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遂に表紙にでただけあって、半分くらいは白石な内容でした。笑
あいかわらず、ギャグが冴えていて、面白かったです。残酷なシーンとの緩急がものすごい。
杉元の闇が垣間見えて、今後の展開が気になるなーと思いました。あと、この作品のヒーローは土方さんだと思いました。笑
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どんどんギャグ漫画になっていくのに、なんだろうこの満足感(笑)
脱獄王白石の、脱獄王たる所以が分かった。
彼はこのキャラのままでいて欲しい!
杉元は、アシリパさんのこととなると途端に本気になるなぁ、
この2人の微妙な関係が今後どうなっていくのか気になるところです。
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白石の恋バナに笑ってしまったけど、熊岸長庵の描いたシスター宮沢の絵はまさに本物と言えたんだと後になってしんみり。
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2016年マンガ大賞に選ばれたので、いつか紐解かなくてはならないと思っていた。今回9巻をまとめて読む。ホントは買ってから読むかかなり迷って、ここまで読書記録が遅れた。結局ネットカフェでまとめて読んだのだが、未だに買うべきか迷っている。かつてない本格時代劇であり、キチンとアイヌ文化を取材していたからである。
時代は日露戦争直後だから1900年前後と思われる。北海道という、いわば辺境の地である。アイヌの砂金から作った莫大な埋蔵金をめぐって、土方歳三率いる囚人組、鶴見中尉率いる陸軍第七師団、そして不死身の杉元とヒロインでアイヌのアシリパと幾人かの仲間。三つ巴の冒険を描く。物欲や陰謀、野望にまみれ、終始血なまぐさい描写が続くのに、読み通してしまったのは、人を殺したヒグマはウエンカムイ(悪い神様)になるので食べないと決めているアシリパの存在と、様々なアイヌの知恵がいっぱいだからだ。
埋蔵金を見つけるカギは、アシリパの父親が24人の脱獄囚に施した刺青を解読することだ、という世の冒険物語の王道の設定が先ず描かれる。現在その半分近くが進んでいる。物語の構造はまるで「宝島」である。ジム少年の役割は杉元とアシリパに別れ、シルバーの役割は杉元と土方歳三と鶴見中尉に別れて、先が見えない展開である。それに、毎巻著者も試したというアイヌ料理が出て来て、「ヒンナ、ヒンナ(美味い、美味い)」と食べる描写がつく。一口ぐらいは食べてみたくなる。
自然との共存を目指すアイヌ文化と、近代文明が本格的に侵食して来た20世紀初頭の北海道との摩擦、殺人を禁じていたはずのアイヌ文化と、戦争で人を殺すことに慣れてしまった男たちとの摩擦、相反する二つの文化の衝突も、この作品の魅力であることには間違いないのだが、どう見ても物語はまだまだ佳境には程遠い。
おそらくあと5-8巻は続くだろう。終わった時に、もう一度論じたい。
2017年2月7日読了
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祝表紙!白石の脱獄過去話にからめて若土方さんイケメンすぎ…そして意外と仲良しの杉元と土方組。
アシリパさん絡みで極端に豹変する杉元がやはり見所ですかね。
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なんこ鍋での最後の晩餐のシーンではイスカリオテのユダの位置は白石と思いきやキロランケが占めていた。確かにずっと疑惑を持ったまま見つめてきたが、この絵がこの先の暗喩となるのか?今回は脱獄王白石の監獄ライフの過去話で、白石的「Prison Break」っぷりを堪能。途中、前橋監獄ではまさかの「ソーシャンクの空に」。息つく暇なしのローラーコースター・ストーリー!もう楽しすぎて私だって、「う゛ぇろろろろごうろろろあ゛あ゛ッッ!!」だ。一瞬でしたが土方歳三ハンサム万歳。波乱万丈な内容すぎて忘れるところだったヨ。
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家永さんの見た目がそのままで、ホッとしています。
なんかかわいい最後の晩餐の図。剥製達ー。
ニセ村、そんなとこ迷い込んじゃったら、怖いよう。
アシリパさんのことになると全てがふっとぶ杉元。
今はみんな仲良いけど、今後どうなるのでしょうか。
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白石の過去話はイチイチちゃんと突っ込むキロランケが良い。
土方さんと永倉の再会エピも素敵。若土方さんがちょっと杉に似てる。
ここにきて杉元の二面性を前面に出して来た。
白石だけで無くアシリパさんもちょっと「怖い」と思っちゃってそうな感じが何かつらい。
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狩る!食べる!戦う!生きて輝け!!
