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『永遠の0』『海賊とよばれた男』などの作者である百田尚樹さんの雑談力の本。
ストーリーで人を楽しませるというサブタイトルどおり、話し方のコツが書かれている本かと思いきや、雑談のネタが詰まった本という感じだった。ネタはひとつひとつ面白く読まされてしまい、もっと続きが知りたい!と思うようなものばかりで、内容は面白い。しかし、タイトルを見て雑談力があがるHow to本と思っていたので、期待したものとは違った。
至る所に自身の著書の宣伝が盛り込まれたり、朝日新聞は左翼!と自身の主張を埋め込むのは百田尚樹さんらしさかな。
この人の書く本は小説の方が好きだな。こういう本も面白いけど、ちょっとアクが強い。
★内容★
多くの人は雑談について「相手が興味を持ちそうな話をすればいい」と思っているが、それは大きな勘違い。じつは本当に面白い話題とは、「話し手が一番興味がある話題」である。そしてその話の構成を工夫しさえすれば、誰もが引き付けられる話になるのだ。
「書くより喋る方が100倍も好き」と語るベストセラー作家が、面白い話を構成する技術を開陳。「地球上には、自然界で生きていけない動物が一種類だけいる」といった薀蓄(うんちく)や、一度聞いたら忘れられない著者自身の失敗談など「ウケるネタの具体例」も満載。雑談で人を楽しませる快感を味わうための一冊!
(ダメな雑談を面白くする三か条)
1 相手の興味に合わせるな
2 「つかみ」で相手を揺さぶれ
3 話の「急所」を押さえよ
(本書で紹介する「ネタ」)
●惑星の「惑う」って、どういう意味?
●百田尚樹が爆笑した傑作ツイッター
●ラブレターで大失敗
●直線がない奇跡の戦闘機、零戦の話
●特殊な能力でナチス・ドイツを騙した男
●宮本武蔵、実は佐々木小次郎と1対1で戦っていない?etc
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抱腹絶倒と書かれているほどは笑わなかった。
しかも面白いのは一部だけだった。
そもそも話し方、トーク術を文章で伝えるということに無理がある。
でもまあ文庫本だからこのくらいの内容でも特にいいのかも。
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話しているのをみたことはあまりないのだが、本を読んでる中で相当引き出しは多いし、引き付ける文章を書かれる著者の雑談ネタ帳の一部公開といった感じ。
宮本武蔵が弟子とともにお爺ちゃんの佐々木小次郎をリンチした説はかなり驚き…笑
しかしカバーエリアが広いなぁ
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このところ多忙につき、読感を書いている時間がない。
とりあえず、読みましたということで、読了日と評価のみ記載。
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雑談を話すときのテクニックというより、著者の雑談ネタを多数紹介している。「話し方」をうたっている割には、テクニックの紹介はあまりなかった。
ただし、本著を読むだけでも多くのネタを仕入れることが出来る内容になっているので、読み物としては面白かったので★3つとした。
・話というのは、話す順番で面白きががらりと変わってしまうとしうことです。これは急所の見せ方でもあります。面白い話には、必ず「急所」があります。なんでもない話でも、語る順番を入れ替えるだけで、聞く印象は全然違ってしまうということはよくあります。
・本や新聞を読む時も、テレビを見る時も、人の話を聞く時も、「面白いと思えぱ、それを覚える」という気持ちを持ちましょう。そういう気持ちでいると、情報の頭への入り方がまったく違ってきます。面白い話をする人というのは、他人から聞いた話を、まるで自分が仕入れてきたかのように上手に話します。
・自慢話くらい面白くないちのはありません。もっともあなたの本当の親友や、家族は別です。いや、親友さえも「自慢話」は聞きたくないだろうと思っているあなた、それは間違いです。親友の自慢話を聞きたくないというのなら、それは親友ではない。
・人に面白い話をしようと思う時は、「あなた自身が面白いと思うことを話すこと」と、「話のテーマになっていることを、聞き手は何も知らないという前提で話すこと」です。
・私がよくするのはフ一フンスの「ラ・フォンテーヌ寓話」や、我が国の「宇治拾遺物語」あるいは「徒然草」です。ここには面白くて教訓になる話が沢山あります。
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まわりから話が面白いと言われる著者が、誰でも話で人をひきつられるようになるためのコツを伝授した本。ネタをしっかり理解しておくこと、話の構成をきちんと組み立てること、自慢話は減速しないこと、話の中に数字が入る場合は、それをしっかりと明示すること、等々なるほどと思わせる内容が満載。
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著者の本は好きで多くの本を読んだが、改めてこの著者の人格とは合わないなと思った一冊。
雑談力、私も高めたいです。この本は著者の名前よりタイトルに惹かれ手に取る。雑談の話をしてくれるが、どうしても本著者の品の無い雑談ないようが気にかかり集中できないせいか、雑談力の方も「まあ他の本でも良くある内容」と思ってしまうし、何やら真似したく無い感。
葛飾北斎の話は今「眩」を読んでいてタイムリーでおおっと思う。
