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100年人生をどう生きるかというとても現実的なお話。未だに65歳で引退して…と人生設計してる人は読んでおいた方がいいと思う。
幸いうちは柔軟な働き方と兼業農家でもあるからなんなりと対応できそうだし、これ読んでここからの人生にもワクワクした。
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20代後半の社会人にとって、将来を見つめる手助けとなる本。お金の使い方、時間の使い方など、今後100歳まで生きる上で戦略が重要であることを改めて痛感した。
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読む前
これからのスタートに備えての心構え!?
己の力を再創造しうるのか?
そのためにやることは?
リ・コンストラクション。
ひたすらやり抜く人生もよし、のんびり味わう人生もよし。
どう生きる?どう準備する?今は何を?
読後
自分のアイデンティティを主体的に築きながら、人生をどのように計画するか。
金銭と健康をキープした上で、人生を全うするためにやるべきことを考える後押しとなった一冊。
読む前にぼんやり感じていたことを整理させてくれた記念すべき本かも。
そろそろ「エクスプローラー(探検者)」から「ポートフォリオワーカー」へ、の視点を意識するか。
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人生戦略と題する本なので、人生成功のための戦略本という感じですが、「人生100年時代」という言葉がある通り、普通の自己啓発本ではありません。
現在、人類は高齢化という長寿命化になっており、将来は人生100年以上生きることになる、長寿命化という経済的なリスクを以下に回避するかを説いた本です。私は、高齢化における経済的なリスクというものをあまり考えたことがなかったので、非常に勉強になりました。
今までは、教育と仕事と引退という3ステージの人生が最もうまく機能していたものが、長寿命化によって引退を生きるステージが最も長くなりつつあり、いままでの3ステージの人生では破綻を迎えてしまうのです。
長寿命化における3ステージの生き方のリスクについては、1945年生まれのジャック、1971年生まれのジミー、1998年生まれのジェーンたちの人生をモデルケースにして、ジミー以降の人生がいまの3ステージの生き方では以下にリスクが大きいか説明してくれます。これだけ読むだけでも参考になります。
そして、これからの人生を豊かに送るためには、例えば、生産性資産、活力資産、返信資産という無形資産を豊かにする必要があると説明しています。そして、それら無形資産を豊かにするためには、「エクルプロラー」、「インディペンデント・プロデューサー」、「ポートフォリオワーカー」として生きる必要がある。そして重要なのは、あとで変化を突きつけられるのではなく、いま変化を予期して行動することだと説明しています。(これらのキーワードは本書をお読みください)
また、余暇時間をレクリエーション(娯楽)からリ・クリエーション(再創造)振り向ける必要があります。
とにかく、今までの生き方はイカんなぁ、、と思いつつも、どれから手を付けていいのか困ってしまう自分に気づかせてくれる本でした。
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【100年時代の人生戦略】
A.寿命が延び、長期間働くようになると、次のようなステージを経験する人が増える。
・エクスプローラー(探検者):1 カ所に腰を落ち着けるのではなく、身軽に動き続ける。旅をすることにより、世界がどのように動いているか、自分にとって何が重要か、といったことについて新たなものを発見する。
・インディペンデント・プロデューサー(独立生産者):新たなビジネスを起こしたり、企業と新しいタイプのパートナー関係を結んだりして、経済活動に携わる。
・ポートフォリオ・ワーカー:様々な仕事や地域活動などに対し、バランスを取りながら同時並行で携わる。
B. 100 年ライフの恩恵を最大化するためには、次のような変化が求められる。
・人生をマルチステージ化する。例えば、金銭面を重視した労働を行ったり、社会貢献を軸に生活を組み立てたりして、生涯に複数のキャリアをもつ。
・余暇は、新しいステージに向けて自分を「リ・クリエーション(再創造)」するための投資の時間とする。
・夫婦両方に所得がある方が、家計や貯蓄の面で有利なため、2 人とも何らかの仕事をもつようにする。
C.勤労時代にどれだけ蓄えればいいかを推計する。この3 つのモデルでは、次の4 つの要素を基に計算した。