北の大地で繰り広げる五感震えまくりエンターテインメント」ゴールデンカムイ9巻目。20冊ほど積読になっていたものを一気読み。内容の面白さと積読崩しの爽快感が両方そなわり最強に見えます。
カバーイラストは白石由竹。1巻目からのレギュラーで、まさに「愛され脱獄王」とか「脱糞王」とかのキャッチフレーズで親しまれていましたが、この巻にしていよいよ彼が「脱獄王」となった経緯とその手口が明かされます。
と、まあ白石のお話の前に。
間一髪で牛山に坑道から救い出された杉元と白石は、その流れで土方一味と顔合わせ。
ここでまた伏線が。のっぺら坊とともに獄中生活を送っていた土方は、どうやらのっぺら坊から何かを聞いていたのではないか。前巻でもそんな暗示(パルチザン)がありました。
この巻明らかになったのは、アシㇼパさんとのっぺら坊が親子であることに気付いていて、しかもそれを他人には知られたくない様子です。
「手を組むかこの場で殺し合うか選べ」と敢えて演出した緊張は情報を隠したいがため、でしょうか。アシㇼパさんのお腹が鳴ったことで曖昧になり、何となく杉元達と土方達で協力して偽の刺青人皮の見分け方を探ることになりました。
笑いとアクション、変態と生きる輝きが同居しているこの作品にあって、ストーリーラインが骨太であることに改めて驚かされます。
同じお宝を狙って争う3チームですが、時と場合に応じ、それぞれが手を組んだり殺し合ったりと一筋縄ではいきません。
さらに、3勢力それぞれに属するキャラクターたちはそれぞれのチーム内にあっても同床異夢です。遠大な目標のための軍資金が欲しい鶴見中尉と土方歳三はともかく、杉元に復讐したい二階堂、目的が見えない尾形百之助、何も考えてなさそうな白石と牛山、父の死の真実を知りたいアシㇼパさん。
そして杉元は、もはや大金を手にすることより、アシㇼパさんの願いが成就する手助けをすることに心が移っている様子。
こんなストーリーの柱を、暴力と笑いと変態とグルメの裏にしっかり立てていて、ところどころでその影がちらつくのです。
逆に言えば、面白さに油断して先へ先へと読み進んでしまうと、果て、どうして今杉元は尾形と共闘してるんだっけ?と考え込んでしまう羽目になります。一読、二読、三読しても新たな発見があります(読み飛ばしがちな自分の読み方が悪いのかもしれませんが)。
そんな濃厚な作品です。
江渡貝のアトリエでニセの刺青人皮の見分け方を捜索中、これを隠滅しに来た第7師団と戦闘になり、結局見分け方を入手できなかった杉元+土方チームが次に目を付けたのは贋作師である熊岸長庵。「偽物づくり」という共通点から、何か手掛かりを得られるのではないかとして、彼が収容されている樺戸集治監に向かうことになります。
この熊岸長庵も実在の人物熊坂長庵をモデルにしている様子。脱線しますが、白鳥由栄、熊坂長庵、樺戸集治監とWikipediaサーフィンを続けてぶち当たったのがかつてのNHKの大河ドラマ「獅子の時代」。そっか、北海道が扱われてるのか、菅原文太主��かあ…あれ、DVD出てるの?19,800円×2かあ…なんて、危ない方向に走りそうな自分が怖い。松本清張の小説くらいで止めておかないと…。
関連作品を追いかけるとお金はともかく、時間はあっという間に溶けちゃいますよね。まあ、次はあの本を読んでみたい、こっちも面白そう、って想像するのはとっても楽しいんですけれど。
で、その熊岸長庵と同時に収監されていた白石の思い出話として「脱獄王」と呼ばれるほど脱獄を繰り返した過去が語られます。
動機はともかく、その手口には執念が感じられます。なかでも、看守の目を盗んで作った合鍵の隠し場所は、漫画ならではの表現方法もあって凄みがありました。普段の「愛され」ている白石との落差に震えます。ああ、これがギャップ萌え…。
