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★2016年度学生選書ツアー選書図書★
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『一番面白いのは表紙』
〆切本、私の好きな作家が一同に会していたので、珍しく単行本を購入。期待はずれと言うほどでもないけれど、アンソロジーにありがちの物足りなさというか、コレジャナイ感が否めない。とまぁ、ここで感想を終わりにしたらなんとなく私の理解が足りないだけではないか(実際8割は私の理解は足りてないのだけど)と思われそうなので、少しだけこの本がもっと面白くなる読み方を提案しておく。
まず、このエッセイは〆切本とあるが、表紙や裏表紙にあるような〆切に切羽詰まって死にそうな作家の話ばかりではないと言うことを事前に知っておく。そして、前後のないエッセイの総まとめなので、起こっていることよりも作者が感じていることに着目して読む。そして、最後に一番大事なことは一気に読み進めないこと。
一気に読み進めると、薄いカルピスを大量に飲まされているような気になってくる。人の全く異なった主観を大量に同時にインプットすると、一体誰がなにを考えて、どうなったのか全く理解できなくなってくる。で、結果なにが面白いのかわからなくなる。
とここでふとこの本の編集者はいいなぁと思った。なんせ、オール引用本(私の認識が正しければ)だから、〆切を破った作家がいない。
最後に個人的に思ったのは〆切はどこか美学の匂いがする。
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20170106読了
2016年出版。多くの作家の、締切に関するエッセイや随筆などを抜き出して集めた本。書評で知って借りる。追われてバタバタしたり逃げ回ったり、反応それぞれ。米原万里が印象的。枠があることの有益さ。
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(2016/12/1取りやめ)
西加奈子さんが入っていたので借りた本。
夏目漱石や島崎藤村も収録されて、年代の幅がかなりある。旧仮名文字も使われて、言いまわしもその当時のままで、序盤を読んで私にはちょっと無理と感じたので、気になる作家さんのだけ読んで、やめました。
文学が好きな人(読書がではなく)にはたまらないんだろうなぁ。
ちなみに、私が読んだのは、
序盤の、白川静、田山花袋、夏目漱石、島崎藤村、泉鏡花…ここで挫折
ここからは、気になる作家さんで、
江戸川乱歩、藤子不二雄A(漫画)、浅田次郎、泉麻人、吉本ばなな、西加奈子、手塚治虫、村上春樹
(内容)
作家としめきり、悶絶と歓喜の94篇!
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http://walking-diary.cocolog-nifty.com/honyomi_nikki/2016/11/post-c979.html
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和光でかりてもらった。
最近、小説を読んでいた遠藤周作、彼も書き始めるのに逡巡してから、というのは驚き。
大岡昇平の息子の話、おもしろい。
西加奈子の「肉眼ではね」も、おもしろい。使ってみたい。
森博嗣は、うっかり嫌いになりそうなくらい、きっちりしている。
全部、きっちり読んだわけではないが、
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”バカ本”と言っていいのか悪いのか非常に悩むところ…(苦笑
明治大正期の“文豪”はもちろん、現代にいたるまでの作家や評論家などが締め切りに追われる焦燥だとか諦観、怒り、悲しみ、困惑、言い訳、開き直りなどをその手で原稿用紙に落とした文章を集めたもの。
好きな作家であれば面白く同情心を抱きつつ読めるし、嫌いな作家であっても笑いながら読めること請け合いと思う。
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大家が様々な弁を尽くしてひたすら言い訳してる。
ように最後にはもう見えてくる。
一方で、〆切後に得た原稿こそ価値があるとする編集者に対して「酔っ払ってるとしか思えない」と切り落とした彼がちょっと好きになりました。
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〆切近くになって焦ってくると手が伸びる本。仲間を見つけて安心してしまう。しかも名だたる文筆家の「仲間」。あぶないあぶない。こっちは〆切直前とかカンヅメとかしたって、文豪たちのように才能あふれる素晴らしい文章をひねり出せるタマじゃないのに。
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様々な作家の〆切に関する文章等を集めた本。
ものによっては部分だけを抜粋して、あまり意味のわからない文章になっているものもあり、少しすっきりしませんがまぁ企画勝ちの本ですね。
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〆切に追われているときの気持ちというのは、大作家も庶民もあまり変わらないのかな。生みだされるものには雲泥の差があるのに。
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〆切とは、何でしょうか?
