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まったく新しいビジョンとは思いませんが、なんとなく感じていたことをシュミレーションという形でかたってくれてます。未来企業、ワークシフトときて、このライフシフトですが、最も違和感のない感じです。やっぱりというか、よほどの上級管理職にならない限りは、1970年生まれは70歳までは働かなければならないですね。それを見据えて今後どんな働き方をしなければいけないか?本の内容に目からはうろこのアイデアはありませんが、しっかりとそれを考えなければならないということですね。
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流行ったし、自分もずいぶん参考になった『ワーク・シフト』の著者リンダ・グラットンと、アンドリュー・スコットによる新作。今回のテーマは長寿になり100年の人生になった時、どのような戦略をとるべきか、という話。教育→仕事→引退という3つのステージからマルチステージに変換する必要があると。財産という有形資産の他に、「生産性」「活力」「変身」という3つの資産を持つ人生を歩めと説く。無駄に過ごしている休日に、ネットワークを広げたりしながら、エクスプローラー(探検者)になるのか、インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)となって独立するのか、ポートフォリオ・ワーカーとなって複数のことをするのか、選択できるようになれと。もっとずっと前(30年前)に読んでいたら、人生変わっていただろうなと思う。今からで、間に合うだろうか。100年時代を生きる若い人におススメ。
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100歳以上生きる今後の時代では、
学校・仕事・引退モデルは崩壊する。
引退の代わりに登場するのが、マルチステージ(複数キャリア)の人生だ。
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様々な無形の資産。1つ目は生産生産。人が仕事で生産性を高めて成功し、所得を増やすのに役立つ要素の事だ。二つ目は活力資産。おおざっぱに言うと、肉体的・精神的な健康と幸福のことだ。最後は変身資産。100年ライフを生きる人たちは、その過程で大きな変化を経験し、多くの変身を遂げることになる。そのために必要な資産が変身資産さんだ。
長寿化がもたらす恩恵は、煎じ詰めれば「時間」という贈り物だ。人生が長くなれば、目的意識を持って有意義な人生を形作るチャンスが生まれる。
寿命が長くなれば、人生のあらゆる側面が変わる。夫婦やパートナー同士の関係はより長期のものになり、その間により多くの変化を経験するようになる。破局を避けるために、これまで以上の柔軟性が必要になるだろう
テクノロジーの進歩に伴い、向こう10から20年程度の間にアメリカの雇用の47パーセントが消失する恐れがあるという。6000万人が職を失う計算だ
長寿化時代の種試験設計について本書で紹介するモデルによれば、家庭でパートナーの両方が色を持つことのメリットは明らかだ
寿命が延びて増えた余暇時間は投資の為にも使うべきだ
20歳のときのあなたが今のあなたを見たらどう思いますか?今あなたが下そうとしている決断は、未来の自分の厳しい評価に耐えられるかだろうか?
環境の持続可能性と地球温暖化に関する懸念は、炭素税の導入につながる可能性が高い。これが実現になれば温室効果ガス他の排出削減、大気中の温室効果ガスの回収、そこに代替えテクノロジーの開発が何10億ドル規模の巨大開きビジネスに成長する
資産とは、ある程度の期間にわたり恩恵を生み出せるもののこと。言い換えれば、資産はある程度の期間存続するものである。
過去の結果が未来の結果を常に保証するわけではない。未来が過去の延長線上にあるとは限らないのだ
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<目次>
序章 100年ライフ
第1章 長い生涯
第2章 過去の資金計画
第3章 雇用の未来
第4章 見えない「資産」
第5章 新しいシナリオ
第6章 新しいステージ
第7章 新しいお金の考え方
第8章 新しい時間の使い方
第9章 未来の人間関係
終章 変革への課題
<内容>
大変重い内容だった。自分はその過渡期に立っていて、すでに人生80年を越える中で、「引退」の長い時間を「お金」の面から短期化(つまり「仕事」の時間を延ばさねばならない)せざろう得ない状況に追い込まれているからだ。過渡期ゆえに法制面や社会面での支援はあまり期待できず、自ら新しい「仕事」や「資金」繰りを模索しなければならない。おそらく著者のイギリスよりもこうした面が遅れている日本で(なのに、高齢化では最前線を行く)、ただ「アワアワ」している状況なのだ。
先日の授業で、16歳の子供たちにこの人生100年時代の「勉強の意味」を、この本を使って講義をした。彼らにはピンとこなかったようだが、仕事が(雇用が)大幅に変わることは実感してくれた。彼らは我々の一つ上の世代(つまり団塊の世代)のように、1つの仕事をずーっとすることはあり得ないだろう。そこはわかってくれたようだ。
自分は子供たちに話しながら、「人間関係」だなと思っている。それも上の世代よりも下の世代かな?と。そことの交流から自分の新しい仕事も見えて来るのではないか?不安の中、何か一筋の光が見たい、そんな気分であった。
