投稿元:
レビューを見る
久しぶりに行動経済学の本を読んだ。満足。
第20章は組織論と個人(インデックス)投資家へ特にオススメ。
バリュー投資家には第23章がオススメ。
投稿元:
レビューを見る
従来の経済学は最強の社会科学らしいのだが,偽なる前提から始まる論理体型体系なので,何を言っても真なので,およそ科学とは言えない。このとんでもない経済学をまともな学問にしようとしている流れの一つが行動経済学。とんでもなく間違っている従来の経済学の理論の馬鹿さ加減が分かる。こんな人たちが政策に口出ししていいのだろうか?
マクロ行動経済学というのが必要なのだが,これはなかなか難しいらしい。
原題は MISBEHAVING The Making of Behavioral Economics なのだが,なぜ「逆襲」になるのか意味不明。編集者?訳者?どっちがこんな日本語タイトルにしたの?
投稿元:
レビューを見る
行動経済学の発展を当事者の立場からたどる。たんなる行動経済学の紹介をする本とは違い、異端視されていた黎明期から、無視できない地位を築くまでの足跡をたどれるようになっている。とくに本書では、「エコン」(経済モデルが想定する合理的な人間像)の牙城と見られていたファイナンスの世界に、多くのボリュームが割かれているのが特徴だ。
自分が行動経済学に惹かれるのは、自分を含む「ヒューマン」がつい犯してしまいがちな罠を、あらかじめ知っておくことが有益だと考えるからだ。本書でも、実利のある知見はいろいろ得られる。たとえば(すくなくとも米国においては)株式投資のプレミアムは大きいということだとか、グロースよりバリューのほうが戦略としては正しいだとか。まぁ、でもそうした「実利」を求めるならもっとコンパクトにまとまったものがある。本書の価値は、ユーモアのある著者の語り口に乗せられつつ、たのしくこの分野の発展を理解できるということになるだろう。
投稿元:
レビューを見る
2017年にノーベル経済学賞を受賞した、著者による行動経済学を追い求める一代記です。エコンという常に合理的な判断を下すという前提の経済学ではなく、ヒューマンには失敗が付随するとして、より現実的な経済学を追い求めた著者の実体験を著しています。具体的な実験を重ねて、人の経済的行動を緻密に調べ上げた結果がよく分かり、個人的にはとても興味深い一冊でした。
投稿元:
レビューを見る
ノーベル経済学賞を受賞した著者だが、ぐうたらな人間と自身を称しておられる。謙虚!
行動経済学ってなんじゃらほい、と読み始めたが、我々の生活に密接した学問であるのだな。とてもわかりやすくおもしろかった。
投稿元:
レビューを見る
先ごろ、ノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラーによる書。行動経済学の発展を、自身の研究半生を振り返る形でまとめられている。誰と会い、どこから着想を得、どう行動したか、研究者の人生が垣間見える。500ページ近い大著だが、ちょいちょい笑わせてくれ、読みやすい。これで2800円はお得。
投稿元:
レビューを見る
行動経済学の本って、オレにとっては、読みにくいんだよなー。
従来の経済学の形式に慣れてるからかな。
それとは、違うんだよね。
従来の経済学の前提となってる仮定が間違ってる、というのは以前からずっと言われてきたことだし、オレもそう思っていたし、そこはよく分かるんだけど。
投稿元:
レビューを見る
伝統的なミクロ経済学では、完全合理性、最適化、均衡が前提条件で演繹的な理論。数学や物理のような体系的な科学のように見えて、何か胡散臭い。一方、行動経済学は、その前提条件に疑いを持ち、ランダム比較実験や自然実験でまさに今のデータから結果検証しようとする。その対比、論争がすごく面白い。
投稿元:
レビューを見る
ノーベル経済学賞を受賞した作者による受賞内容に関する一般者向けの本で、自分の研究履歴を振り返りつつ、行動経済学の進展を説明している。この分野へ入る切掛けは、やはりカーネマンとトベルスキーである。
