電子書籍
ひどい駄本
2017/04/02 11:29
7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七慢 - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に徒労感が残る雑談を読まされた。
おそらく私と同じように社長推薦図書として購入させられた方がたくさんいて,苦悶して挫折した方がそのほとんどではないか?
筆者が言う「やり抜く力」とは要するに,初期値に関わらず結果が大きく変動する原因だということだ。
その一エビデンスとしてグリーン・ベレーで「志願者総合評価スコア」に関係なく中退する者がいることが挙げられている。グリーン・ベレーは「やり抜く力」の養成に失敗しているのにこれが証拠だというのだ。
初期値の設定に一貫性がない。
筆者が「やり抜く力は遺伝子と環境の影響」と書いているのにはズッコケた。被験者の意志力は「やり抜く力」に対して根源的に多くの部分が無意識と言っているのと同然だ。一方で入学時での学力・体力を初期値としているのだ。
統計学上にも問題がある。
筆者が「結果を出した人たちの特徴」を基調として,成功した結果を出した人たちは努力をしたことが特徴だと論じている点だ。ここには,
1.努力をしたが世の中で成功していない者
2.努力をしていないが世の中で成功している者
という反証可能性を精査していないのだ。
反証可能性に言及していなければ,「強く願えば雨が降る」式の迷信と変わらない。
1.「雨が降らないのは,願いが十分足らないからだ」
2.「雨が降ったのは,強く願ったからだ」という結果論に酷似している。
この本は結局のところ,雑談である。
「あなたを誘ってどこかでコーヒーでも飲みながら、私がこれまで学んできたことをお話しする、そんなつもりで書き進めてきた」
「やり抜く力は一番重要なものでもない」,
「最後まで続けようとすると,もっと自分に合っていることを始める機会を見失ってしまう可能性が高い」,
「やり抜く力がもたらす可能性のあるマイナス面については,今後さらなる調査が必要」
こんな言葉を読むために「やり抜く力」を200%発揮するのか!?
徒労感の残る駄本である。
投稿元:
レビューを見る
2017.11.23
いやあよかったなあ。
いろいろ考えることがあった。
また読みたい。
投稿元:
レビューを見る
成功の十分条件として、そして、人生を豊かなものとし幸福度の向上にも寄与する力、GRITについて。そもそもGRITとは何なのか、才能との住み分けはどうなのか、に始まり、GRITを伸ばすために重要なマインド、ファクト、コンディション、その他諸々について事例を交えて解説されている。
GRITのコンセプト自体非常に面白くて引き込まれるうえ、レジリエンス、フリンの社会的相乗効果、チクセントミハイのフロー、ブレント・ロバーツの対応原則など、他のreliableな心理学的エビデンスとの関係にも触れられており、リーズナブルかつ体系的にまとめられているという印象を受ける。
子育てに最も重要なのは「親のGRIT」であるという認識が日本に浸透したら、どれほど将来が明るくなることだろう。
投稿元:
レビューを見る
・グリット = 情熱 + 粘り強さ
・強化
「興味」「練習」「目的」「希望」
・興味を問うて発見し、PDCAで練習し、自分の欲求だけではなく、他社への貢献を目的とし、希望を持つ
投稿元:
レビューを見る
日本語で言うならば「胆力の磨き方」とでもいうべきか。
精神性と実行性がバランスよく書かれた本であると思う。
一読の価値あり。
投稿元:
レビューを見る
具体的には、挫折した後に失敗してもくじけずに、チャレンジを続ける能力だったのです。これを著者は情熱と粘り強さを兼ね備えているとして
「GRIT」(グリット)
と呼びました。GRITとは、口語で、困難に遭ってもやりつづける気概や闘志のことです。
安心してほしいのが、GRITが強いほど、人生の満足度が高くなっていると言うことです。やりすぎはないようです。家族への影響はまだ詳しくは調べられていないようですが、少なくとも、本人が毅然として生きることが、家族にもいい影響を与えています。
ただし、やり抜く力が能力の全てではありません。
私達の能力は
・成績や業績に結びつく個人的な長所
・人付き合いに役立つ長所
・知性に関する長所
に分かれていて、それぞれがハーモニーを奏でて人格を形成しています。たった一つが重要というわけではなく、ただ、やり抜く力があると、能力があるのに無理と思わなくなるのです。
そして、最後に天才を
「自分の全存在をかけて、たゆまぬ努力により、卓越性を極めること」
と考えれば、誰でも天才になれるのです。
科学的にではどのように子どもを育てればいいのか、優しい親がいいのか、厳しい親がいいのか、いろいろな議論がありましたが、さまざまなエビデンスを結集した結果、必要なのは
「賢い育て方をする親」
でした。具体的には、要求は厳しいけれども、支援を惜しまない親です。一方、要求が厳しいけれども支援をしないのが「独裁的な親」、支援をするが要求しないのが「寛容な育て方をする親」、支援も要求もしないのが「怠慢な育て方をする親」です。
投稿元:
レビューを見る
努力は2回影響する。
達成
何分間走れるか
究極の目標
取り組むべきことを発見する
目的
人の役に立っている
つながり
無力感
自尊心
情熱
学習性勤勉性
課外活動
ハードなことに挑戦する
言葉遣いを変えて価値観を変える
時間前行動
成熟の原則
やり抜く力は
育つ時代の文化的影響を受ける
年齢とともに強くなる。
興味
目標に向かって努力することに喜びや意義を感じる
好奇心
この仕事が好きだ
練習
何がなんでももっと上手くなりたい
目的
情熱
目的意識
人々のためにも役立つ
希望
粘り強さ
努力が二度影響するとは何か?
