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大切なのは才能よりもやり抜く力。仕事や勉強でも才能だけで終わる人、手は付けても長続きしない人を見ていて、つくづく、Doではなく、penetrateの大事さを感じていたが、その思いを裏付けてくれる1冊に会えて、非常に合点がいった。
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以前よりTEDトークやWIREDなどで話題であったが、本書で概要を理解できた。やり抜く力をはかる「グリッド・スケール」も開発されて本書に記載されているので、もう少し検討の上、授業前のアセスメントとしてマインドセットとあわせて活用しても良いのかもしれないと感じた。
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GRIT=やりぬく力
人生の成功者の共通点は「才能」ではなく「やりぬく力」であることを定性的、定量的な分析から導き出しています。
ただし、成功者はグリットを持っていたことはデータから明らかだと思いますが、グリットを持っている人がすべて成功するとは限らないとは思います。
(まぁ、成功の基準も違うだろうし...)
では
グリット=やりぬく力とは
っということで、
やりぬく力=情熱+粘り強さ
として定義しており、グリットスケールというグリットを計測するための質問が本書には含まれています。
自分の結果は内緒
また目標達成のためには
才能×努力=スキル
スキル×努力=目標達成
として、努力が2倍必要だそうです。
結局は努力に勝るものはないっていうことですね。
その努力をし続けるということが「やり抜く」につながあると思うのですが、何にたいして「やりぬく」のかがポイントかと思います。
一度はじめたら絶対終わらないでは、結局のところなにもできません。
そのため、本書では目的、それも究極な目的を重要視しています。
そしてこの「やり抜く力」は伸ばすことができるとして、その方法を伝授しています。
大きく2つ
内側から(自分から)と外側から(環境、まわりから)
さらに、子育て論まで言及されており、子供のやり抜く力を向上させるために親がやるべきことについても述べられています。
賢明な育て方をしろ!!
っということで
「高い期待」と「惜しみない支援」を組み合わせることが重要。
うーん、反省....
ということで、自己啓発、人材育成、子育て分野では久々のヒット!
「一流の育て方」ではちょっと残念な思いをしましたが、こちらはお勧め!!
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★★★★『GRIT(やり抜く力)』(アンジェラ・ダックワース)のレビュー
自己啓発本のなかでよく使われてきた「忍耐」や「意思力」「継続」「努力」といった言葉が力を失い、古臭く、上から目線的な印象を感じ始められるようになって久しい。
アンジェラ・ダックワースはそんな行き場を失いかけた、‘生のエネルギー’をどうやって
『人間社会の充実ある未来社会の創造』に役立てようかと考えたようだ。そして見つけてきた『GRIT』という言葉とその概念を紹介している。
これを読み終えた読者が、「なんか頑張れる気がする」という漠然とした期待に、あるいはもう少し具体的に「意図的な練習」「一万時間の法則」などのテクニカルなことだけに留め、視点を奪われることなしに『GRIT』に込められた概念とそこにアンジェラ・ダックワースが吹き込もうとした想いを、再度切り取ってなんとでも感じ取って欲しい。
私が感じた良かった幾つかを紹介します。
①『興味』を持つことの重要性に触れた部分
〜〜『人間の赤ちゃんは生まれたときにはほとんど何も知らない。ほかの動物たちは、生まれてすぐに強い本能に従って行動するが、人間の赤ちゃんは、ほとんどすべてのことを経験によって学ばなければならない。もし赤ちゃんが新しいものに対する強い欲求を持っていなければ、経験によって学び、生き残ることができなくなる。
「だから興味というのは、新しいことを学びたい、世のなかを見てみたい、目新しいものに出会いたい、変化と多様性を探し求めたいという、基本的な欲求なんだ」』〜〜
人間の尊厳性をあらためて感じさせられました。
*(この『興味』ということについては『子どもは40000回質問する』(イアン・レズリー)がさらに詳しく、面白く解説しているのでお勧めします)
②これは、ちよっと‘現実の厳しさ’というものを感じた件でもあり、‘動物としての人間’をあらためて感じた部分でもありました。
〜〜『脳の神経回路には可塑性がある。したがって、まだ若いときに大きな逆境を経験して、それを乗り越えた場合、それ以降にまた逆境が訪れると、対処の仕方が変わってくる。ただし、それは非常に大きな逆境を経験した場合に限られる。だから、『あなたなら困難を克服できる』といくら励ましても、脳にそのような変化は起こらない。脳の神経回路の再配線が起こるには、下位の抑制領域と同時に、制御回路が活性化する必要がある。それは実際に逆境を経験して、それを乗り越えたときに起こること。
子どもの頃になにかを乗り越えた、うまくできたという経験は、ずっとあとにまで効果をおよぼすと私は考えている。だから、自分の行動と自分が経験する出来事には、望ましい意味で関連性があることを学ぶ必要がある。つまり『自分がこうすれば、きっとこうなるはずだ』と思えるようにならないといけない。』〜〜
自分は逆境を乗り越えたという経験がないまま年をとってしまったので、「脳の神経回路は逆境への対処ができない」状況にあるのか(-_-;)
③この部分は私が認識していたこととは違ったので、チョット記憶に残りました。
