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紙の本
見事な女優魂
2016/10/19 07:54
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅丘ルリ子は美人である。
おそらくほとんどの人は異論がないのではないかしらん。
特に少女時代の彼女のかわいらしさといったら。
そんな浅丘が銀幕にデビューしたのは中学3年生、1955年である。つまり、女優として浅丘は還暦60年を迎えたことになる。
日本経済新聞の人気コラム「私の履歴書」にその芸歴や交友関係を赤裸々に綴ったのは2015年7月。きっとその一か月を浅丘のファンだけでなく、浅丘が活躍した映画とともに成長した人たちは懐かしい時間を過ごせたのではないだろうか。
この本はその「私の履歴書」に加筆、さらには映画監督山田洋次や俳優の高橋英樹、近藤正臣との対談、そして浅丘のファンにとっては垂涎の「出演作品」一覧が収録されている。
新聞連載時でも話題となったが、浅丘は小林旭と結婚寸前までいったことがある。
残念ながら、成就というところまではいかなかったがその後浅丘は石原裕次郎や映画監督蔵原惟繕への思いを素直に綴っている。
当然多くの人に読まれることを想定し、関係者もまた多くいるだろうが、浅丘はこれらのことを綴ることで、女優であることを全うしたような感じがする。
恋愛もせずに、女優にはなれない。
浅丘にとっては、人を愛することも演じることへの肥やしだったのだろう。
昭和の時代を華やかに彩ったスターたち。
ここには浅丘ルリ子という大輪とともに石原裕次郎、小林旭だけでなく勝新太郎、高倉健、渥美清といった昭和のスターたちの横顔が美しく描かれている。
芸能史、風俗史としても貴重な一冊である。
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