スキルは努力によって、生産的になる。
究極の目標とは何か?
無力感とは何か?
学習性勤勉性とは何か?
言葉遣いを変えて価値観を変えるとは何か?
投稿元:
レビューを見る
様々なケースで、ある集団の中で目的を達成する群と「やり抜く力」は関連がありそうだということで、いかにしてこの「やり抜く力」を伸ばせるのかというテーマを扱った本。
現時点でのやり抜く力を簡易的に計測する質問表をやってみたところ、かなり低かった。超長期目標と短中期目標の方向性を考え直すことが自分には大事そう。
投稿元:
レビューを見る
子育てを考えさせられるいい本。
どんな子供に育ってくれたら、1人で生きていけるか。
おそらく、仕事を最後までやり抜く、レジスタンスを持つことだといまは考えている。
本著では、才能と努力に焦点をあてている。
面白いのは以下の公式だとすると、目標達成には努力が二回影響すること。
才能×努力=スキル
スキル×努力=目標達成
よって、何事もやり抜く力が必要で、それは育て方によるものだそう。褒めて育てるのも大切、もう少し頑張ろうねと続けさせることも大切。
そしてやると決めたら以下を意識する。
①意図的な練習になっているか。楽な練習はいくら続けても意味がない。
②習慣化すること。偉大な選手になるには、偉大なチームに入るしかない。そこで優れた選手が行うトレーニングを一緒にやる。社会的相乗効果という。
③目的を持つこと。
以下メモ。
君には人生哲学がありますか?
まず好き嫌いで分け、いいと思ったことをやってみて、うまくいかなければ取り消す。
幸せには二種類。目先の快楽を追うこと、目的を追うこと。目的を追う方がどこかのタイミングで目先の快楽を上回る。
自分を高める努力を怠らないことが大切。
投稿元:
レビューを見る
やり抜く力が人生では一番大切であり、やり抜く力を強化するにはどうしたら良いのか、が端的に書いてある本。まだ研究中という話なので、「○○するだけでOK」という事がまとめて書いてあると言うよりは、成功した人達にはこういう共通点があるよ、というのが淡々と書いてある本。頷けることも多かったし、非常にサクサクと読めたんだけど、読み終わった後に「あれ?じゃあグリットを高めるには何をやれば良かったんだっけ?」という妙な感覚に包まれてしまった。要は本の内容が頭に殆ど残らなかったというか。また読み直してみたい。
投稿元:
レビューを見る
序文の内容が自分の気持ちにストレートに入ったので、やり抜く力を養う方法が出てると期待してしまった。実際には既にわかってることがだらだらと書かれていて、ちょっといまいち。
投稿元:
レビューを見る
あれ、たいしておもしろくない。もっとおもしろい箇所があったような気がするんだけど。セリグマン先生が悪い人なことはわかった。タイトルは「根性」でよかったのではないか。
投稿元:
レビューを見る
学術書ではないので詳しいデータや引用情報はない。
フィンランドのシスや日本の七転び八起きを紹介しているように,どの国にもGritに対応する心的特性があり,それが問題解決や個人の成長と関連すると信じられているのでは。日本における達成に繋がる心的特性をじっくり研究することは価値があるだろう。日本にいるから,日本人だからその心的特性に気づきにくいかもしれないけど。
投稿元:
レビューを見る
若い頃は、自己啓発書を2、3冊読んだら、元気になれ
たのですが、近頃は、その効き目も薄れ、新たなものを探している今日この頃です。
内容は、自己啓発書の王道
成功に必要なのは、才能でも、学歴でもなく、やりぬく力である
苦節何十年の、無駄な努力を賛美する日本人にとっては、何をいまさら…
目新しいことは何もないのですが、
アメリカ人にとっては、新鮮な考え方のようです。
やり抜く力を身につけるための簡単な方法は、
やりぬく集団、
すなわち高いレベルの環境に、自分を置くこと。
よほどの強い意志がない限り、ゆるい環境にいたら、
成長できないのは、私自身が、実証済み。
とはいえ、就職活動も、転職活動も、成長できる環境を求めて挑むのですが、そんな環境にたどり着けないのが現実。
やはり、成長できる環境を、自分でつくり上げなければならない。
しかし、それができれば苦労しない…。
だから皆、途方に暮れて、自己啓発書なんぞ読んで…。
いつまでたっても堂々巡り。
そんなことを何十年も繰り返しているうちに、
何をやりたかったかも忘れてしまう有様。
そんな人は、手当たりしだい、いろいろなことをやってみて、方向性を見つければよいとのこと。
わかりました、いろいろやってみます!
投稿元:
レビューを見る
https://www.ted.com/talks/angela_lee_duckworth_grit_the_power_of_passion_and_perseverance?language=ja?utm_source=tedcomshare&utm_medium=referral&utm_campaign=tedspread