紙の本
企画の勝利だが...
2018/04/09 14:03
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投稿者:ジル - この投稿者のレビュー一覧を見る
「〆切本2」から読んでしまったので、残念ながら感動なし。
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やっと借りられました。書くことを生業としている人に対して、憧れや尊敬を感じるのですが、つらいからこその輝きなのでしょうか?
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十人十色の言い訳集。装幀と、何よりテーマが今までになく独特で目を引きます。
あの文豪もこの著者も、書けないと嘆き、投げやりになり、文学的な言い訳(!)をこぼしながら机に向かっていたんですね。そんな作家の先生方を相手に編集者側も、どうにか原稿を書いてもらうために時折嘆いているあたりが第三者的には笑ってしまいます(渦中には居たくない)。
人間くさい、光るエピソードで溢れています。
普段は見ることのできない舞台裏を覗かせてもらった気分。不思議と元気がもらえます。
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可愛かった。
長ったらしく丁寧な書き出しでたらたら書き綴ったかと思えば、言いたいことは、小説 どうしてもかけない だけだったり、わざと遅れたんじゃない、自分はこういうスタイルなんだ、というアピール。
微笑ましい。不思議と勇気付けられる。
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文豪たちの〆切に関するあれこれ。
→https://ameblo.jp/sunnyday-tomorrow/entry-12210823387.html
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左右社って初めて聞くなー。
そして編者みたいな個人名も特にない。
そこがなんとなく不思議。
とにかく〆切にまつわる作家の文章を集めた本。
表紙裏表紙にそこから抜き出したフレーズが散りばめられているんだけど、これが面白い。
一番きたのが、「殺してください」と「原稿性発熱」。
子どもの頃、小説家に憧れたこともあったけど、多分2冊目が書けなかろう、と諦めた記憶がある。
「降りてきた」時に書けばいいわけではないのだから、小説家という職業はホントにすごいなと思う。
だからといって〆切がなければいいものができるわけでもないといのも深い。
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たくさんの作家さんの、〆切に対するそれぞれの思いが書かれていておもしろかった。
勝手なイメージで申し訳ないのだけれど〆切をちゃんと守っている人は少ないと思っていた。きちんと守っている作家さんが多くて驚いた。
森博嗣さんが書いていた、〆切より早く出しても課金されることは無いし逆に遅れても罰金が無いからお互いに曖昧になるというのは一理あると思う。一般読者としてはひたすら待つのみですが。
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装幀で一目惚れし、名だたる文士、文豪に惹かれました。
内容は一目惚れ以上に惚れ惚れするもの。
〆切に対する言い訳、恨み節が、素晴らしい表現で
美しい文章なんです!
教科書に出てくる人たちが、課題提出期日に悩んでる
学生以上に悩んで、悪あがきしてたんだと知ると
親しみを感じます。
そして〆切側の編集者も負けていません。
作者と編集者の強い絆、お互い尊敬がなければ
成り立たない世界なのだと思いました。
急に出てくる論文には、あまりの唐突さと毛色の違いに
思わず吹いてしまいました。
とても素晴らしい内容で、学生時代に知っていれば、
この論文を使って宿題提出しない言い訳ができたかもしれない。
本が好きな人に、是非お勧めしたい一冊です。
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作家さんの〆切りは、サラリーマンやセールスマンの期限、納期に該当するかな、で、誰にでも身に覚えがあるもの。
間に合わない、出来ないといった苦しみや言い訳なんかを
文章にして残せるのは、作家さんならでは。
『〆切本』は笑ったり、身につまされたり、共感したりできる楽しい本です。久しぶりに本を一気に読みましたよ。
でも、本や文章は時とともに埋もれてしまいがち、よくこれだけバラエティに掘り出してきてくれたもの。
胡桃沢耕史さんや車谷長吉さんの文章は、この本で出会わなければ、ずっと、読んでみることはなかったかも。今、車谷さんの本が読みたいなぁって思ってます。
私のこの一篇をあげると、高田宏さんの「喧嘩 雑誌編集者の立場」です。ぜひ、読んでみて欲しいです。ちょっと背筋が伸びる思いがしました。
この本をどう面白く読めるかは、読み手の抽斗の中味しだいです。本好きと自負する人にオススメします。
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初読。図書館。いろんな文筆業の方々が締め切りについて書いた文章を集めたもの。名前を見るとスゴイメンバーそろい踏みで、締め切りをほとんど守れない人もいれば、絶対に守る人もいて、どちらにしてもみんな苦しんでいる。本のコンセプトとしては面白いんだけど、それぞれの文章は玉石混交という感じで、全体としてはイマイチ。それがどういう状況で書かれたのか、もうちょっと詳しい背景が添えられていたら、もっと面白かったかも。
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高校生のビブリオバトルで紹介されており、興味をもって読み始めました。
が。
エッセイ、というよりはだらだらとそれぞれの作家の言い訳であったり、文学論であったり、手紙であったりと、異なる文体が入れ代わり立ち代わり現れるので、読みにくい印象でした。
また、自身の知識不足から、作家同士の人間関係をしっかりと理解できていなかったので、「笑い処」がはっきりとわからず、また作品を存じ上げない作家さんもいて、いまいち愉しむことができませんでした。
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愚図で怠惰な私には、身につまされる話ばかりで居たたまれない気持ちになる。同時に、偉大な作家たちが、締め切りを守れずに愚図愚図と言い訳しているさまをみて、勝手な仲間意識を持ちもする。
すでに〆切をすぎた仕事がいくつもあるのであるから、こんな本を読んでいてはいけないのである。
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〆切についての本。近代から現代までの作家の〆切の考え方、あるいは〆切を遅らせてくれ、という懇願のハガキの文章などが収録されている。面白い。人間って極限状態だと頑張れるのかなと思う。
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しめきり。そのことばを人が最初に意識するのは、おそらく小学生の夏休みです――。
本書は、明治から現在にいたる書き手たちの〆切にまつわる
エッセイ・手紙・日記・対談などをよりぬき集めた“しめきり症例集"とでも呼べる本です。
いま何かに追われている人もそうでない人も、読んでいくうちにきっと
「〆切、背中を押してくれてありがとう! 」と感じるはずです。
だから、本書は仕事や人生で〆切とこれから上手に付き合っていくための
“しめきり参考書"でもあります。
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〆切にまつわるあれこれが集められている。エッセイにしろ手紙にしろ日記にしろ、突き詰めれば〆切に遅れる言い訳であり、理由はさまざまなのである。さらに、そのテイストも、ひたすら謝る、開き直る、理屈をこねる、自分を責めるなどなど、千差万別なのだが、書き手の必死さがどれからもにじみ出てくるようで、傍から見ていると苦笑を禁じ得ないが、人間的なおかしみをも感じられる。〆切が守れない言い訳までもが衆目に晒される作家稼業とは計り知れないほど大変なものであるなあと思わされる一冊でもある。
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これはもう、デザインですよ。表紙・裏表紙等々、そこに並んだ魅惑的な言葉の数々。
数多の文豪・作家たちとの〆切との闘い、編集者のジレンマ。