いるよね、こういうひと。
2019/09/27 10:47
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投稿者:みんと - この投稿者のレビュー一覧を見る
息をして吐くように、なんにも意識せずにほぼ全ての女性の気をひく男のひとっている。
それがこの物語の主人公のひとり。もうひとりの主役は、そんな弟とは対照的に
自分の気持ちを安易に相手に伝えない硬すぎるほど真面目な姉。
正反対のふたりだけど、アモーレというイタリアンレストランを繁盛させて生きている。
様々な男女が二人のレストランに現れ、消えていく。
美味しいレストランに集まる人々の思惑と人生と恋愛が日々過ぎていく。
長く生きてると、恋愛上手の意味が必ずしも、もてることではないと気がつくけれど
そのことを、こんな風にきっちり文章にしてくれた小説ってあまりなかった。
フランス映画みたいな素敵な作品です。恋愛は沢山出てきますが作者が書きたかったのは、恋愛を通して見える人々の人生なんだと思う。
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物の誰一人として理解できないし、共感する部分もない。
料理もなあ、名前出されても想像できないし。
美味しいんだろうけど。
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こういう料理出てくる系小説って読んでると毎回お腹空く(笑)あたしもアモーレの常連客になりたいなぁ‼︎
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読んでいるとおいしいイタリアンが食べたくなる本。
なかなかこういうお店、ないんですよね、気軽に入れるけど本格的な料理を出してくれるようなところ。
イタリア旅行で食べた料理がチラホラでてきて、あぁ、食べたい…と思いました。
料理の話題と同時に描かれているのが、このレストランのイケメンシェフの私生活。
もちろん、私もイケメンは好きだし、興味はあるけれども、この一冊の中では、それほど魅力的に感じなかった。
この男との関係を拒む女性客は来ないのか??と思ってしまった。
まぁ、私もイケメンは好きなので、気持ちはわからなくもないけれど…
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読み始めてすぐに気がついてしまいました。ごく個人的なランキングの「2000年代一般人部門1位」の人と、「2010年代一般人部門1位」のひと(それぞれ別の人なんですが)と
杏二さんを表現する描写がとても似ている=読み始めてすぐに、この男には近づいたらやばい(好きになっちゃう)と感じ、初子ちゃんの登場には心が疼き(たぶんお店で座る位置も同じだ)気がついたら読了していて、ほらやっぱり、夢中になってしまったと照れ笑いしています。不毛な男たちは美味しいものを作る。本当に。(2000年代はカレーが上手だったし、2010年代はパティシエだ)無責任にきっぱりと答える。本当に。荒野先生はなんで知ってるの?と思いながらズキズキ、ドキドキ、そして結局キュンキュンしました。
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イケメンシェフとその姉がやってるビストロを舞台に、
二人の恋愛と料理のお話し。
料理面は、オイシソウですが、
恋愛面は、イケナかったりドロドロだったりもあるので、ご注意。
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姉弟でやっているリストランテ アモーレ、彼ら二人と常連客達の物語。
イケメンで料理の腕もいいけど女関係が緩すぎるシェフと、片思いが客にまでバレている空回りの多い姉。中心の二人に限らず出てくるキャラクターは皆二股かけていたり空気が読めなかったり多数の中の一人に甘んじていたり打算的だったり。皆色々残念な人達。
Mの登場とその背景が唐突過ぎてラストが今ひとつスッキリしなかったけれど、料理の描写は美味しそうで読んでいるととてもお腹が空く。
その割にこの手の設定に有りがちな料理が人を癒やす物語ではない所が面白い。
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献本企画で知った作品。
残念ながら、企画のもう一方の本に応募したため
こちらは図書館にて。
姉弟でやってるレストラン
イケメンで料理の腕がよく、女好きの弟と
あまり顔は似てない(?)ださくて空回りの多い姉。
お料理の名前は出てくるけれど、
あまり調理のこととか、料理の詳細はなくて
お客さんの女性をたらしこんだり
師匠とお姉さんのことだったり。
あまり料理の話って感じではなかったです。
