紙の本
「考えて動く」から「感じて動く」という姿勢の切り替えが「できる人」への第一歩です!
2019/05/21 07:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、超一流の人たちがアクティブラーニングを使って、積極的な行動力をつけているということを教えてくれる一冊です。私たちは一般的に、「考えてから動く」という行動様式を身に付けていますが、それを「感じて動く」という行動様式に変えることで、超一流のビジネスマンがとっている積極的な攻めの行動になるというのです。目からウロコの発想を学び、私たちも超一流の仲間入りをしてみませんか。
投稿元:
レビューを見る
世界の一流ビジネススクールで重視されている教育方法が、この本で紹介されている、インプロ教育(インプロビゼーション=即興)で、想定外への対応力を高めるのに有効な様です。
どんなピンチもチャンスに変える現場力がポイントのようです。そんな魔法のような方法は知っておいて、いつか役に立てたいと思いました。
以下は気になったポイントです。
・アメリカの大学入試は、日本とは異なり、すべてオンラインで行われる。受験者がひとつの会場に集まって筆記試験を受けることは無い。共通テストのスコア、学校の成績、活動実績、エッセイ等をオンラインで提出して、合否を受け取る(p27)
・既存のものにひと工夫を加え、魅力的な創作物にする力が評価される(p28)
・失敗のない環境では、「できるか・できないか」ではなく、「やるか・やらないか」だけが求められる(p35)
・2011年にアメリカの小学校に入学した子供達の65%は、大学卒業時(2027年)には今は存在していない職業に就くと予想された(p41)
・何か行動するときに、ひとりよがりでは何の成長もない、他者の存在が大きい(p57)
・自分のやりたいことをやりながら、他者の共感を生み出すことができれば、それは自己成長につながると同時に、豊かに生きることにつながる(p58)
・少しでも「いいな」と感じる方向に向かって行動することが、希望を演じることにつながり、やがては自分のビジョンを形成する(p66)
・アクティぐラーニングとは、地図ではなく、コンパスを持つための学びである(p69)
・超一流のアクティブラーニングとは、捨ててみる、こと、執着心から解き放たれた「囚われない心」を持つ、過去の業績に満足せずに、挑戦し続けること(p83)
・話し方や論理展開に多少の難があっても、相手に対する親近感を前提に言葉を伝えれば、理解を超えて心に響く。(p93)
・何から何まで書く、とは、1)自分自身の思考のプロセスを明確化、2)曖昧な感覚を言語化するトレーニング、3)新たな考え方、発想が生まれる、4)自分への自信を増幅させられる、5)アンテナを張って生活できる(p105)
・問題があることを前提に、オープンなやりとりを通じて同時並行で解決する集団が強いチーム(p109)
・想定外は、いつでも起こり得るものとして行動する(p114)
・すべてを「肯定文」で受け止め、「イエス・アンド」を返してみる(p118)
・自分の値段を聞かれ、素直に値段だけを答えるのではなく、答えの「たとえ」を加えて、話題のステージを高める(p123)
2016年9月25日作成
投稿元:
レビューを見る
題名で手にとらせて、でっかい字でかかれたフレーズをさらっと読むスタイルの本です。
ただし、著者がしっかり「アクティブラーニングとはなにか」を分かっているので、出典のよくわからない個人的意見を押しつけられるようなことはありません。
なにが「アクティブ」なラーニングなのかの雰囲気も含め、イメージがつかめました。
一方的に話しを聞くやり方だけを否定し、お互い知識がたりずよくわからない状態のまま形だけディスカッションさせるのは無駄な時間を強いることだと、読んで納得できます。
予定調和で、答えが分かっているような「お題」を提示したり、出てきた意見に形だけの「評価」をするのは本当に無駄だと思います。
人があつまり、同じ時間を共有して何かをすることは、とても貴重なことであるはずです。
「行動することをベースにした学び」を現実にする場づくりをしなくては、と感じさせられました。
あとで気がつきましたが「青ペン勉強法」の著者さんでした。
あの本を読んで以後、今でも青ペンで勉強しています。ひょっとしたら、「相性のいい」著者さんなのかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
その場で即興で対応できる力、そんなクリエイティビティがこれから求められる力。そんな時代がしばらくあるのだろうけど、その流れはたぶん別の新しい力の不足と要請を呼ぶのだろうなと感じた。
投稿元:
レビューを見る
最初は、アクティブラーニングはこうやって学ぶということを、一つひとつ説いてくれる本だと思っていました。しかし読めども読めども方法論はなく、「こういうふうにするといい」的な書かれ方だったのです。
なので、ちょっと期待していた本とは違うなと思っていたのですが、最後の方で紹介されていたセルフトレーニングを読んでいた時、気がついたのです。
この本自体が、ちゃんと教材になっていること。想定外の作りになっていたことに。
当初は半信半疑で読み進めていましたが、再読して改めて新しい気づきに変えようと思いました。