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新建ハウジングの三浦さんのお薦めで手に取ってみました。
100年以上生きることが前提になると、たしかに様々なことが変わってきますね。学び直す、多用な人脈をつくる、良いパートナーを見つける。自問自答することも大切になってきますね。変身資産を如何に積み重ねるか。若い人たちに読んでほしいですね。
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キャリアプランの当たり前を大きく揺さぶってくれた一冊。
これまでも自分に対する投資は積極的にしていたつもりだが、今後はもっと自分の次のステージを意識して選択していきたい。
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「ワークシフト」のリンダ・グラットンさんの作品。「ワークシフト」は、これからのビジネスがどのように変化していくかを、世界的なトレンドを追いかけながら、冷静に分析した好著でしたが、本作では、寿命が100年に迫る現代、それに沿ったライフプランを用意すべきと説く。年代別に、お金、健康、仕事、人間関係などのありかたを提案しているが、具体的で示唆に富む。本書もこれからも身近に置きたい1冊となりました。
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寿命100年が当たり前になり、3ステージ、すなわち、教育、就業、引退の従来のライフステージが崩壊するという話。本書では多様化するライフスタイルを肯定的に描いているけれど、制度が追いつくのにまだ何十年とかかる中で、どれだけ柔軟にこの状況を受け入れられる人がいるだろう。社会が自由を求めた結果がこれ、と思うとちょっと複雑。
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100年人生をどう生きるかというとても現実的なお話。未だに65歳で引退して…と人生設計してる人は読んでおいた方がいいと思う。
幸いうちは柔軟な働き方と兼業農家でもあるからなんなりと対応できそうだし、これ読んでここからの人生にもワクワクした。
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20代後半の社会人にとって、将来を見つめる手助けとなる本。お金の使い方、時間の使い方など、今後100歳まで生きる上で戦略が重要であることを改めて痛感した。
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読む前
これからのスタートに備えての心構え!?
己の力を再創造しうるのか?
そのためにやることは?
リ・コンストラクション。
ひたすらやり抜く人生もよし、のんびり味わう人生もよし。
どう生きる?どう準備する?今は何を?
読後
自分のアイデンティティを主体的に築きながら、人生をどのように計画するか。
金銭と健康をキープした上で、人生を全うするためにやるべきことを考える後押しとなった一冊。
読む前にぼんやり感じていたことを整理させてくれた記念すべき本かも。
そろそろ「エクスプローラー(探検者)」から「ポートフォリオワーカー」へ、の視点を意識するか。
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人生戦略と題する本なので、人生成功のための戦略本という感じですが、「人生100年時代」という言葉がある通り、普通の自己啓発本ではありません。
現在、人類は高齢化という長寿命化になっており、将来は人生100年以上生きることになる、長寿命化という経済的なリスクを以下に回避するかを説いた本です。私は、高齢化における経済的なリスクというものをあまり考えたことがなかったので、非常に勉強になりました。
今までは、教育と仕事と引退という3ステージの人生が最もうまく機能していたものが、長寿命化によって引退を生きるステージが最も長くなりつつあり、いままでの3ステージの人生では破綻を迎えてしまうのです。
長寿命化における3ステージの生き方のリスクについては、1945年生まれのジャック、1971年生まれのジミー、1998年生まれのジェーンたちの人生をモデルケースにして、ジミー以降の人生がいまの3ステージの生き方では以下にリスクが大きいか説明してくれます。これだけ読むだけでも参考になります。
そして、これからの人生を豊かに送るためには、例えば、生産性資産、活力資産、返信資産という無形資産を豊かにする必要があると説明しています。そして、それら無形資産を豊かにするためには、「エクルプロラー」、「インディペンデント・プロデューサー」、「ポートフォリオワーカー」として生きる必要がある。そして重要なのは、あとで変化を突きつけられるのではなく、いま変化を予期して行動することだと説明しています。(これらのキーワードは本書をお読みください)
また、余暇時間をレクリエーション(娯楽)からリ・クリエーション(再創造)振り向ける必要があります。
とにかく、今までの生き方はイカんなぁ、、と思いつつも、どれから手を付けていいのか困ってしまう自分に気づかせてくれる本でした。
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【100年時代の人生戦略】
A.寿命が延び、長期間働くようになると、次のようなステージを経験する人が増える。