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楽しい雑談をするコツを教えてくれる本、と言うよりも、百田尚樹が興味のあることに関して雑談している本でした。購入して読むような本ではない。本書の冒頭に書いてあるのですが、<編集者>「先生の雑談は面白いですねぇ~さすがベストセラー作家ですねぇ~雑談のコツ教えてください、いえ、それで1冊書いて下さい、お願いします!」<百田>「仕方ないなぁ、じゃぁ書くか」ってな感じで出版された本です。正直、この本に書いてあることはある程度おしゃべりが出来る人なら誰でも知っていることだし、いくつかのネタもどこかで聞いたことがあるようなお話しです。まぁ、酒席で話題にするのに参考にならないことはない、という程度。自分の失敗談ならともかく、百田尚樹にここに書かれているような蘊蓄を披露されても聞かされている方は辛いと思うんだけどなぁ。周りはヨイショばかりなのだろうか。
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2017.08.30 読了
百田氏の話術テクニックが満載に書かれているのかと期待したが、そうした記載は極僅かでありそれほど内容の濃いものはない、どちらかというと具体的な話ネタが中心。百田氏の話題のレパートリーが非常に幅広い点には素直に感心させられるが、題名とまえがきを見て本書を手に取った人は期待外れに終わる一冊。
ということで、本書は雑談力を付けたい人、というよりかは、百田氏の雑談を聞きたい人、向け。
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流行の小説家がどうやって面白い雑談をするのか秘訣を語る。
上手な話し手とは「相手の興味があることを話す」とよく言われるが、そうではなくて「自分の興味があることを面白く話す」と持論を展開。そのテクニックを色々と書くが、要は繰り返し実践あるのみ。
話を受け身に聞くだけでは十分ではないということは自分には耳が痛い。
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相手に喜んでもらおうと思う気持ちが一番。
話し上手は聞き上手でもある。
聞いて!聞いて!という人の話は自慢話が多くてつまらないのは、相手に喜んでもらおうという気持ちが無くただ喋りたいだけだから。
ただ、人に注目して5分以上聴いてもらうにはやはり話の起承転結がきちんと考えられた構成が必要です。喋りたい気持ちのままに話しても相手には聞いてもらえない。
構成を考えるにはネタが必要であり、ネタは日頃から好奇心を持って自分の身近なところを見ていれば、人の話からも、新聞やテレビなどの媒体からでもいくらでも転がっている。
あとは、いかにそういった話を記憶したり、書き溜めておくかだ。インプット量を増やすことに努力して、構成を考え話してみる。
話し方や構成も上手くいったかどうかは相手の反応を見れば一目瞭然なので、その都度修正して自分のネタや話し方を磨いていくしかない。
最後は実践あるのみ。
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求めている内容とは違ったけど、
クマノミの話から古典の話から全てにおいて面白かった。
百田さんの性格は多分好きではないのだけど(すみません)この人の話はとても好き。
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むてかつりゅう無手勝流 毒とユーモアと皮肉があって 「つかみ」というのは元々はよせ寄席言葉です ご放念ください バーバリライオンは今のライオンの1.5倍以上 惑う星は天動説の名残 自家薬籠中のものにしてしまう 償却 成功譚 普遍性 牡馬ぼば 牝馬ひんば 人間でいうところの前戯のような行為 本命の牡馬が悠然とやってきます 当て馬 ビワアンコウは雌が1.2mなのに対して、雄は10cm やがて口が雌の体に癒着 生殖の為に必要な精嚢しか残らなくなります クマノミは群れの中の一番大きい個体が雌に二番目に大きい個体が雄に ギフチョウ 貞操帯を連想 三菱重工業の若き飛行技師、堀越二郎は敢えてこの飛行機の設計に挑みました。 さもありなん 無手勝流むてかつりゅう 立身出世 剛毅ごうき ラ・フォンテーヌ寓話 ギュスターブ・ドレの挿画 うじしゅうい宇治拾遺物語 こんじゃく今昔物語 鼎かなえ 浮田幸吉 備前国(岡山県) 表具師ひょうぐし 安倍川 忸怩たる思い 後宮こうきゅう 宦官かんがん がいかく外郭団体 碑文ひぶん 長い櫂かい 梅毒スピロヘータの培養に成功 黄熱病 淋病とも梅毒とも 合祀ごうし 外交カード 白鳥由栄よしえ 一種の寓話 『破獄』
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おもしろいですが、雑談力が身につくかといえば、そうではないかなと思います。百田さんの話がおもしろい理由はわかりますが、そもそも圧倒的な知識量があってのこと。百田さんの雑談力の解説書てあって、一般の人向けではないかな、と思います。
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自分の雑談力を上げるハウツー本のようなものかと思いきや、百田氏の面白ネタを披露する本だった。ハウツー的要素が全くないわけではない(自分が関心のある話が一番面白い、話の急所を理解する、ネタを仕入れる努力をする、など)が、ごくわずか。
そして最後にはお得意のアンチ中国・韓国のお話が。結局これが言いたくてこの本を書いたのではないかとすら思う。個人的には百田氏の主張には共感する部分も多いため、これはこれで面白かったが。