電子書籍
蜜蜂と遠雷
2019/06/29 00:42
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投稿者:みみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ピアノが好きな人も、弾ける人はもちろん、そうでない人も弾き込まれる作品ではないでしょうか♪
紙の本
実写化してほしい
2018/05/31 22:13
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投稿者:★ほし★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ピアノコンクールの話。
読んでいても、「この曲、どんな曲だっけ?」と思うのでやっぱり実写化してほしいです。
恩田陸さんらしく丁寧に丁寧に書いてあります。2段組みでとにかく長かった。。。一気には読めない。この部分いるのかなと思うところも割とある。特に審査員の話はいらないんじゃないかと思う。
登場人物が殆ど天才なので、このコンクールに出るまでにどれほど努力したかとかは全然出てこない。天才だからミスしないし、緊張も特にしない。それがどうにも・・・。一人だけ天才じゃない登場人物がいて、一番共感できました。
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クラシック聴きたくなる
2017/07/08 16:30
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投稿者:haruki - この投稿者のレビュー一覧を見る
風間塵の影響力!
電子書籍
傑作とは言い難い
2017/04/24 16:30
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投稿者:京野菜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
二段組で500ページ。頭痛のする長大さだ。読むのに5日かかった。名文である。引き込まれる。ピアノに対する、音楽に対する、コンクールに対する著者の造詣の深さには脱帽だ。ただ、随所に専門用語が登場するので、完全に理解しようとすると、大変。ピアノコンクールだけなので、狭い世界。登場人物は魅力的。もちろん、そこに著者の死生観、宇宙観があふれんばかりに展開されているので、読みごたえはある。致命的なのは、意外性がないこと。途中でストーリーの行く末が分かってしまう。そこが残念。少なくともスリリングではない。直木賞&本屋大賞ダブル受賞ということで、大いなる期待をもって読んだが、正直なところ、その期待は裏切られた。傑作とは言い難いと思った。この世には、読者をアッと言わせる傑作がゴロゴロしている。
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途中までは
2017/03/20 09:14
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投稿者:旅わんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
三次予選くらいまでは面白かったんですが、本選に入ってからは、ちょっと辟易してしまいました。好みかと思いますが。
ただ、三次予選までは、ほんとによかったです。一気読みでした。久々に文句なしの受賞作品だと思いました。
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この人の著作を読んだのは初めてだったけれど、面白かった。ピアノのコンテスタントのストーリー。登場人物それぞれの目線で語られていくのだけれど、ところどころに筆者の音楽観が顔を覗かせるのがとても興味深かった。クラシック畑のルールや慣習はよく知らないし、それらについて是非を言うつもりもないけれど、それらの功罪と一緒に、「では音楽って何だろう?何のために、何を目指して演奏するのだろう?」というテーマがずっと流れている。登場人物はそれぞれの答えを見つけて進んでいく。音楽の業界に身を置いていたわけでもないらしい筆者の、この真に迫った描写は本当に凄い。
でも作家も音楽家も、この本に出てくるような演奏者も、彼女の書いている意味合いからすれば全部同じような行為なのかも?他の著書も読んでみたくなった。
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なんていう、なんていう読後感。
音楽って、なんて素晴しいのだろう。
とあるピアノコンクールに集まった天才たち。
それぞれの思い。
それぞれの過去。
風間塵だけは、ぶっとんでいて、あまりにも常人離れした精神構造だけど(笑)
そんな塵だからこそ、亜矢やマサルが変わる触媒となった。
彼ら3人の天才はもちろん魅力的なのだけど、高島明石という(優秀ではあっても)普通のピアニストの姿にも心を大きく揺さぶられる。
だから、コンテストの、あの結果が本当に嬉しい。
読み終えて満たされたため息が出る、そんな作品。
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わー、なんと心が弾む本だろう。
クラッシックが、ピアノが、文字となり、頭の中に波のように押し寄せてきた。
普段、クラッシックも聞かない、ピアノも弾けない私ですら、音楽の素晴らしさに共鳴できた。
風間塵の演奏が恐ろしく悪魔的に人を惹きつける演奏だなんて、読んでるだけでは想像もつかないけどとても聴いてみたくなる。
普段の恩田陸とは一味も二味も違う本作に大満足。
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文字がくるくると音符が流れるように心に響き、ページを手繰るスピードは強弱つけてアクセントに、そしてクライマックスへの見事な昇華、そして浄化。
読みながら頭の中で音符が乱舞して、音がだだ漏れ!
