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いつもの森見節はなかったけれど、
この不気味さが堪らなかった。
ずっと夜行列車に揺られているような感覚。
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なるほど、こういう路線も書けるですね。
なんとも不思議な
それでいて、不気味な(特に1章目が)
読み終わってあれこれ考えてたら
迷路に入り込んで抜けられなくなりそうだわ。
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私がイメージしてた
森美さんの感じとちょっと違うかも。
怪談チックな感じで、
百鬼夜行の夜行…なのかな、やっぱり。
背筋がゾッとする感じの怖さがあって、
暗闇が怖くなりますね。
最後もあいまいというか、
はっきりはしないから、好みが分かれそう。
もともと好き嫌いがはっきりする作家だけど。
ちょっと表紙がミスマッチな気がする。
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なんじゃこりゃ? 俺にはあかんタイプの森見作品でした。これまでに挫折した森見作品は6冊目、もう少し大人になったらもう一度チャレンジしてみます(笑
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森見作品、好きなんですが、これはちょっとあいませんでした。連作の怪談ですかね。好みが分かれる作品のようです。
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自分がいるのは昼なのか夜なのか・・・10年前鞍馬の火祭りで行方不明になった女性はどこに行ったのか?
当時のグループが集まり、各自が体験した不思議な旅を語り出すがそこにはなぜか「夜行」と名づけられた銅版画が登場する。それぞれの不思議が折り重なり、夜と昼の縫い目をこじ開けていく・・・そんな感じ?
夜の世界にどっぷり引き込まれて読みました。
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生きるとは夜行なのだ。永遠の闇という世界を異質な存在である我々が進んでいく、窓の外の世界とは切り離されて進んでいく。しかし、我々はどこかでその電車を降りないといけないといけない。ただ、怖がらないでほしい。窓の外の世界は、優しく美しい、忘れられない思い出の人のようなものなのだから。
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岸田道生の銅版画の48作の連作『夜行』。鞍馬の火祭の日に不思議が起こる。
表紙は手を挙げているイラストではないんだなと思いました。それぞれの話がそこで終わり?というラストで意味がわからずもやもや。
行ったことがある場所が多かったので想像しながら読めました。どの場所もなんとなくそういった不思議が起こりそうな場所だなと思うので、さすがだなと思いました。
なんとも言えないぞわっとした感じや忍び寄る闇感がうまく言葉で表されていてなるほどと思いました。うたた寝をして目が覚めたとき、ガガーリンの言葉等。
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僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。長谷川さんが姿を消した夜から10年。僕ら5人の仲間は、鞍馬の火祭りの日に再会した。「夜行」とは何か。彼女と再会できるのか-。
日常の一歩先に拡がる異世界への入口…初期の恒川光太郎作品のような世界観だけど、叡電を始めとする京都の描写で森見登美彦らしさは失わない。終章の展開も意外性に富んでいた。一時期スランプと言われた森見氏だが、本作を読む限り不振は脱したのでは?
(A)
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かなり怖かった…夜一人で読めません。所謂パラレルワールド物なのでしょうが、各登場人物の語る夜の物語にゾッとします。頼むからみんな、自分の危険察知能力を疑わないで!と言いたくなります。長い夜の果てに朝が訪れたと思ったのに、彼らの住む世界はやはりすれ違ってしまったんだなぁ。私はどちらがパラレルであっても、朝の光がある世界に生きたいものです。自分の世界が本物なのか、足元が覚束ないような不安を感じる物語でした。「きつねのはなし」のナツメさんらしき人物が描写された一文にニヤリ。
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若干ホラーめいた内容の不思議な話。
最近の作品と違い、笑いが一切ない。きつねのはなしとか、そちらに近い感じ。
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10年前の火祭りの夜に消えた彼女。
当時の仲間がそれぞれに見た連作の銅版画。
夜を題材にした絵と彼女の関係は?
消えた彼女はどこに行ったのか?
「きつねのはなし」に近い感じの暗いファンタジー。
暗い話でなんだか落ち着かないけど、
意外と嫌いじゃないです。
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10年前に京都の鞍馬で行方不明になった彼女。連作絵画の夜行の謎。旅先で起きるホラーな出来事。
ひとは夜と言う世界には畏怖の念を抱く。見えないものに恐怖を抱く。一方でそれに、好奇心も抱くこともある。その先には何があるのか。小説の中でも怖いと思わせる描写はあるけど、読み手は好奇心には逆らえない。
一方で夜の静けさに、安心感を覚えることもある。夜景の様に夜の世界は昼間とは違う世界を見せてくれることもある。
闇が広大であることは、まだまだ、自分達の知らない世界がたくさん広がっている証ではないだろうか。
ホラーとは違いますが、恩田陸の真夜中のピクニックの世界観を思い出しました。長い夜が明けて、朝が来るって素晴らしいこと。
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読んでみたらホラーだった。
今まで自分が読んで来た作品とは違って面食らった。好みではなかったけど、読み返して検証したくなる作品だなぁ。あと、オンナは怖いよ。
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この前行ったばかりの尾道での話から始まる
ひとつひとつの話が、ちょっとぞくっとするんだけど
そして、よく理解できない気持ちにもなるんだけど
やめられない、気になる、不思議な世界に足がズブズブと沈む感じ
そして、最後に、あまりにも意外な結末に驚いた
不思議な小説で、わたしは好きだったな