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紙の本
大礼服の時代
2016/10/07 20:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
明治から敗戦直後まで存在していた大礼服を題材にした本は珍しいと思う。日本史の本に掲載されている高官や華族が着ている大礼服の変遷や宮内省に勤務した人々が着ていた大礼服について、細かく書いているのは参考になる。
著者は今までに大礼服を研究していた服飾の専門家は服飾の変遷を、ただ時系列で紹介したり、背景となる史料を読んでいないと批判している。そういう本は読んでいないから分からないが、この本にしても朝鮮王公族や朝鮮貴族、勅選貴族院議員や官僚になった朝鮮人・台湾人といった大礼服を着用する機会があった植民地出身の人々について一言も触れていない。
戦後の一時期、制定された天皇服と一緒に皇族服が制定された事が最後の章に出て来る。皇室令を改定して皇族服が制定されているから、「天皇家の戦い」(「昭和天皇の戦い」初版まで)の英親王と皇族服の話自体は朝鮮王公族は対象外なので、それでも成り立つと初めて気がついた。しかし、そうなると「高松宮日記」に出て来る王公族と皇族服の記述が合わなくなる。
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