紙の本
Qrosの女
2017/01/26 10:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は話題があちこち飛んでなかなか読んでいくのがたいへんでした。しかし中盤からすべての話題が一つに集約し怒涛の終結です。見事なシナリオですね。芸能界、出版界の描き方もなるほどなおという感じです。誉田さんの一分野の開拓ですね。
投稿元:
レビューを見る
芸能界と週刊誌の裏側の話という感じ。つくづく芸能人って大変だなあ思う。。人のプライベートをリークして何が楽しんだか。週刊誌は嫌い。でもそれを楽しんでいる読者がいるのも確か。
読みやすかったけどQrosの女の正体もすぐ分かっちゃうし、最後にオチでもあるのかと思ったらそうでもなくて、チャンチャンって感じ。
投稿元:
レビューを見る
いいねえ、謎のオンナ。オチもいい。けっこういろんなことも示唆しつつも、全体としては軽い?ノリなのは得意な人だよね
投稿元:
レビューを見る
ちょっと綺麗だけど、非常に控えめな女の子がふと撮影のモデルに突然使われて大変なことに。そのあとの顛末が本の趣旨。芸能記者の栗山と園田、全くタイプは違うが、主人公の真澄がストーカーまがいにあってその片棒を知らず担いだ園田が正義の騎士へ。結局オチはえ!ということであったが、まあ、読み物としては結構誉田のストーリーで展開が早くて、良かったと思う。ただちょっとオチがもう少し格好いいのじゃないの?と思った。
投稿元:
レビューを見る
いただいた本です。ストロベリーナイトとか怖いイメージがあったけど、今回はグロさはなかった。すごく楽しく読めました。
投稿元:
レビューを見る
CMで話題の謎の美女。
記者たちも何一つ情報を掴めず、ネットには憶測が飛び交う。
そんな中、CMで共演した人気俳優のマンション近くで彼女を発見!?
熱愛スクープだと記者たちは意気込むが。
現代のネット社会を考えさせられる作品。
章ごとに語り手と時間軸が変わり、頭の中で組み立てながら読み進める楽しさがあります。
黒でも白でもない誉田さんかな?
投稿元:
レビューを見る
芸能界やマスコミの世界が舞台の物語。CMに登場した謎の女性をめぐり追いかける週刊誌記者や芸能事務所や所属タレント達の視点を時間軸に細工を加え楽しませてもらった。結末がとても良かった。著者の作品は「幸せの条件」に続きまだ2作目だけどもっと読んで見たい。
投稿元:
レビューを見る
やっぱり好きな誉田作品。
誉田作品としてはエログロバイオレンスが全くないけど、テンポの良さと意外性のある展開はそのまま。
読後感もスッキリしていていい感じ。
映像化するなら栗山は安田顕さんがいいかなぁ。真澄は誰かな…若い頃の小西真奈美さんとかピッタリなんだけどな。
投稿元:
レビューを見る
物語は、芸能ネタの記事を出す記者達の群像と、「Qrosの女」なるモノを巡る一寸した騒動に関連する人達、そして周辺の人々の動きで綴られている。或いはサスペンスであり、或いは或る職業に生きる若者の青春劇であり、他方で「“芸能マスコミ”とは何なのか?」ということや、「気軽に情報を閲覧し、同時に誰でも発信することさえ容易な時代という状況は何なのか?」というようなことの問題提起も為されている。
複数の視点人物によって物語が綴られ、章を進む都度に内容が厚みを増す。人物Aの視点で人物Bと会って話し合っている場面が綴られ、少し経つと逆に人物Bの視点で人物Aと話し合っている場面が綴られる。こういうのが、或いは非常に「小説らしい表現」で愉しいと思う…
とにかくも「暫し夢中」になり、頁を繰る手が停まらなくなり、素早く読了に至ることであろう…
投稿元:
レビューを見る
章によって視点が変わります。
第一章の主人公が、どうにも好きになれなくて
全然進まず挫折しそうになりました。
第二章からは、まともな人が視点となり
そこからはスムーズに読めました。
内容は芸能界、週刊誌周りのことでQrosの女は誰なのかと脅かしてるのは誰かのの2つの筋になります。
選んだ自分が悪いのですが、そもそもエンターテイメント系
にはあまり興味がないので、入り込めなかったかな。
脅かしてる犯人の追い詰め方も、なんだかスマートでは
なかったし、Qrosの女もなんだかすっきりしない人で
周りが勝手に騒いで終わった感じ。
最後にニューハーフの方が活躍できてよかったのが、唯一の落とし所でしょうか。
投稿元:
レビューを見る
誉田哲也の長編エンタメ作品
謎のCM美女を追う週刊誌記者と、追われる美女それぞれの視点からの展開を、時間軸をずらしながら描いていきます。
第三章あたりから一気読みの展開でしたが・・・
クライマックスの落とし所というか、何かリアリティに欠ける結末が少々残念な読後感でした・・・
投稿元:
レビューを見る
わずかなきっかけでアパレルブランドQrosのCMに出演することになった、女性。
CM出演を秘匿にしたため、謎が謎を呼び一躍謎の美女「Qrosの女」としてネットで騒がれることになる。
本人、追うマスコミ、章毎に視点が代わり描かれていく。
真犯人がイマイチな感じだったのと、「Qrosの女」本人がもっと孤高のタイプの方がよかったかな。
投稿元:
レビューを見る
誉田さんの作品としては珍しい題材。
今年はまさしく芸能記事が世間を騒がせてるからタイムリーに文庫になったなあ、と。
違う視点から物語が進んでいくのは楽しかったけれど、ちょっと物足りない感もあるかも…
でもこうやって取材するのかあ、とか(実際もそうなのかはわからないけど)面白かった。
投稿元:
レビューを見る
作品終盤に掛けて、様々な伏線を回収し謎が解けるミステリー。安定感のある文章で面白い作品。誉田哲也氏の好きな方の作品。
投稿元:
レビューを見る
芸能界って面白い!
いやいや、この本が面白かった!
全く興味を持たない芸能界。CMがどのように作られて、芸能雑誌がどのように作られているかなんて待ってく知らないし、まずもって興味がわかない。
読み進めていくと、いつものごとく話が頭の中で繋がっていかない。
登場人物は少ないが、なぜ?となっている中、半分を過ぎた頃から、「もしや」とい思いが
そして、ふむふむと言う思いに。
しかし、最後にどんでん返しが。
いやー、楽しませて頂きました。
さわやかな文章で、人間の内面を描く、この作風にも共感を持てました。ありがとうございました。