途中、電話の声だけ出演のMさんが、最後の章で主役となってでてくるのですが
状況が不思議で唐突で、よくわからないラストでした。
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隠れ家的イタリアンのイケメンシェフという設定は素敵なのに読んでいくうちにどんどん陰鬱な気持ちになっていく不思議な話だった。
どの登場人物にもいまひとつ興味が持てなかったことが原因か。
その興味なく知らない人たちに視点がころころ変わるのもちょっとついていけなかったな。
唯一カバー絵が良かった。
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美味しそうでうっかりパスタを作ってしまった。
アモーレの姉弟を中心にした恋愛物語。
少々イライラとする恋愛模様。
プレイボーイ過ぎる男たちに振り回される女たち。
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最後まで主人公がどういう人なのか分からなかったです。最後のエピソードは余計だった気がします。今まで読んだ井上荒野さんの小説と比べて分かりにくかったような。
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美味しそうな料理の表紙につられて読みましたが、料理より登場人物たちの恋愛模様の方が気になってしまいました。
女たらしのイケメンシェフの弟・杏二はダメダメでしたが、真面目で不器用なお姉さんの偲さんが幸せになって良かったです。
結局、皆さん杏二のもとを去っていく…収まるところに収まったのかなぁ…。
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「アモーレ」という目黒にある小さなリストランテ。
そこのシェフである杏二と偲の姉弟。
女たらしの杏二目当てにやってくる客たち。
本日のメニュー1から11まで美味しそうな料理と客たちのおりなすお喋り。
沙世ちゃんという、杏二に積極的にアピールをしながら、会社の上司や同僚の男性を連れてくるちょっとわがままな子。
いつも、一人できて、杏二に話しかけられるのを待っている初子ちゃんというおとなしい子。
偲が想っているのが、公然の秘密となっている杏二の元先輩シェフの松崎さん。
姉弟の母親は亡くなっていますが、時々現れる二人の父親。
後に松崎さんと婚約したリコという陽気な青山のセレクトショップで働く女性も訪れるようになります。
あと、お客ではありませんが、杏二と時々電話で逢引きをする謎の女性M。
出てくる女性の性格が様々で、杏二の女たらしぶりも、それぞれに応じて対応しているのでそれほど非人情には思えません。愛すべき女たらしというところでしょうか。
情の深い偲が松崎さんの結婚式に呼ばれるつもりになっていて、パーティに着ていく高価なドレスを選ぶところはちょっと泣けます。
本日のメニューが変わるたびに、語り手が変わるのですが、リコのパートは結構口が悪く、驚きでした。
以下ネタバレですが、
P189ではやっぱりストーリーはなるようになるのだという展開になり、快哉を叫びたくなりました。
最後には謎の女性Mの素性も判明します。
さらっとよめるコース料理のあとのデザートのソルベかムースのような口どけのお話だと思いました。
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姉弟が切り盛りしている目黒の小さなリストランテ「アモーレ」。その二人を中心に、店内外の人々の物語が描かれる。正直期待はずれ。この作者の作品だったらお惣菜やが舞台の「キャベツ炒めに捧ぐ」の方が面白かったし、他の作者のものならもっと面白いものがあった(「雪うさぎのお品書き」とか「3人屋」とか)。
登場人物に共感しにくいし、かといって観客として楽しめるところまでは行かないのだ。
章のタイトルが「本日のメニュー」となっているのだが(例:プンタレッラのサラダ/カリフラワーの赤ワイン煮/蛙のフリット/猪のラグーのパスタと白トリュフ/仔牛のカツレツ/カスタニャッチォ/罵る女)、料理もさほど印象に残らないし、重要な役割を果たしていない。
この作者の作品は前にも「何も残らないなあ」と感じた女とがあるので、もう読まなくていいかも。
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おしゃれな世界観。
出てくる料理もワインもたまらないw
そのうえ超絶イケメンのシェフ。
彼をとりまく女たち。
彼の良き理解者である美人な姉は
賢くも若干天然w
女子なら大好物な要素満載な
美味しすぎる物語。
美味しい料理の影写は
生唾が湧いてくるし、
想像だけでほっこりあったかくなる。
旅先に向かう移動中などに
読みたくなるような小説。