人間の行動に働きかける力は、本能(辺縁系)>理性(前頭前皮質)だと思っていました。(だから自分にたいして「しかたないなぁ」なんてよく呟いていた)
「嫌な経験に対して反応する脳の領域はたくさんある。たとえば扁桃体だ。それどころか、全体がストレスに反応する辺縁領域もある。
こうした辺縁系の構造は、前頭前皮質など上位の脳の領域によって制御されている。だから、頭のなかで何かを判断したり、考えや意見が浮かんだりするとーーたとえば『ちょっと待てよ、これならどうにかできる!』とか『そんなまずい事態じゃないぞ!』なんて思ったりすると、前頭前皮質の抑制構造が活性化して、メッセージを送る。『まあ落ち着いて!そんなに慌てなくていい。一緒に手を打とう』」
★最後に、読後に世の中の空気を思いっきり吸って、呟いたこと。
『「何かに興味を持ってそれを極めるために一途になる」覚悟と同時に、タンスの引き出しに「世のなかを俯瞰する視座」をしまっておいて、ときどきそれを見つめないといけないなぁ』
2016/11/09
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まだ曖昧な点が多い印象だったが、やり抜く力の確認は面接時の質問、子育てにも活かせる部分はあると思う。やりぬく力のある人はPDCAサイクルを自分でコントロールでき、力のない人は対策までは考える事ができるが、一人で自走できないのではないだろうか。
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後半を読みたかったのに、後半斜め読みになってしまった。
やり抜く力
・明確に定義されたストレッチ目標
・完全な集中力と努力
・すみやかで有益なフィードバック
・たゆまぬ反省と改良
毎日、同じ時間、同じ場所での「習慣」をつくる。
温かくも厳しく子どもの自主性を尊重する親
二年以上、頻繁な活動
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「1%のひらめきと99%の努力」とか「1%の才能と99%の努力」とか、その意味はともかく、その1%すら不要なんじゃない?という話。継続は力なり、に近いかな。
どうやって努力するか、いかに努力し続けるか、そこんとこがポイント。
トータルで、何となく思っていたことが裏付けられたような本ですが、問題はそういう努力を続けられる環境かどうか。学生の課外活動が推奨されているが、お金のかかることになると制約を受けることもあるし、、、というのも書いてあって、教育にかけるお金の大小が格差に関係するというのはこの本でも指摘されている。
繰り返し出てくるけど、「(子供の成長は)待ったなし」なんですよね。内容に100%合意できて大いに参考にすべしと思っても・・・もっと早く読んでたら違ったのかなぁ。子供の教育のみならず、自分自身がどうだったのかを振り返ると、いろいろ思うところがある本ですね。
研究や実験レベルでなく、教育現場にこういう認識が浸透してほしいです。
余談ですが著者のお父さんが自分をデュポンターと呼んでいるのは笑った。アムラーやマヨラーと同じ。CMのキャッチコピーを一緒に唱えるとか。こういう企業文化って海外の会社でもあるのね。知らなかった。
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全社会議で一度このテーマについて議論をしたのをきっかけに購読。精神論でも才能でもない概念としてのやり抜く力、グリット。この力は大人になってからも、環境や経験によって強化されもすれば、減衰もする。このグリットが培われるような組織の在り方を追求していきたいですね。
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心理学者の研究から、一流と言われる人たちの持つ共通の力、能力とは何か。
センスでも天才的な能力でもなく、グリッド、つまりはやり抜く力であったというもの。こうした、一般の人が喜びそうなタイトルをつけて、売ろうという魂胆の本というよりは、研究した成果から希望を与えたいという意図があるように感じた。
才能を人よりも短い時間で達成する能力とすると才能*努力=スキル、スキル*努力=達成とすると、努力が二回出てくるではないかと。つまり、才能が達成に直結しているわけではなく、努力が大事であると。
努力とは、意図的な練習が必要で、それを明確に定義されたストレッチ目標、完全な集中と努力、速やかで有益なフィードバック、たゆまぬ反省と改良を伴っていることが大事。
グリッドを持てといくらいっても仕方ないので、グリッドを持つにはどうしたらいいかを研究しないといけない。努力したらその先に何があるのかを見せるチカラが、リーダーに必要ということでもあろう。
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当たり前のことだけど、やり抜く力(grit)ということの大切さを改めて認識した。オリンピック選手の華々しい活躍しか目にしない我々が、それを見て手放しに喜んでいるのが恥ずかしい。その裏にどれほぼのたゆまぬ努力が隠されているか。
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一流と言われる人たちは何がすごいかというと、
才能もそうかもしれないがそれ以上にたゆまぬ努力の
積み重ねにより才能を開花させたことである。
このたゆまぬ努力、やり抜く力のことをGRITという。
GRIT = 情熱 × 粘り強さ
また、GRITがある人は幸福であるとの統計的結果もあり、
GRITがある→やりたいことを実現出来る→幸せ
といった流れが確立されている。
このGRITは後天的に身につけられる能力らしく、
独自でも他力でも身につけることは可能。
GRITが無い人は実践してみてはどうだろうか?