人生において、一番始めに〆切という言葉を意識するのはおそらく「小学生の夏休み」ではないか、とこの本にあります。
なるほど、宿題を早めに終わらせ遊んだ方、ギリギリになって慌てて取りかかった方、十人十色いらっしゃいます。
さて、世の中には多種多様な〆切がありますが、そのなかで想像しやすいのは、作家の原稿の〆切ではないでしょうか?
あなたは、〆切と作家と聞いて、どんな様子を浮かべますか?
「書けない、どうしても書けない。」とペンを握りしめ白紙の原稿用紙に向かっている様子でしょうか?
〆切前に編集者の方によって缶詰にされている様子でしょうか?
「あと2日、いや1日。」と〆切をのばして欲しいと言っている様子でしょうか?
夏休みの宿題の取り組み方が人それぞれ違ったように、作家の数だけ色々とあるようで…。
明治時代の文豪から現代の人気作家まで、 総勢90名による〆切にまつわるエッセイ、日記、手紙、対談等を集めたこの本。
なかには、きっと自分とよく似た方もいるかもしれません。
好きな作家のものを読んでみると、こんな風に書いてるんだなと、今度その方の本を手に取るとき、また違った視点でみることができるかもしれませんね。
読んだあと、作家の方々がどこか身近に感じられる一冊です。
ペンネーム ネコヤナギ
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古今、〆切にまつわる、小説家を中心にした作家たちの随筆、エッセイなどをまとめた本。なので、当初想像していた「ひたすら苦悶する作家の呻き」ではなく、ある程度整って紡がれていたので、読みやすいような、肩透かしでもあるような読書だった。
とはいえ、〆切を守らない作家、かならず守る作家、効用を語る作家等創作者ならではの視点が楽しめ、応対する編集者の苦悩も推し量れて面白い。
ただ一番印象的だったのは、〆切を社会心理学の側面から研究している論文だった。一般人にも、言ってしまえば人生にも、〆切の効用はあるんだなぁ。
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締め切りは 明日と思え 三日前
帯に「なぜか勇気がわいてくる。」ってあるけど、勇気はわいてこないな。「こうはなるまい」って思うわ。
どちらかと言わずとも、完全に森博嗣的思考。学生時代森を読みまくったからね。読んでも影響されないひとだっているんだから、もともと感覚的にそっちに近かったんだろう。締め切りは守れよ。ビジネスだったらなおさらだろ。芸術? 文学? そこに金銭が絡んだらビジネスだ、商売だ、約束は守れ。
まあこっちは趣味で同人やってるし、締め切りも自分で決めるんだけど、それだってちゃんと守るし、守れるよう脳内で日数計算もするよ。基本バカだから、がばがばな計算だけど、そこを見越して余裕持って計算するもん。夏休みの宿題は、さっさと終わらせるタイプでした。
っていってもね、自分もいつか締め切り守れないってことがあるかもしれないしね。そんなきっついことばっかりも言ってられんのもあるだろうしね。わかっててもできないひとっているわけでね。ただその場合、努力のあとが見えるか見えないかなんだなぁ。結果が出せそうもないなら、せめて経過を逐一報告しろ、仕事をしているアピールをしろ、と昔上司から教わりました。それだけで印象がだいぶ違うそうで。
締め切りは破ってこそだとか、本気で言ってんのかね。正直好きな作家がそういうこと言ってたら読むのやめそうなので、やっぱりできるだけ作家の私的な面は見たくないなぁ。
金井美恵子が劇的に合わないってことが分かったので、今後読むことはないでしょう。あと内田百聞がひどくて笑える。
社会学者樋口収のは面白かった。なんで人間は締め切りまで余裕があると楽観的に考えちゃうのかっていうことに対する、心理学的な考察。
締め切りが迫ってきててあたふたしてる文章とか、普通に読んでて面白い。発想の勝利な本。
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しおりにも登場していたが内田百閒が面白すぎる。
この本は図書館で借りたのだが、購入し手元に置いて折に触れてあちこちつまんで読むのがいい気がします。