作者は経済学者なので心理学より経済学に重心を置いてきたが、経済学の重鎮からは冷たく辛く当たられたようだ。アメリカにおいてもだ。
21世紀になってようやく少しずつ理解者も増え、「ナッジ」を出版してから諸外国でも政治に活用し始め、”行動科学”として認知されている。
経済よりも心理学として効用が先に実用化されたというのは、作者にとってはカーネマン/トベルスキーを超えられなかったという気持ちがあったのではないだろうか。素人門外漢の勝手な憶測だけど。
投稿元:
レビューを見る
仕事で必要になり、急遽ななめ読み。
話題の行動経済学について、概略はわかったかな。
なるほど、な内容でした。
投稿元:
レビューを見る
紹介されている本で興味を持った本。
◆アトゥール ガワンデ 『アナタはなぜチェックリストを使わないのか? 重大な局面で"正しい決断"をする方法』(晋遊舎) http://amzn.to/2F3WY72 p488
◆リチャード・セイラー『実践 行動経済学』(日経BP社)
原題『Nudge(ナッジ)』
「リバタリアン・パターナリズム」
http://amzn.to/2F01YK2 pp445-450
◆D. A. ノーマン『誰のためのデザイン?』(新曜社)
http://amzn.to/2oAzr6Q p450
キーワード
「メンタル・アカウンティング」「セルフコントロール」「公正」「ナッジ」
投稿元:
レビューを見る
なんとか読み終わりましたが、ちゃんと理解できるかは疑問な感じの斜め読み。
行動経済学に至る時系列的な書かれ方になっていたけど、僕としてはもっと要点というか、法則というか、まとまった系統立てたものとして読みたかった。
たぶん、そんな本もあるんでしょうけど。
投稿元:
レビューを見る
著者は「ナッジ」でお馴染みの経済学者。経済学を心理学と協働させた奮闘記。
経済モデルの大前提の一つ、合理的期待に基づいて行動する人間を「ホモ・エコノミカス」、略称「エコン」としちゃうセンスに引きずられて読み進んだ。あ、ちなみにフツーにあるあるな我々は「ヒューマン」ね〜。
学生から貰ったキッチンセーフに「当然ながらカシューナッツを詰め込んだ」セイラー教授がチャーミング。
あと、大学で「研究室の割り当て」なるものが、どれほどの重きを置かれているのかを知ってビックリ。象牙の塔の住人の本性見たりでニヤリ。学者も所詮はヒューマンなのね。
投稿元:
レビューを見る
2017年ノーベル経済学賞受賞者、リチャード・セイラーの自伝的行動経済学解説。心理学者リチャード・カーネマン、エイモス・トヴェルスキーとの出会いから、最新の行動経済学の成果まで、著者自身が切り開いてきた行動経済学約40年の歴史を辿る。
すべての人間が合理的に、自分の利益を最大化するように行動するという前提を置く主流派経済学では現実の世の中で人間が実際に取る行動を説明できないことに気づいた著者は、心理学の手法を応用した実験を積み重ね、その結果を根拠に理論を組み立てる行動経済学という新分野を確立した。
行動経済学の主張は主流派経済学の主張と相容れない部分が多く、長い間異端とされた。しかし、少しずつ賛同者も増えてきて、いまでは経済学のひとつの大きな分野として認められるまでになった。
わかりやすく、専門でなくても直感的に理解しやすい実験内容を豊富に取り上げながら、「実際の人間はどう行動するのか」と解き明かそうとする行動経済学の進化と、行動経済学が明らかにする結果をなかなか受け入れようとしない主流派経済学者との闘いは、著者のユーモアたっぷりの話の進め方もあって非常におもしろい。
それにしても、著者のリチャード・セイラーという人は、この人自身がとてもおもしろい人に違いない。やっぱり、ノーベル賞を取るような人物は、その実績だけでなく、その人自身の人柄も凡人とは違うという感じがするなあ。
投稿元:
レビューを見る
【由来】
・
【期待したもの】
・
※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
・
【ノート】
・330.019/THA
・サラリと読んだが自分にはイマイチ面白そうに感じなかった。
【目次】