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紙の本

文化的に、女は(都合の良い)お客様か?

2017/02/27 20:50

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:猫目太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

高等教育への進学を閉ざされていた戦前の女性達が、「教養」や「文学」に憧れを抱き、自ら「作品の創造」する側になろうとした。だが世間や、教養や文化の主な主役であった「男性たち」がそれを許さない。本書は、向上心ある女性たちが、現在まで「教養」や「文学的創造」に対する憧れや希望を時代や国家、文壇の男性達によって、もてはやされたり、利用された歴史だと思える。女性の大学進学率も上がった現在でも、教養といえば「文化的」で職業と結びつかない「自分探し」的な事になりがち。だが、女性がそこの枠から抜け出し、自由に「興味がある事柄」を探究出来るようになれば、女性の知性的広がりに希望が持てると思う。「教養は役に立たない」と諦めない事が大切。

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2017/04/11 09:29

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2017/10/12 23:04

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2022/07/11 09:30

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