久しぶりにピアノが弾きたいと、演奏が聴きたいと。
調子に乗ってマッハで読み切ってしまった。
素晴らしい作品。
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読み終わった読後感が、非常に素晴らしいクラシックコンサートが終わった時の、軽い疲労感と虚脱感を含む興奮と非常によく似ている。
ここまで圧倒された作品は本当に久しぶり。恩田陸さんの作品を読んだのも久しぶりだが、素晴らしい筆致で描き出される少年たち、少女たちの心情、そして型破りな彼らへの視線の柔らかい描写が素晴らしかった。
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恩田陸の最新作は、ピアノコンクールを舞台にした群像劇。
のっけから恐縮な話題だが、よく、恩田陸作品の『欠点』として挙げられることに、『オチがイマイチ』『登場人物が優等生ばかり』というのがある。本書の場合、『コンクール』という『ハッキリと順位がつけられる』舞台を描いているので、結論は順位という形で明確に示される。そして後者は基本的に本書でも変わらない。確かに優等生ばかりだ。良くも悪くも。
しかし、それでも私は本書を恩田陸の『最高傑作』に挙げる。個人的に好きな作品は色々あるが、傑作ならこれしかない。
理由はたったひとつ、私は読んでいる最中、本当に音楽を、ピアノの音を聴いたからだ。文章だけで読者の中にピアノの音を響かせた、その一点で本書は『傑作』と呼ぶに相応しい。ずっと恩田陸の本を読み続けていて良かった。
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よかった。読みごたえがありました。
クラシックの知識がない私でも楽しく読めました。でも、クラシックやピアノの知識があればもっと楽しめたのかなと思いました。
クラシック、ピアノということで頭の中では最近読んだ『四月は君の嘘』にかぶりそうだったのだけれども、読み進めていくうちにそれは消えて、完全に『蜜蜂と遠雷』の世界になりました。
塵も亜夜も明石もマサルもみんな素敵でした。みんな音楽の神様に愛されてるよ!
たくさんの人に読んでもらいたいです。直木賞受賞もうれしかった。
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ピアノコンクール版チョコレートコスモスと言っても良いある意味スポ根もの。音でも聴きたくなる。関係ないけどダンデライオンはどうなったんだろう。。?
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胸がいっぱい!
楽曲のCDとセットで欲しい。私にとって、今年1番贅沢で豊かな一冊だった。止まらなかった。
さて、チョコレートコスモスを読み返したくなったぞ。
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直木賞を受賞して少しして図書館に予約してから1年以上。
ようやく読めました。
最初は本の厚みと1ページ2行という厚みに「読み切れるかな・・・時間かかるなあ」と不安になりました。
でも思いのほか読み進めやすくてあっという間に読めました。
(読み進めるのが遅くてそれでも1週間以上かかったけれど)
内容も濃くて読み終わった後は疲労感と充実感がすごかったです。
クラシックのコンサートやコンクールを聴いたことはありませんがまるで体験したかのよう。
そう、まるで主人公の風間塵に引っ張られるようでした。
クラシックというものはみんな、ただ単に譜面をなぞっているだけと思っていました。
実際は時間をかけて作曲家の意図をくみ取ろうとしたり自分の解釈やアレンジを音符に載せているんですね。
私は弾いてみたいと思う以上に生を聴いてみたくなりました。