サイゼリヤ創業者である正垣泰彦氏の外食産業の指南書です!
2018/12/19 09:42
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、低価格、高品質で圧倒的な人気を誇る外食産業のサイゼリヤを創業した正垣泰彦氏による外食産業の指南書です。彼は同書の中で、自分のレストランの品をおいしいと言ってはいけないと言います。なぜなら、そういう仮定に立てば、お客が入らないのは景気が悪いとか、お客が悪いと、その原因を外側にあるものと決めつけてしまうからだと説いています。したがって、彼の経営哲学というのは、従来のように「よいものは売れる」という発想とは全く逆にあることが分ると思います。非常に興味深い内容であると同時に、示唆に富んだ一冊です。
失敗から成功をつかみとる!
2020/08/31 08:41
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投稿者:yu_ki - この投稿者のレビュー一覧を見る
サイゼリヤに行きたくなる本。最初は小さなお店だったことに驚くものの、そのお店が燃えた!ことには更に驚きました。要は薄利多売。なのですが、儲からないから相場の7割値引きをしてみたというやり方に相当な勇気を感じます。やってみること、人の意見に耳を傾けること、著者はすごいです。ちょうど、サイゼリヤから客足が遠のいているという記事が出ましたが、この本を読むと、この危機も乗り切るのではと期待。結果はいかに。機会があったらサイゼリヤでパスタを食べてみたいです。
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正垣会長によるサイゼリヤ発展の歴史。経営状態を具体的に数値化して改善してきたり、経営理念に立ち戻ってストアコンパリゾンしながら思い切って改革したりと、胸がワクワクするような話だった。理科大の経営工はこういうことを勉強できるのだろうか? ただ、サイゼリヤの利他精神は日本が豊かになろうとする機運にうまく乗っかることができたからこそ成功したのだと思う。今の日本には、もっと豊かになろうという意識はあまり無いと思うので、この本に書かれたままを実践することはあまり良くないだろう。ただ、今の日本で未発展のサービス業…たとえば障害者福祉…にこの本のエッセンスを応用出来ないかな、とは夢みてしまっている。
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(エッセンス)
・お客様本位
・金儲けでなく、社会貢献ありきが商売の在るべき姿。明確なビジョンの提示、サービスを提供する側も受け取る側も幸せになれる組織作りを。
・失敗も成功もない、そこにはいつも実験結果があるのみ。一喜一憂せず飽くなき成長への試行錯誤を繰り返すべし。商売は科学的な実験と検証により大きくなる。
・うまくいかないときに外的要因のせいにしない。無駄なコストの削減が大切。
・数値化、標準化、分業。それらの仕組みづくり。
・なぜ自分はそれを問題と考えるか?を考える癖づけを!
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サイゼリヤ創業者、正垣康彦氏による外食経営のノウハウ。
・おいしい料理はお客様の決めること。
売れてるのがおいしい料理。
・商売とは、誰かの役に立つということ。
役に立つことが商売のチャンス。
・物事を前向きにとらえること。
・流行に惑わされない。核商品を作り、磨き続ける。
等々、経営のみならず、人の生き方にも繋がる視点が
多い内容です。
読んだきっかけは、創業時のサイゼリヤで初めて
イタリア料理を食べて、安さとおいしさに感動したから。
現在でも一号店は保存され、イベント時に一般公開する
ことがありまして、今でも使えそうに清潔で綺麗な
店内が印象的でした。
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サイゼリヤ、すげえ。
そして、商売人の性のほうが心に響く。
小麦やめてからと、分煙だったので、一度行ったきり、行ってないけど、肉もあるから行きたくなった。そのうち、禁煙になるようで。
さらっと読める分量ながら、気づきの多い本でした。
監査という業務の教育システムをつくれるか、つくらねば。
・前向きに、楽しく、正しく。他責では改善はない。
・安易なひらめき、短期的なアイデアと生産性(阻害するから、どっしりじっくりってこと)
・仕事と教育(できないのは、手順も明確でなく、教える仕組みもないこと。人を原因にする前にやることがないか)
などなど。
