紙の本
大人のための絵本です
2015/01/31 17:51
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Len - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めての出会いは,父が買ってきてくれた「こどものとも」です。
マンガのようにコマわりされており,ぜんまい仕掛けロボット・ランスロットの依頼で
ロボットのくにへ行くことになった博士&ルネくん。
大人になった今,絵本全体の色合いの美しさに驚かされます。
特に,地底の湖に広がる一面の青。
地底だけど暗くも,明るくもなく。ただようように地の青いこと。
この本に限らず,たむらしげるさんが描く夜の青さは
かわいらしく,美しいです。
最後,ロボットのくにを助けるために
ランスロットは自分の命であるバッテリーを博士に差し出します。
そのシーンでランスロットから語られる,ロボットのくにへの思い。
毎回,胸にじんと響きます。
自己犠牲の結末の向こうに,宮沢賢治の世界観が見えますね。
紙の本
ロボット
2018/11/12 19:47
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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵本だが、漫画のようになっており、かなり長いお話である。小さい子には無理かなあと思ったが、読み聞かせると終わりまで聞いてくれた。ロボットが良くなって、喜んでいたので、お話全てを理解したわけではないのかもしれない。
紙の本
ロボットのくに、危機一髪
2002/04/14 19:46
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぐりぐら - この投稿者のレビュー一覧を見る
月刊誌こどものともで好評だった、ロボットのくにSOSが傑作集になってハードカバーで再登場しました。絵本とはいえマンガのようにコマ割されて、イラストの数が多いのもたむらしげるファンにはうれしいところです。
登場するのはおなじみのフープ博士、ルネ君、ロボットのランスロット。ある日、ロボットのくにで地震があり、火山エネルギーで動く発電所がこわれてしまい、電気で動くロボットたちは動けなくなってしまいます。ゼンマイ仕掛けロボットのランスロットが、助けを求めてフープ博士のもとにやってきます。
不思議な異世界の生き物、デンキヒトデ、りゅう、おおきなキノコの森など、情緒たっぷりに描かれています。色使いもとても綺麗で、万華鏡のように場面によってカラーが美しく、くるくると変わります。
ロボットのくには子供たちの心の中で、ランスロット君とともに永遠に生き続けるでしょう。
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電気がないと誰も動けない、地底深くのロボットの国で、電気がとまってしまう。ただひとり動けるゼンマイロボットが、助けを求めてルネくんと博士のもとへ。ファンタジックな世界です。
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絵本にしては珍しい、コミック仕様のコマ割がしてあり、最初は読むのに苦労していた様子(どういう順番で読めばいいか悩んでいた!)。今は慣れたけど、「ロボットのくにいきたい〜」と叫んでみたりしてます(#^.^#)。
2010/01/21
チビ1号、幼稚園にて。
おもしろかったです(本人執筆)
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ちょっと皮肉の入った、それでも愉快で可愛いストーリーを描く絵本作家さん。
「へんてこハウス」が大好きだったんだけど、絶版。なんてこったい。
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漫画仕立てなコマわりになっているので、
読み聞かせがむつかしい。。。
でも、すごくおもしろかったみたいで、
何度もなんども読まされる絵本。
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幼い頃に、一人で何度も読み返していました。
今でも最後のシーンを見ると泣いてしまいそうになります。
大人も楽しめる絵本だと思います。
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読んであげるなら4才から、自分で読むなら小学校初級向き
絵本というか漫画というか…なんですけど、読み終わると絵本だな、と。
全210コマ。
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幼い頃に読んで、題名も詳細も忘れてしまっていたのに、とても気に入っていたことだけは覚えていた作品です。
ネット検索出来る環境になって、やっと再会できました。
今読んでもホロリとくる、とても大好きな作品です。
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美しいマンガ絵本です。幼いころに読み、感動した作品です。
主人公の少年ルネ君が、壊れてしまったおもちゃのロボットを直してもらおうとするところから物語は始まります。冒頭の現実にほど近い生活感ただよう世界に迷い込んでくるロボットは、読者を一気に作品世界へ引き込みます。これは日常譚ではなく、ファンタジー、SF、冒険、そんなわくわくするものを、穏やかな気持ちで混ぜ合わせた作品といえるでしょう。激しいバトルが描かれているわけでもないのに、不思議と心の底からどきどきする気持ちがわき上がってきます。
随所に描かれる風景は美しく、思わず見入るものばかり。そうした場面がしっかり見開きで描かれているのは、嬉しい限り。幼いころ、「こんな美しい世界に行ってみたい」と強く願ったものです。それは未だに叶わないわけですが。
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小さいころに好きでめちゃくちゃ読みました。
優しいロボットの感動の物語。
また読みたいです
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小さい頃に何度読んだかわからない。キラキラした世界が大好きだったなあ。家にまだあるのかわからないので、また手元に置きたい。思い出せてよかった!
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発明家のフープ博士のところに、壊れたおもちゃを直してもらいに来ていたルネくん。
そこに、ゼンマイで動く旧式ロボットがたずねてきます。
発電機が故障し、地下にあるロボットの国がすべて機能を失ってしまったというのです。動けるのは、ゼンマイ式のロボットだけ。
さっそく博士とルネくんは、ロボットの国にむけて出発しました。
ところが、地下にはいると怪獣のうなり声が聞こえて・・・
近代的なロボットの国を救うべく、アナログロボットと博士たちが大活躍。
空を飛んだと思えば、深く地下にもぐったりスケールの大きさがすばらしい。
大昔の恐竜と出会えば、そこには美しい水晶の街があったりと、時代をもこえた冒険世界が広がります。
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幼稚園の頃大好きだった本、タイトルは思い出せなかった(読めなかった)けれど、透き通ったブルーの空とロボットのイラストが大人になっても頭から離れず、ずっと探していました。
きれいな世界の中にふとある切なさや悲しみを含んだ絵本で、今でも大好きな本です。
たむらさんの空を描きたくて、何度も絵の具を混ぜてみましたが同じにはならず…
いつかこんなきれいな空が描ける人間になりたいですね