紙の本
少年少女のファンタジー戦記
2017/07/26 17:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にに - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル見ただけだと恋愛ものかと疑ってしまいますが、中身はSFとファンタジーの中間くらい。
恋愛も入ってますがそこまで幅を取ってません。話の多くは戦争です。
身分差別が激しく下層民は非常に生きづらい社会で、悲惨な少年時代を過ごした主人公が才覚を発揮して戦場を駆ける1巻。
主人公、ちょっと書物にこだわりすぎな気もしますけど。
複数の女の子から主人公に好意が向いてるのはこのご時世のお約束かなあ。
各所謎だらけですが続刊で解明していくんでしょう。
世界観のきっちりした話を読みたい人向け。
紙の本
ハッピーエンドを望む
2016/09/28 18:00
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
六年ぶりに著書の作品を読んだ。苦しかったけど、普通に面白い。だけど、二人が闘う未来は何としても避けてほしい。
紙の本
飛空士シリーズの犬村小六さんの新シリーズ
2016/09/17 08:34
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nawade - この投稿者のレビュー一覧を見る
犬村小六さんの新シリーズ。
変革する世界の中で妹に託された願いを胸にヴィヴィ・レインを探す旅をする少年と彼が出会った3人の少女達との恋と会戦の物語。
将来、災厄の魔王と呼ばれることになるルカは1巻から、その才気を発揮しました。
彼は時代の破壊者となりうるのか?
最後に身分の差を理由に別離することになった2人の姿は追憶を連想させるが、この物語はまだ終わったわけではない。
2人が寄り添う未来は待っているのか、それとも正夢となってしまうのか?
今後の展開に期待。
ヴィヴィ・レインの正体はやっぱり彼女なのか?
投稿元:
レビューを見る
飛行以外では越えられない壁によって隔てられた
「楽園」「地上」「煉獄」の三つの世界
真ん中に位置する地上、グレイスランドでは戦争が絶えず勃発していた
グレイスランドの一国の底辺で生きるルカは、
ある日空から落ちてきた少女を助ける
「ヴィヴィ・レインを見つけて」
やがて託された少女の願い、必然か偶然かその様々な出会いと出来事によって
ルカの一歩は大きなうねりを生み出すのだったーーー
****ネタバレ含む****
序章から既に面白くてワクワクが止まらなかった!
何よりまずタイトルが好きだ
なんだろうこの語感の良さは
やはり犬村さんの作品はすごく自分に合っているなぁと感じる
所々、飛空士でもあった設定や展開があるのは気になった
世界にある段差とか
未来を予知夢で見たりとか
奢り高き天上人とか
好きな設定なんだろうか
ラストであっさり、ヴィヴィの正体が絞られたせいで
あれかこれかとソワソワしている!
最終的にヴィヴィを求めてジュデッカなどにもたどり着くんだろうか
魔法の世界が絡むなら楽しみ
粗野でそれでいて優しみのあるルカと、
憎めない旅のお供の珍道中に期待…!
投稿元:
レビューを見る
とある飛行士シリーズの作者の新作。前シリーズは残念ながら途中で離脱してしまったが、この作者なら間違いないだろうと思い購入。結果、面白かった!
表紙イラストからふわふわファンタジーの印象を受けたが、中世ヨーロッパの泥臭いスラムで生きる少年だったり機械兵に乗って戦う国同士の戦争だったり、ふわふわなところはほぼなく、どちらかと言えば機械油にまみれている印象。
1巻はまだ世界観と登場人物紹介といったところでプロローグ的な物語の始まり。これからどんな壮大な冒険が繰り広げられるのか楽しみ。1巻の頃は平和で良かったと思う時が出てくるのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
読み終わったのに記録つけるの忘れてた。
犬村小六先生の新作というだけで待ちきれないぐらい楽しみにしていたのだが、期待を裏切らない出来だった。
何より印象深いのは主人公と王女の逃避行の中で揺れ動き、そして身分の差から引き裂かれる二人の心情だ。犬村先生得意の心情描写の技術をこれでもかというほどふんだんに使った一連の文章は読むがわまでせつない気持ちで満たしてくれる。
周りに言えない秘密を抱えたミズキや、もちろん主人公とのただならぬ因縁を感じさせるアステルも含めて、読者をワクワクさせる伏線を張りながら、戦闘シーンは圧倒的な描写力で満足させてくれる。新しい名作が始まった。
投稿元:
レビューを見る
いやこれは何と言うか、大時代的な戦争や革命という舞台の中で描かれる恋と運命の物語は、実に『とある飛空士シリーズ』の作者らしい物語だ。
今回は空戦ではなく、ロボット兵器なのがある意味新鮮だけど。
『飛空士』でのカルとクレアの如く、ルカとファニアにも革命の運命が待ち受けるのだろうなあ。
本巻での二人の触れ合いが実にもどかしく切ない。
終盤、ルカたちが仕掛けた勝負の場面には手に汗握った。
そして成功した後に抱き合うルカとファニア。
うん、さすが読者の気持ちをよくわかってらっしゃる。
いや、満足。
個人的ハイライトは、その勝負の時に敵に囲まれる中でファニアが国旗を高く掲げて味方を鼓舞する場面。
いやあ、こういう場面に弱いのよ。
ラストでとんでもない引きを放り投げてきたけれど、消去法でいくとヴィヴィレインはミズキなのかな。
でも、作者にことだからまんまと騙されそうだ。
さて、次巻も期待して読もう。
投稿元:
レビューを見る
王道の冒険物?だけど惹きつけられる。やっぱこういうの好きだわ。主人公・ルカの身の上がかなり劣悪なのにもかかわらず、めげず力強く生きてるのがいい。
投稿元:
レビューを見る
ようやっと重い腰を上げて、ヴィヴィレインを読み始めようと決意した。
少年少女が織りなす恋と会戦の物語の幕が上がった。
導入、からの序章。少年と少女の出会いと別れ。
ここで会ったも何かの縁。袖振り合うも多生の縁。
この出会いが物語の始まり。世界を動かす。世界を変革する。
王女と魔王。
恋と戦争が絡み合う王道ファンタジー戦記。
もう既に面白いしこれからが楽しみ。