと涙を飲んだことだろう。特攻隊員たちの言葉に、手紙に、読んでいる字が滲む。戦争は遠い時代のようだがほんの数十年前のことなのだ。この本は、今私達がここにこうして生きているのは、たくさんの人たちの苦しみと犠牲の上に築かれていることを、あらためて気づかせてくれる。
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毎日イライラしながら過ごす中二の百合。
ある日、母親とケンカして家を飛び出し、近所の防空壕の中で一晩過ごします。
目覚めたら、そこは七十年前、戦時中の日本でした。
戸惑う百合を助けてくれたのは軍服を着た彰。彼は特攻隊員として、いずれ命を懸けて戦うことが決まっていた人でした。
彰には百合ぐらいの妹がいるので、百合のことも放っておけなかったのです。
必然の流れとして、百合は彰に惹かれていきます。
戦時中の価値観や、“お国のために”という考え方が腑に落ちない百合は、率直に「戦争に早く負けちゃえばいいのに」と言ってしまいます。勿論、当時はそんなことを大っぴらには言えない時代です。それを聞かれた百合は、憲兵に咎められます。殴られそうになる百合をかばってくれたのは、百合がお世話になっている食堂のおばさん、ツルさんと彰でした。
そして予想通り、切ない展開が待ち受けます…。
現代に戻って、命の大切さや、学べる自由、普通に暮らせることの幸せを知った百合。
そして読むことが出来なかった手紙を目にした時、彰への想いが溢れます。
戦争について語り継がれる機会が減っている今、若い方がこの本を読んで、考えるきっかけになればいいと思いました。
もうちょっと上の世代の私には、少し物足りなく感じてしまいましたけれど…。
ただ、ラブストーリーとしては、きゅんきゅんしました。