・エクスプローラー(探検者):1 カ所に腰を落ち着けるのではなく、身軽に動き続ける。旅をすることにより、世界がどのように動いているか、自分にとって何が重要か、といったことについて新たなものを発見する。
・インディペンデント・プロデューサー(独立生産者):新たなビジネスを起こしたり、企業と新しいタイプのパートナー関係を結んだりして、経済活動に携わる。
・ポートフォリオ・ワーカー:様々な仕事や地域活動などに対し、バランスを取りながら同時並行で携わる。
B. 100 年ライフの恩恵を最大化するためには、次のような変化が求められる。
・人生をマルチステージ化する。例えば、金銭面を重視した労働を行ったり、社会貢献を軸に生活を組み立てたりして、生涯に複数のキャリアをもつ。
・余暇は、新しいステージに向けて自分を「リ・クリエーション(再創造)」するための投資の時間とする。
・夫婦両方に所得がある方が、家計や貯蓄の面で有利なため、2 人とも何らかの仕事をもつようにする。
C.勤労時代にどれだけ蓄えればいいかを推計する。この3 つのモデルでは、次の4 つの要素を基に計算した。
・老後の生活資金は、引退前の最終年間所得の50%の収入を毎年確保することを目指す。
・長期の投資利益率、つまり長い目で見た貯蓄や投資の利回りは、年平均3%とみなす。
・所得上昇のペースは、年平均4%と想定する。
・誰もが65 歳での引退を望むと仮定する。
D.平均寿命が延びれば、夫婦の関係も変わる。まず、夫婦の両方に所得がある方が、家計や貯蓄の面で有利なため、夫婦が2 人とも職をもつ家庭が増えるだろう。加えて、2 人ともマルチステージの人生を実践する場合は、いずれかが新しいステージに移行する際に互いの役割を調整し、人生の様々な時点でサポートし合うことが必要だ。家族のあり方は昔に比べて大幅に多様化する。企業や政府には、その新しい現実に対応するという大きな負担がのしかかってくるだろう。
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ITや医学の進歩によって、寿命は年々長くなっており、
定年後の生活を不自由なく過ごしていくためには、
想定していた以上にお金を貯める必要がある。
とはいえ、急に貯金額を増額することは
現実的でないので、定年の引き延ばしが必要。
また、ITテクノロジーが進歩したがゆえの弊害として、
単純作業のような作業は機械に変換されていき、
中程度の仕事が無くなってしまう。
今後は、より高度な仕事や簡易な仕事につくことになり、
高度な仕事の場合は、常にスキルを磨く必要があるし、
簡易な仕事の場合は、常に入れ替わりのリスクがある。
また、定年が延びることから、企業寿命よりも長く
仕事に従事する期間が長くなる人が大半となる。
そのため、1企業でずっと働き続けることが難しくなり、
定期的に職場を変えていくような働き方が当たり前になる。
つまり、転職が当たり前の世界になり、
その時代を生き抜くためにも変化に耐えられる力が必要。
常に自己研鑽を忘れずに、定期的に生活や働き方を
見直すといった取り組みが今後の人生を左右する。
【勉強になったこと】
・人生が長くなると、人生の途中で変身を遂げることが
不可欠になる。それを実践するためには、自分につい
て知ることと、自分とは大きく異なるロールモデルと
接することが重要。
・今後は、大企業の周囲に多くの中小企業や新興企業が
集まる形態が増える。
・人間にしかできないこと
複雑な問題解決に関わる能力、例えば、専門知識、
帰納的推論の能力、コミュニケーションスキル
対人関係と状況適応能力
・テクノロジーにより、奪われる仕事は増えるが、
その分新しい仕事を生み出すことが考えられる。
その場合、新しい仕事にシフト出来る柔軟性が
求められる。
・今後求められる無形の資産
①生産性資産
他者よりも生産性を上げられる経験やスキル
②活力資産
肉体的・精神的な健康と幸福
③変身資産
変化に対応できるよう、自分のことをよく理解し、
多様性に富んだ人的ネットワークを持っていること
・職場と家庭を切り離して考えろというが、
研究結果によると少なからず影響を受けることが
分かっている。
・変化するためには、自分を知ることと新しいネットワークを
形成することに加え、積極的に活動できることが必要。
・ライフステージによって、キャリアアップだけでなく、
キャリアダウンの選択も大切。生活重視にするなら、
生活を維持したうえでキャリアダウンも視野に入れること。
・金融の世界の70の法則
70を投資利益率で割れば、資産が2倍に増えるまでの
所要年数が算出出来る。
・高スキルの職に継続して就いていくためには、
定期的に勉強のための期間を設ける必要がある。
仕事の片手間で身につけることが出来るほど、
高スキルを身につけることは出来ない。
一時的に働かない期間を作って、スキルアップの期間を
設ける必要性も出てくる。その期間の生活費を
ねん出することも考えてキャリアチェンジすること。
・シェリル・サンドバーグ(facebook COO)の言葉
キャリアに関する最も大きな決断は、パートナーを
もつかどうか、パートナーをもつとしてどういう人物
を選ぶかという決断である
・物事を習熟するうえでカギを握るのは、
自己効力感と自己主体感。
自己効力感の高め方:
世界でなにが起きていて、変化に対処するために
なにができるかについて理解を深めること。
自己主体感の高め方:
リ・クリエーションの時間を捻出すること。