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人類の衝突 思想、宗教、精神文化からみる人類社会の展望 みんなのレビュー
- 島薗 進 (著), 橋爪 大三郎 (著)
- 税込価格:1,870円(17pt)
- 出版社:サイゾー
- 取扱開始日:2016/08/13
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紙の本
『人類の慟哭』
2016/11/04 10:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:シエル - この投稿者のレビュー一覧を見る
副題に-思想、宗教、精神文化からみる人類社会の展望 とある。
島薗進は宗教学の第一人者で幅広い知見と学識を踏まえ、宗教の原理的な問題から時事的なトピックまで、縦横にさばく論客。
橋爪大三郎は社会学者。グローバル世界に関心を寄せ、宗教に注目してきた。
この対談は雑誌『サイゾー』の企画によって、実現したものでグローバル化の波にもまれる日本が、宗教についてどのような歴史的背景を背負っているかに、焦点をあてている。
日本人は意識しなくても、神道や仏教や儒教の、チリやほこりを吸いこんでいる。そして近代化も、政府が下書きをこしらえた特異なストーリーに従って進められた。自分の生きる社会の骨格を取り出してみることが、本書のねらいのひとつだと前書きに橋爪は書いている。
宗教を基点にした話から様々な世界への話題と発展しながら対談は進み読んでいても非常に分かり易く、現代社会が抱える問題を浮き彫りにしていきながら解の見えない世界が広がっているかを解き明かしていく。
ヨーロッパ・キリスト文明は、それ以外の文明を排斥してしまう。その価値と存在理由を理解することが出来ないからだ。自分と異なる生き方や考え方を、理解できずに排斥するなら、それは普遍的だろうか。ただの偏狭な思い込みではないのか。そういう疑問と反撥がそれ以外の文明から、とりわけイスラム文明からもちあがる。
とも書かれている。
非常に興味深く読めて好い本だった。
また再読したい。
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