あまりのことに、白石のモデルとされる実在人物白鳥由栄を描いた小説「破獄」を買ってきてしまいました。
熊岸長庵と話すべく樺戸集治監へ向かう途中、一行が立ち寄ったコタン。しかし、そこは脱獄囚がコタンの男を殺してアイヌに成りすましている集落でした。
アシㇼパさんを人質に取られて我を忘れた杉元の切れっぷりは凄まじく、ほとんど杉元一人で偽アイヌの脱獄囚たちを皆殺し、その怒りは尾形をして「おっかねえ男だぜ」と言わしめ、また ヘペレセッから逃げ出した羆と一対一で対決して背負い投げでこれを撃退した牛山も霞むほどです。
杉元がアシㇼパさんに向ける感情は、おそらく尊敬から発して、ここしばらくは庇護欲が増してきたように思えます。逆にアシㇼパさんが杉元に寄せる思いには、父性に対する思慕を含みつつ、インカラマッと張り合いたくなる気持ちも少し混じっている様子。色気とは全く縁のないこの漫画の中で二人の関係性がどうなっていくのか、なかなか想像しづらいものがあります。
その他のコンテンツですが、恒例の「オソマおいしい」ネタは無し。
グルメ関係は家永製のナンコ鍋とヤマシギ(トゥレㇷ゚タチㇼ)のチタタㇷ゚。料理そのものよりも無理矢理チタタㇷ゚づくりに参観させられ、素直でかわいい牛山とやっていられない風の尾形の対比が見ものです。
どんどん人間離れしていく二階堂の行く末に固唾を呑みつつ10巻へ。
第81話 隠滅
第82話 二階堂
第83話 恋占い
第84話 獄中
第85話 恋路いくとせ
第86話 昔の話をしよう
第87話 お行儀
第88話 耳長おばけがやって来る!
第89話 沈黙のコタン
第90話 芸術家
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裏切り者がいることを暗示した「最後の晩餐」パロ、白石の回想の中の脱獄場面に出て来る「ショーシャンクの空に」パロ。
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白石の恋。土方歳三たちと手を組むことに。
杉元とアシリパちゃんがいれば誰がいても彼らの空気になるの好き。
結局、偽札作りの人は死んでしまった。
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なんこ鍋の「最後の晩餐」
白石の「ショーシャンクの空に」
パロディがいっぱい。
アリシパちゃんのためにブチ切れる杉元がカッコいい。
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ついに出会ってしまった土方歳三と杉元佐一。
「最後の晩餐」的「なんこ鍋」でもって今回は手を組んで第七師団に挑む~。一行は刺青人皮の見分け方を知るために偽造にたけた熊岸長庵を探しに行くのだが…
いや~今回はアイヌのコタンを訪れたところからがめちゃくちゃおもしろかった~ドキドキしたよ。牛山センセ…ヒグマ投げ!?
10巻へ続く~
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改めて味わって読むと
わかりやすくそこかしこにパロディ・オマージュが散りばめられてるの、
眠っていたオタクの血が騒ぐな。
座頭市、サイコ、悪魔のいけにえ、羊たちの沈黙、ショーシャンクの空に、最後の晩餐etc。
オリジナリティ溢れるからこそ堂々と出来る遊び心だ。
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なんこ鍋(もつ煮) 月形の樺戸監獄 現代のフランスではヤマシギは高級食材である ミヤマクワガタ あんたが当直の時に脱獄するよ? 熊岸長庵はめっちゃ絵がうまい 偽アイヌ共を皆殺しにしやがった