紙の本
新しい農ライフネットワークの作り方
2016/10/19 09:45
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投稿者:neko - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリーは、若い女性が、農業をしようと、既存のシステムをつついてみるところから始まる成長モノガタリです。オハナシのキーは、ムカシのナカマのネットワーク再利用、比較的リカイのある地の人たちや、同じ方向性を持つ人たちとのネットワーク作りです。主人公は、中2でハハを亡くしてるし、ユニコーンっほいです。一方、別れるときの彼氏は、トランス入ってますね。
それで、アプローチとしては、現状維持のカベに小さなアナをあけで、それを広げていく。で、アナが広がるにつれ、ネットワークも拡大していく。そのとき、現状維持派が見て見ぬ振りができるようにマワリを整理しておく。「あんなにがんばってるんだから、いいんじゃない」みたいな感じです。ビジネスや技術、法律を学習するのも大事ですが、チシキだけじゃ、アナはあかない。
モチロン、ラッキーだなって思うこともあるけど、実際に農ライフを考えているヒトには、参考になると思います。とりあえず、自分の農業しようとすると、このクライのキリョクとラッキーとチシキが必要ってことですね。あと、他分野でも、カベにアナをあけるためのネットワークづくりの指南書になるかな。
もし、システムをいじりたいなら、ドウシと組んでネットワークを国会議員と交渉できるくらいに拡大する。つまり、選挙に影響力をもつくらいにネットワークを育てる必要がある。今は、現状維持派が、選挙を押さえてるから、ここが、本当のヤマかな。日本は、基本、紙の投票用紙だから、記録が残るんで悪いことはできないでしょが、公共事業華やかなりし頃は、家長が、足の不自由なバーサマとかも含めて、一家全員に「○○と書け」といって、投票会場に連れて行ってたようです。これは、アメリカとか個人主義の国では選挙違反でしょう。
電子書籍
子供の頃
2019/02/14 17:59
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
農業で生きるのいいなぁ!などと思っていたけど、実際は大変だろうし、都会で生活していると農業に従事しよう!とはなりにくい。
でも、今でもちょっと憧れる。
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また農業?と思ってしまった、正直なところw
だって、誉田哲也さんの「幸せの条件」、原田マハさんの「生きるぼくら」「ラブコメ」・・・あれ?もう一人くらいいたような?(忘れたw)なんてのを読んでもので~。
ま、みなさん切り口は違うんですけどねw
で、この小説ですが・・・面白かったです!w
お仕事小説、起業小説、恋愛ドタバタ含め・・・と思ってたら、裏事情なんかも垣間見れて・・・農業なんて、やるだけで大変、と思ってたのに、農地さえも借りられないんですね~~!!!あまってるのに貸してもらえない、わからなくはないけど、困ったもんです。。。
実弟が農業をやる、と言い出した時に私が言ったことは的を得ていました。「農家の一人娘のところへ婿入りするしかないでしょ?」w
農家の嫁探しも大変そうですな・・・。
いや、歳食ってコミュ力がないと男も女も結婚って大変だよね。んで、コミュ力があればいいってもんでもないし~( ̄ω ̄;)
主人公の久美ちゃん32歳は、なかなかたくましい。
結婚って、自立したもん同士じゃないと無理よね。
何もなければいいかもだけど、何かあった時には崩れちゃう。んで、自立してないと離婚もできないしね~。
自立できてないと、悲惨だもんな・・・。
自立してない人とは友達にもなれないもんねw
アヤノさんと富士江さんみたいな女性に憧れますねーw
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メディアリクエスト
そんなにうまくいくかなと、感じることもあったがアップダウンが激しく面白かった。農業のことは、知らないことが多いと思った。
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今、この年齢で持っている
世の中の仕組みや選択眼が大学生の時にあればなぁとつくづく思う今日このごろ。
でも、過去には戻れず今を切り開いて進むしかないですしねー
共感できるいいお話しでした。
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先日、伊藤淳子さんの「農業女子」という本を読みました。農業の分野でも女性がどんどん活躍していく姿、女性ならではの仕事の仕方が紹介されていました。今回、垣谷美雨さんの新刊「農ガール、農ライフ」(2016.9)を読みました。水沢久美子32歳の派遣会社勤務から農業への転身が描かれています。実家が農業をしているわけでもなく、ましてや独身女性が一人で挑戦することの厳しさがこれでもかと襲い掛かってきます。徐々に理解者や仲間も増えてなんとか軌道に乗りますが、読んでて辛くなることが多かったです。
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農業。婚活。30代で派遣先をやめさせられ、同棲相手に恋人ができて破局し、両親は他界していて頼るあてもなく、一体どうやって生きていったら……というところにテレビで農業をしている女性を見て、これだ!と立ちあがる。周りの人みんな結構な感じだけど、話がぱっぱか進んでいくので悲壮感に浸る間もなく、力強い(しかし読んでると結構つらい)新規就農の難しさ、婚活の描写がとても細かかった。
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胃が痛くなった
読んだら、胃が痛くなった
自分がアラフォーだから
読んでて、身につまされる思いがあった
生きていくって難しい
正解がないから、
イマイチ努力の仕方がわからなくなる
そんななかでも、
頑張って踏ん張ってる久美ちゃん、素敵でした
じゃあ自分は??