【勉強になったこと】
・大きな成功を収めた人に共通する特徴
並外れて粘り強く、努力家である
自分が何を求めているかを理解している
・偉業というのは、小さなことを一つずつ達成して、
それを無数に積み重ねた成果のこと。
・才能とは、スキルが上達する速さであり、
スキルは努力によって培われ、かつ培ったスキルは、
努力によって生産的になる。
・取り組むべきことの優先順位を決めるための3段階方式
1. 仕事の目標を25個、神に書き出す。
2. 自分にとって何が重要かをよく考え、もっとも重要な
5つの目標に丸をつける。
3. 丸をつけなかった目標を目に焼き付ける。
そしてそれらの目標には、今後は絶対に関わらない。
・やり抜く力を持つ人に共通する特徴
1. 興味を持って取り組んでいる
自分のやっていることを心から楽しんでいる
2. 日々練習している
昨日よりも上手になるようにと継続的に練習している
3. 目的意識を感じている
自分の仕事が周りにとって重要だと確信している
4. 自分のやっていることに希望を持っている
どんなに困難な状態になったとしても諦めない
・GRITを伸ばすアプローチとして、内側・外側から伸ばす
方法がある。
内側から伸ばす方法:
自分でマインドセットして努力する方法
外側から伸ばす方法:
上司などメンターをつけてもらったり、
環境を変えることで意識を変える方法
・目的達成のためのアプローチ
1. ある一点に的を絞って、ストレッチ目標を設定する
2. しっかりと集中して、目標達成を目指す
3. 改善すべき点がわかったら、すんなり出来るまで繰り返す
・ストレッチ目標に向けて努力し続けるのは苦しい。
だからこそ、強制的に時間を取るといった強制力が必要。
習慣化させてしまえば、苦にはならない。
・そもそも最初から他者のために役立つ目的を立てる必要は
全くない。まずは個人的な興味からスタートして、真剣に
取り組んでいくなかで人の役に立つ目的を見つけるのがよい。
・人は成長思考と固定思考の両方を持ち合わせており、
成長思考の割合が大きくなればなるほどGRITは高い。
成長思考:
チャンス���周囲のサポートに恵まれれ、
かつ努力すれば自分の能力を伸ばせる
固定思考:
人生には浮き沈みがあるだけで、
そもそも人の能力というのは生まれ持ったもの。
成長思考の人は、挫折を味わったとしても
アプローチを変えれば乗り越えられるはずと解釈する。
・困難にぶつかり躊躇している人に対して、
きっと困難を克服できると応援しても意味がない。
そもそも乗り越える経験があるかないかなので、
アドバイスをするのはよいが応援は意味がない。
・目的達成のためには、目的に向かってやるべきタスクを
洗い出し、それを体系化して最初に取り組むべきタスクを
選定するところからスタートする。
このとき、取り組みやすいタスクから着手するのがよい。
途中クリア出来ないタスクがあった場合は、
タスクを変えるか止めてしまうといった判断をして、
目的達成に向けた歩みを止めないこと。
・環境によって人は変わる。
GRITをつけたければ、GRITのある人たちと関わるのがよい。
やり抜く力の強い人たちに囲まれていると、
同調性によって自分も自然とそうなるもの。
・GRITを組織として身につけるためには、
1. みんな一つはハードなことに挑戦する
2. 区切りの良いところで諦めてやめてもよい
3. ハードなことを自分で選択する
といったルールを設けて取り組むのがよい。
また、上記を達成出来るよう十分なサポート体制を組むこと。
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近年注目が高まってきている「GRIT」(やり抜く力)について書かれています。個人的にはこの能力は昔の人が持っていて、最近の若い者には欠けているとよく言われている能力のことかなと思いながら読みました。確かに成功した人は同じことをやり続けているし(でないと成功できないというのはわかります)、能力でなく努力が重要であることも理解できます。正論として分かっているよというところを、思っているより重要なのだということを語られているように感じます。
GRITの能力とは何なのか。その重要性と、それを身につけるための具体的な方法や例示に豊富で、また著者の勇気を沸かせる姿勢が伝わってきて、自分でもできるという大きな自信二沸く内容で、非常に面白く読ませていただきました。自分の今の「やり抜く力」を知ることのできるテストもあり、読後の方針を考えながら読ませてくれます。
もちろん人生に大切なのはGRITだけではないということを、最後に少し書かれています。それでもその重要性は欠けることがないということも読めば理解できます。
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読み物としてとても面白かったんだけど、読者が興味があるのはやり抜く力をどう伸ばすかということと思うので、その辺りの記述がもう少し多ければもっと良かった。
家族の決まりごとの項目でしかそのことに関しては触れられていなかったと思うので。
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グリット。非認知能力のなかでもかなり重要。
でもその伸ばし方、測り方はまだ研究途上。もっと研究が進んで欲しいなと思う。
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情熱とやる気 親は厳しくも暖かい 親自身がロールモデルになるよう、自分も成長する。メンターとの出会い