紙の本
勉強になる100講義
2016/11/06 22:52
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投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
特に納得した講義を3つご紹介。
成長したものはいつか衰える。
流れに逆らわない。空気を読む。それが日本人の絆。
「百パーセント」というとき、母数が何かを確認しよう。
日常生活で何となく疑問に感じていることの答えを提示
していたり、見落としている”本質”に触れることが出来た。
良書である。
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正論が罷り通らない人間や社会に,一人ぐらいもの申す人が居ても良かろう,というスタンスか.言ったからといって何かが変わる訳でないことも織り込み済みの,これぞtweet.
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質問者は相手の好きなものについて、実はどうでも良くて、相手がどれだけ自分を気遣った回答をするか観察しているだけなのだ。⇒森博嗣が丸くなっておる!
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見開き2ページで一つの講義が読みやすい。探偵ガリレオの湯川教授を地で行くような理系で合理的考え方をする著者。全てを真似はできないが、参考になることも多い。本作はシリーズ第四作とのこと。他のシリーズも読みたくなった。
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無駄なことは良くない、粗いことは良くない、ぶれることは良くない、といった一般的に良くないとされることに対して、それらは本当に良くないことなのか?と考えられる。
自分の頭で考えるということをすれば、大体人と別の意見が出てくる。
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なるほどなぁ、と思うことが沢山で、改めて日頃から思考することを忘れてはいけないなと学ばせてもらった本でした。奥様とのやりとりがくすりと笑えて面白い。100個目の講義の「相手に対する要求はしない。ただ、自分にできることで対処しようとする。そういうふうに生きてきた。」という言葉が、100の講義すべてに通じているように思った。シリーズの他作品も読みたい。
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「つながらない」
ことで、見えるものがある。
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ミステリー作家、森博嗣さんの「100の講義」シリーズ。
ひとつの見開きに、ひとつのテーマ。
100収められています。
小説から受ける印象通りです。
面白くてだけどいくつかの視点を持っていて、
言葉は落ち着いていて淡々と入ってくる。
熱いものとかハートフルとか続けて読んでいる時に
クールダウンとして読みたくなるんです。
本書を読んだ人は、
「なるほどなあ」とか「そういう見方もある」とか
何かしら印象に残るテーマがあるのでは。
36)ブログを書き続ける人がずいぶん減ってきた。
37)他者を意識した自己感情、
その体験がネット時代の基本。
49)できるだけのことをするというのは、
できないことはしないという意味。
69)エッセィは、どうしたって
「おやじくさい」ものだ。
私はこの辺りが印象的でした。
時々はっとさせられて、
痛いところを突かれた気になって、
くすりと笑えてページをめくる手が止まらない。
今は積読がたくさんありますが、
ちょっと落ち着いたら、
シリーズ再開でミステリーも読みたいと思います。
(シリーズものは全部読みたくなるので、最近止めてます。苦笑)