・老後の生活資金は、引退前の最終年間所得の50%の収入を毎年確保することを目指す。
・長期の投資利益率、つまり長い目で見た貯蓄や投資の利回りは、年平均3%とみなす。
・所得上昇のペースは、年平均4%と想定する。
・誰もが65 歳での引退を望むと仮定する。
D.平均寿命が延びれば、夫婦の関係も変わる。まず、夫婦の両方に所得がある方が、家計や貯蓄の面で有利なため、夫婦が2 人とも職をもつ家庭が増えるだろう。加えて、2 人ともマルチステージの人生を実践する場合は、いずれかが新しいステージに移行する際に互いの役割を調整し、人生の様々な時点でサポートし合うことが必要だ。家族のあり方は昔に比べて大幅に多様化する。企業や政府には、その新しい現実に対応するという大きな負担がのしかかってくるだろう。
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ITや医学の進歩によって、寿命は年々長くなっており、
定年後の生活を不自由なく過ごしていくためには、
想定していた以上にお金を貯める必要がある。
とはいえ、急に貯金額を増額することは
現実的でないので、定年の引き延ばしが必要。
また、ITテクノロジーが進歩したがゆえの弊害として、
単純作業のような作業は機械に変換されていき、
中程度の仕事が無くなってしまう。
今後は、より高度な仕事や簡易な仕事につくことになり、
高度な仕事の場合は、常にスキルを磨く必要があるし、
簡易な仕事の場合は、常に入れ替わりのリスクがある。
また、定年が延びることから、企業寿命よりも長く
仕事に従事する期間が長くなる人が大半となる。
そのため、1企業でずっと働き続けることが難しくなり、
定期的に職場を変えていくような働き方が当たり前になる。
つまり、転職が当たり前の世界になり、
その時代を生き抜くためにも変化に耐えられる力が必要。
常に自己研鑽を忘れずに、定期的に生活や働き方を
見直すといった取り組みが今後の人生を左右する。
【勉強になったこと】
・人生が長くなると、人生の途中で変身を遂げることが
不可欠になる。それを実践するためには、自分につい
て知ることと、自分とは大きく異なるロールモデルと
接することが重要。
・今後は、大企業の周囲に多くの中小企業や新興企業が
集まる形態が増える。
・人間にしかできないこと
複雑な問題解決に関わる能力、例えば、専門知識、
帰納的推論の能力、コミュニケーションスキル
対人関係と状況適応能力
・テクノロジーにより、奪われる仕事は増えるが、
その分新しい仕事を生み出すことが考えられる。
その場合、新しい仕事にシフト出来る柔軟性が
求められる。
・今後求められる無形の資産
①生産性資産
他者よりも生産性を上げられる経験やスキル
②活力資産
肉体的・精神的な健康と幸福
③変身資産
変化に対応できるよう、自分のことをよく理解し、
多様性に富んだ人的ネットワークを持っていること
・職場と家庭を切り離して考えろというが、
研究結果によると少なからず影響を受けることが
分かっている。
・変化するためには、自分を知ることと新しいネットワークを
形成することに加え、積極的に活動できることが必要。
・ライフステージによって、キャリアアップだけでなく、
キャリアダウンの選択も大切。生活重視にするなら、
生活を維持したうえでキャリアダウンも視野に入れること。
・金融の世界の70の法則
70を投資利益率で割れば、資産が2倍に増えるまでの
所要年数が算出出来る。
・高スキルの職に継続して就いていくためには、
定期的に勉強のための期間を設ける必要がある。
仕事の片手間で身につけることが出来るほど、
高スキルを身につけることは出来ない。
一時的に働かない期間を作って、スキルアップの期間を
設ける必要性も出てくる。その期間の生活費を
ねん出することも考えてキャリアチェンジすること。
・シェリル・サンドバーグ(facebook COO)の言葉
キャリアに関する最も大きな決断は、パートナーを
もつかどうか、パートナーをもつとしてどういう人物
を選ぶかという決断である
・物事を習熟するうえでカギを握るのは、
自己効力感と自己主体感。
自己効力感の高め方:
世界でなにが起きていて、変化に対処するために
なにができるかについて理解を深めること。
自己主体感の高め方:
リ・クリエーションの時間を捻出すること。
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多くの人が100年生きる時代は目の前に来ていて今まで世の中で行われきた人生設計はもう役に立たない、ではどうするか、という話。
これからの未来を生き抜く為のライフプランの立て方としてはなかなか興味深い内容です。