ほぉら、胃が痛くなる笑
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つらいことがあったとき、まだまだ笑えるって自信をつけるところに共感。まだまだいける。がんばる久美子に元気をもらった感じ。
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私は農家の嫁です。久美ちゃんには頑張って欲しい。実際、今の農業は甘くないですよ。良い伴りょが見つかることを切に願います。
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日本の農業の未来は明るいのか、それともこのまま衰退してしまうのか。踏んだり蹴ったりな状況で、テレビで見た「農ガール」に触発された主人公の久美子。自分の生きる道は農業だと立ち上がるものの、現実は甘くない。土地を借りるにも「どこの馬の骨か分からない」と言われてしまう始末。だが、貸す方が、突然、農業をすると言い出した女性を警戒する気持ちも分からなくはない。捨てる神あれば拾う神あり。人の縁は見えない宝だ。久美子が今までの固定観念から解き放たれた時に広がった世界。追い風を背に受けながら走り続けろ「農ガール久美子」。
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垣谷美雨、またもや暗い重い息の詰まるような話かと思いきや、やはり設定はすんごく切実なものだったけど、とにかく農業に対してまっしぐらな久美ちゃんに、とても好感、共感できた。
周りのアヤノさん、富士江さん、ヒトミと瑞希らはみんな優しさも自分都合なところもそれぞれの塩梅で、でも自分独りで生きていく根性をもっていたからこその繋がりでもあって、みんな逞しく頼もしく、久美ちゃんの人徳でもあるし、人間関係も努力のうえに成り立っているなぁと感じる。
日本の農業もどうなっていくのか、これはTPPなどに触れていないが、昨今心配の種ですよね。長く読まれるためにも内容に入れないでよかったと思います。
久美ちゃんの成長と今後の展望が(結婚も含め)とても楽しみに余韻を引くお話でした。
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派遣社員として働きながら、同棲生活を送っていた久美子。
同棲相手との別れをきっかけに、テレビで見た農業女子を目指し、農業大学校の新規就農コースを受講することにした。
先日読んだ幸せの条件に続き、また農業の話。
著者の本でも、身近な問題を見つめながら、分かりやすく農業について知ることが出来て、楽しい読書でした。
ブログで幸せ生活を綴っていた瑞希の話に、少し心当たりがあり、ドキッとしました(笑)
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「結婚を考えている彼女ができたから、部屋から出て行ってくれ」派遣ギリに遭った日、32歳の水沢久美子は同棲相手から突然別れを切り出された。5年前、プロポーズを断ったのは自分だったのに。仕事と彼氏と家を失った久美子は、偶然目にした「農業女子特集」というTV番組に釘付けになった。自力で耕した畑から採れた作物で生きる同世代の輝く笑顔。―農業だ!さっそく田舎に引っ越し農業大学校に入学、野菜作りのノウハウを習得した久美子は、希望に満ちた農村ライフが待っていると信じていたのだが…。
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派遣切りに遭った日に同棲相手に別れを切り出され、部屋の明け渡しを宣告されるという踏んだり蹴ったりの目に遭い、ホームレスになるか野垂れ死にするかという切羽詰まった気分でいるとき、たまたま目にしたテレビの農業女子特集に感動し、安易にその道に踏み出した久美子の物語である。元手も知識も縁故も何もないというないない尽くしの状況なのに、なぜか明るい未来を思い描けてしまうのは、長所と言っていいのか短所と言っていいのか悩むところだが、この場合は結果がまあまあなので、良かったのだろう。農業や農家が抱える現実も、さらっと表面的ではあるが描かれており、考えさせられるところではある。そしてやはり、人生何事も人とのつながりなのだと思い知らされる。とっかかりになる関係を築くことができると、思いもかけない方面に人脈が広がっていくのが興味深い。さまざまな年代の女性たちの生き様も、それぞれがそれぞれらしくて好ましい。農業の物語であって、人とのつながりあっての人生の物語でもある一冊である。
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「結婚を考えている彼女ができたから、部屋から出て行ってくれ」派遣ギリに遭った日、32歳の水沢久美子は同棲相手から突然別れを切り出された。5年前、プロポーズを断ったのは自分だったのに。仕事と彼氏と家を失った久美子は、偶然目にした「農業女子特集」というTV番組に釘付けになった。自力で耕した畑から採れた作物で生きる同世代の輝く笑顔。―農業だ!さっそく田舎に引っ越し農業大学校に入学、野菜作りのノウハウを習得した久美子は、希望に満ちた農村ライフが待っていると信じていたのだが…。
サバサバした性格の主人公&登場人物が、とてもリアルで面白かった。
垣谷さんの作品はこれが初めてだったけど
読みやすくて嫌味もなくどんどん読めた。
他の作品も読んでみよう( ・∀・)