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表題のとおり会長さんの信念が散りばめられてます。
書かれていることはシンプルかつ具体的で、連載物をまとめてるのでテンポよく読めました。
知ってる会社の経営哲学に触れるの面白いな。
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サイゼリヤ、そこまでこだわっていたのか、となる本。
野菜は種から、牛乳は牛から手掛けている。野菜の運搬時の品質管理も徹底的にやる。
利益が目的ではなく、理念の実現こそが大事なのであり、そのための利益確保という観点や、自分が正しいと思わない、ありのままに物事を見るという(自分は物事を分かっていると決して思わない)事など、制約条件の理論(TOC)との共通点が感じられる。
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【概略】
「自分の店の料理はうまい」・・・と、思ってはいけない。それは、何故か?1967年、大学生の時に出店した第1号店「サイゼリヤ」は、最悪の立地、さらには客同士の喧嘩で石油ストーブが倒れ、店が燃えるという、波乱万丈のスタートから始まった。そこから1,000店近く、さらには海外まで進出する状態に至った「サイゼリヤ」・・・その秘密とは?
2018年12月19日 読了
【書評】
立ち上げ中の「ことのはトーストマスターズクラブ」の第3木曜日の例会「ふわふわ例会」でのテーマ「ビバ!サイゼリヤ」の材料で、なにかヒントになるものはないかと読んでみた。
思った以上の収穫・・・いや、スピーチの材料というよりは、自分のビジネスに対する姿勢やマインドの部分に収穫。失敗というものに対する姿勢、そして、売上というものに対する姿勢、さらには「儲ける」と「儲かる」との違い、非常に参考になる。
正垣さん、凄く理系マインドというか、この辺り、自分に圧倒的に不足している点。今後、どうやってこの箇所を育てていくのか?はたまた、どういう人材を自分の周囲に置けばいいのか、課題として感じたなぁ。
肝心のスピーチにおける材料は・・・うん・・・きっと、うまく使えるハズだ。もうちょっと考えてみよう。
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サイゼリヤ創業者の経営姿勢。数値目標の設定,習得すべき技術の細分化などの着眼点もさることながら,それを導くのは志(客を喜ばせるという理念)なのだと感じる。
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きわめて理詰めな経営論。
サイゼ飲み、という言葉も生まれるくらい、
お手頃価格なイタリアンがいかにして
生まれたのかよく分かる。
ある現象が起こったことについて、
なぜそれが起きたかを考えるだけだなく、
そのことについて自分の中に起きた
思考や感情に対しても、なぜ?と問えというのは
深いと思った。
新しいことを始めるより、
いま当たり前にやっているけど
効果が薄いことを止めた方が、
改革の効果は高いけど難しいという
指摘も、なるほど、と感じた。
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経営の目的は、お客様に喜んでもらうこと社員に喜んでもらうこと...。
シンプルなことに行き着くには、氏が50年、積み上げてきたからこそ言えるものだのだろう。
キモはやはり労働生産性ですね。
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飲食店経営に興味がある方は必読。
その他のビジネスマンにも役立つTipsが豊富(所感としては5割は前者向け)
・時間を作る基本は「整理整頓」
・売上増加よりコスト削減に注力
・異常事態は従来のやり方を変えられるチャンスという意識を根付かせる
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飲食業界の人に向けての本ではあるけれど、お客様のため、従業員のため、という考えは、どのビジネスにおいても重要だなあ、とひしひし感じた。
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サイゼリヤの経営哲学が惜しげもなく披露されてて、しかもエンジニアにとてもわかりやすい形で書かれている。雑誌連載ということで、各章はコンパクトにまとまっている。いくぶん繰り返しがある。在庫、商圏、回転率と商品像のありかたや、各部門におけるKPIの設定と責任のとりかた。オペレーション。大変参考になりました。