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最近、図書館に入るIT系の読み物が人工知能本ばかり。
もちろんこれもその一つなのだけど、この本は160ページしかなく、軽く読むことができた。
それでも、いろいろな視点から書かれており、利用例はもちろん、技術的な話や将来的なことまで書いてあって、面白かった。
人工無能についても書かれており、名前からして低レベルの技術なような気がするけど、実際はそんなことはなく、目指すことは人工知能と同じで人間はどのように思考しているのかを究明する方向性にあるのだとか(違いは、人工知能は人間の思考を模倣しようとしており(ボトムアップ式)で、人工無能は人間の表層的な会話を模倣している(トップダウン式)だとのこと)。こっちのほうが興味深かった。
囲碁のトッププロに勝ったAlphaGoという人工知能ソフトについても書かれてあったのだけど、このソフトはCPUを1202個、GPUを176枚を搭載しているらしい。パソコン程度の端末で勝つ日はくるのだろうか。
自動運転のカーレースにも書かれてあったけど、今の会社の社長がこういうのに興味があるらしい。うちの会社でも関わっていきたいと言ってたけど、どうなるのだろうか。とりあえず、「Roborace」という名前だけでも覚えておこうと思う。