紙の本
ホラー系かと思いきや。
2017/01/14 22:24
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
武家屋敷、死体消失、ミイラと聞けば、ホラー系かと思いきや、そうでもなかったです。謎解きも納得感があり、本格ミステリーといってもいい内容で、スラスラと読みやすかったです。おそらく最後の手紙がミソなのでしょうが、個人的にはこの最後の一章が逆に分かりにくくしてしまったかなぁと。しかし、お金の魔力は人を狂わせるということがよく分かるお話でした!
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呪われた屋敷で起こる世にも奇妙なホラーミステリ
孤児院育ちの美女の生家を探す依頼を受けた弁護士・川路。唯一の手がかりは、20年前の殺人について書かれた日記のみ。友人の那珂の助けを借りて突き止めた先は曰く付きの屋敷だった。そして新たな殺人が……。
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冒頭読み始めた段階から「あ、これ私の好きな奴だ」と確信させる、ワクワクの読書でした。文庫化にあたって大幅加筆修正されたらしく(ノベルズ版未読でして…)そちらとの比較はできませんが、文庫版単品で読む限り、文章、描写等々ストレスに感じるところはどこもなく、すらすら読めました。
最初に提示された謎が、かなり早いうちに解決しちゃう展開に「おおおお、このあと(残りページこんなにあるのに)どうなっちゃうの」と思わせておいて、まだまだ襲い来るネタと展開の数々。面白かったです。
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やりすぎミステリに相応しい内容。
死体消失、入れ替わり、地下室の消失、死体移動、蘇り、とこれでもかとばかりに色々と出てくる。最後にはキッチリとオチがつきドンデン返しも有り満足。
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やりミス(やりすぎミステリー)と言われている作品。孤児院育ちの女性から生家を探してほしいとの依頼を受けた弁護士の川路。友人の那珂の助けを借りて、唯一の手がかりである日記から生家を見つけるが・・・
序章の日記の内容から一気に目が離せなくなった。生家を見つけるのがメインかと思ってたらあっさり見つかりびっくりしたけど、すぐ次から次へと謎が出てきてどっぷりと作品に引き込まれてしまいました。続きが気になって平日読むんじゃなかったと後悔してます。作者のほかの作品も読んでみたいと思います。とりあえず今は★は4つで。5つ付けてもいいけど、まだ今年は始まったばかりなので・・・
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謎とガジェットてんこ盛り。やり過ぎ、詰め込み過ぎと言われるのも頷ける。かと言って、ごちゃごちゃした感じにもならず、どんでん返しもしっかり効いている。
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ありえない現象を可能にした「とんでもトリック」満載の“やりミス”(やりすぎミステリ)は本作も通常運転。早々に推理は挫折、もうそのとんでもなさを楽しんでやろうへシフトチェンジwあまりに手が込みすぎてて種が明かされてもスッキリ感は薄いwでもなんだかんだで結局、横溝テイストあふれる小島作品の雰囲気が好きなんだな~。
全てが判明してから瑞希さんの依頼動機を聞く場面を再度読み返すと、思わずグッとこみ上げる。もう一人の隠れた主人公のせつない胸中に思いを馳せてしまった。
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てっきり館物かと思いきや、、、。
ジャンル的には作中作がキーになる作品。島田荘司の『ネジ式ザゼツキー』、三津田信三の『山魔の如き嗤うもの』の構成に似ている。
面白かったが、動機がちょっとなぁ〜。
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小島正樹『武家屋敷の殺人』読了。
孤児院育ちの女性からの生家探しの依頼。その裏には殺人、怪しい武家屋敷、謎の日記、ミイラ、死体消失、首切り死体、江戸時代の乱心騒ぎ、と「やりすぎ」なくらい謎が詰め込まれている。
物理トリックも心理トリックも山盛りにしてあり、それらと謎がしっかりと繋がってオチるのが気持ちいい作品。少々強引なところも個人的には好きだった。
本格のあるあるというか、しっかりコードを守った上で何重にも罠を仕掛けている、そういった丁寧で王道的な一面がある。しかし謎の量は王道のそれを遥かに凌駕し、飽きさせない構成の技巧の上に成立している。
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なるほど、詰め込みすぎって、このことかー!!
冒頭の日記が早々と解決したと思ったら、ひっくり返るし
めでたしめでたしって思ったら、差し込んでくるし
いろいろ細かいなぞなぞ散りばめるし
中盤ちょっと中だるみしたけど、久しぶりに分厚いやつ一気読みしてしまった
満足満足、おなかいっぱい。
次は短編読もー
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トリックも謎もほんとにてんこ盛りで、クライマックスでは底が何度も抜ける。この展開だと、読後感は悪くなりがちだが、そうならないことも評価したい。
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てんこ盛りすぎて何度も日記と本編とを行ったり来たりしました。
家をつきとめる推理はなるほど~と感心しました
怖すぎる内容とトリックで面白かったです
江戸時代の話も怖かった
那珂さんの太宰府の母のはなしは??でした。
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壮大なミステリーだった❗ちょっとページ数がって躊躇してる人大丈夫ですよ。スラスラいけてこれは面白い。
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どんでん返しに次ぐどんでん返し、そして不可能犯罪に次ぐ不可能犯罪といった、本格ミスチリーの魅力が盛り沢山で面白かった。個人的には島田荘司御大の後継者、というイメージが湧いた。最後の探偵の依頼人への気遣いも良い余韻だった。