でも個人的にはところどころピントがぼやけていて「問題はそこではないだろう」と思いながら読みました。
序文でも書かれていましたが100年ライフに真っ先に飛び込むのが日本。
そんな日本の未来に役立つ内容かと言うと役立つ人もいるとは思いますが、私はこの方向ではないなという気がしました。
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大体前半読み終わって、どういう内容だったか。
・今後、健康寿命がいろんな要因で高くなっていく一方で、老後を支える国の制度は少子高齢化などもあり、破綻しそうである。
だから、これまで通りのライフプラン(大学卒業後に、就職、定年まではたらいて、そこから老後へと以降)では進むことが出来ない。
まず、大学卒業後には、就職をするにしてもしないにしてもいずれも自分を見つける、自分がしたいことを模索する時期になってくる。
そして、みつけてそこで働くように。働いたとしても、テクノロジーの進歩によって、その仕事がなくなる可能性がある。ただその一方で新しい仕事が生まれてくるので、仕事が無くなりそうな前に、新しいスキルや能力、知識に対して投資を行い、それを身に着けていく。だから、これまで以上に自分への投資をする必要が出て来る。(ここでは、おそらく、社会の流れを理解するためにも、world Citizen的な視点も必要)
そういった、一つの専門性だけに固執しないで、次次々と新しい専門性を身につける傾向になってくることが予想される。
では、そういった、流れの中で、どのように生きていけば良いのか。
後半が楽しみ。
今後、キャリアを形成して、人生を行きていく上で、お金や、家とかの資産も重要だけど、それ以上にお金に換算できない資産が重要になる。
それが無形資産と言われるもの。
これは、
・生産性資産(スキルと知識、仲間、評判)
・活力資産(健康、友人関係、家庭)
・変身資産(自分についての知識、ネットワーク、新しい経験に積極的な姿勢)
といったものが挙げられる。これらは、自分がなにを強化したいか次第で、強化できるものである。
自分の次年度のプランを考える上で参考になる。
ここまで記述した変化の中で想定される生き方
・エクスプローラー:自分を探す時間・インディペンデンスディレクター:主体的に起業とかpjを起こして自分の力を発揮する時間。
・ポートフォリオワーカー:様々な活動を同時並行にする時間
そのような新しい生き方を組み合わせて自分がどう生きるか考えないといけない。
その中では、結婚したパートナーとうまく折り合いをつけて、お互いの100年プランを支え合えるように、プランを立てないといけないし、そもそも結婚するかしないかっていう決断も必要。
まだまだ課題も多い。たとえば、
・女性と男性の雇用格差が、プラニングに左右するだろうし、企業が個人の自由なライフ設計に合わせて、行くのは、なかなかコストのかかることなので、あまりやりたがらなかったりとか、国も全員が長生きする時代の中で、財政をどうしていくか。少子高齢かが急速に進む中、どうやって、福祉を成り立たせるかを考えないといけないし、壊れつつある制度を改革しないといけない。ただ、国の動きは、かなり遅いっていう課題もある。
【感想】
・この本はまさに自分のライフプラニングに役立つ本だと思いました。そして読んだ結果、抱いたことは、
①今後の未来を知っている人、調べたり情報を集めている人と周りに流されて、情報をそもそも知らない人の差が起きそうということ。
それは、そのまま人の格差につながるし、人生を思い通りに歩めるかの差になってくる。それは恐ろしい時代だなって思ったこと
②個人の資金計画がこれまで以上に重要になってくる。だから、マネフォとかの家計簿アプリがより人生において、重要な役割を果たす。テクノロジーが人間のライフスタイルの設計を補助してくれる動きが今後起きそうということ。
③家族、友人、パートナーなどの無形資産とお金などの有形資産のバランスを考えて、いつどの資産の回収に注力するかをかが得ることが今後大事。
その上で、パートナーと補えるものは補うことがだいじ。この話し合いは、大変なものであるが、パートナーとよりよいライフを歩むためには必要なことだと思いました。
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これから(連続的に)様々なことが変わってくる、つまり新時代に入ってくるだろうが、その一つの要素「人々が長く生きるようになる」が実現化するとどうなるかを読みながら考えてみた。
全体の傾向は長生きになるが、自分が何歳まで生きるかは全然わからない。だからこそ、長く生きるための努力をし、今から準備していくべき。その準備は、人生すべてにかかわることであり、未来を想像しながら、自分にとっていい事(有利となること)を先送りしていくために今何をするか、ということを考えようと強く思った。毎日の一挙手一投足、毎日の選択が未来に繋がっていることを意識しながら生きていこう。
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根本的な部分への懐疑として、「100年時代の到来は有り得るのか」という疑問を持った。確かに医療技術の発達によって我々の平均寿命は伸長の一途をたどっている。
しかし同時に、生活習慣病や癌を始めとした、老いに付随することによる病や認知症、アルツハイマー等の脳に関する障害といったリスクが増加していることも同時に存在している。
例え100年間生きられたとしてもその全てを健康に、障害なく過ごせるような人々は
少なくとも革新的で飛躍的な医療技術でも起きないかぎり、ごくわずかにとどまるだろう。
そう考えると、多くの人々が100年の生涯を全うできるという前提のもとに話を進める本書は、かなり楽観的な視点の基に描かれていると思う。
無形的資産へのアプローチやそのための時間、エネルギーの使い方などは興味深く、
参考になる部分もあったが、こと現代の日本においては残念ながら
本書のような生き方を送るための社会的、精神的土壌がほとんど形成されていないのが実情だ(むしろ本書の流れと逆行している向きすらあるやもしれない)。
理想と実情のギャップがこれから少しずつでも埋まっていくのであれば、
この本に対する見方も変わってくるのではと思う。
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WORK SHIFTよりライフに重きをおいた書籍。長寿化に伴う生き方の変化が想像できる。後半は同じことが書いてありややくどいので★四つ。
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共働き子なしの妻、という立場から、赤ちゃんを育てる専業主婦への華麗なる転身は決してうまくいかなかった。それは変身資産が足らなかったからだ、と合点がいった。スムーズに移行できるような人的ネットワークはなかったし、自分のことも深くは理解していなかったのかもしれない。親戚付き合い、学生時代の友人との付き合いなどをもっと大事にしていれば違ったかもしれない。自分の夢や理想のために交友を切り捨てた自分の身から出たさびだ。
著者が描くような未来になるかどうかは分からないが、今後の生き方のヒントとして、仮に100歳まで生きるとして、大切なのは老後資金などの有形資産だけでなく、人的ネットワークやパートナーとの人間関係などの無形資産でもあること。週5日フルタイムで65歳まで働くのではなく、キャリアの途中でインターバルを設け、柔軟性をもって働いたり、学び直したりしながら、週3日で85歳まで働き続ける、そういうことも想定しておきたい。
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100年生きることが当たり前の時代がすぐそこに来ている中で、私たちは何を考えどう動くかのヒントを与えてくれる一冊。
「WORKSHIFT」に対し、働き方を含む生き方トータルでの変化が詰まっている。
教育、仕事、引退の3ステージで定義されていたこれまでの人生が、これからはマルチステージ化する。ステージ移行の機会が自ずと増え、その移行に対応するべく幅広い人的ネットワークの構築や、余暇時間を娯楽から再創造に充てていくことが必要になる、と。
何より共感でき、より意識していきたいことは、
自身のアイデンティティや価値観と向き合い続けることが必要ということ。そこから来る中長期的な計画と柔軟な変化への対応が不可欠。
100年時代に自分らしく生きる人生戦略は何か?これを機会に改めて考え、実験し続けたいと思う。
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3ステージの人生の崩壊
100歳までの人生が当たり前に
自己投資、自己認識の重要性
無形資産の大切さ
レクリエーションからリクリエーションへ
学習と教育が一層重要に
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主張としては重要なことであると思うが
20代〜30代の常にアンテナを張っていきているビジネスパーソンにとっては「何をいまさら」感があるのも事実。
また、ムダに冗長かつ専門用語?を多様しているように思われるため、本書が世間で高く評価されすぎているように思われた。
書籍を購入するボリュームゾーンがやはりミドル以上になっている証左か。