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片付けられないのには理由がある。
部屋が整っていると気持ちも整うけど、それって平穏だということ。
そうありたい。
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最初は失敗したかなと思いました。しかし、読み進める度に味が出てくるいい作品でした。登場人物の感情を丁寧に表現されていて、変化が気になり読む手が止まりません。
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片付けられない人は心に問題を抱えている人が多いということに着目してこの題材で作品を描いたことが面白い。片付けるだけでここまでうまく行くかな?という感じはあったが、片付けをすることで人間関係や気持ちも整理していく登場人物を見てスッキリとした気持ちになった。
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家を片付けることが人生を片付けることに繋がる。
物を片付けることで、凝り固まった気持ちをほぐしていく。
そんな助けをしてくれる十萬里さん。
断捨離ではなく、その人の人生に関わる片付けや掃除のポイントには納得ですね。
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垣谷さんの本は社会の問題を投影しつつ、明るくなれる終わり方に導いてくれる。
十萬里さんに会ってみたくなる。
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断捨離とかお掃除お勧め小説かと思ったら、心の整理の仕方だった。こんな片付け屋さんならきて欲しいな。取り敢えずもう読まないだろうと思うのに本棚に並んでいる本を片付けます。
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今まで、すごく気になるタイトルの本ばかりたくさん出されているなあと思っていましたが、何だか、こわくて読めずじまいだったこの作品が、初読みの作家さんです。
『あなたの片づけ手伝います』という本を出している大庭十萬里(とまり)という50代のアドバイザーの女性が、片づけられない人の家を依頼人から依頼されて片づけ方の指導をする、連作短編集。
餅は餅屋ということばがあります。まさにこの作者には、この小説を描くのにぴったりの資質があったのだと思います。読んでいてこわくなりました。
片づけが苦手な私は、途中で何度も「わーっ」これはホラーだ!!!と、背筋が寒くなる場面がありました。
今までの生活を変えなければ。
このままではいけない。
まさに今読まなければならなかった本。
片づけられなくなったら人間おしまい。
もういらないものは何も買いたくない。
物よりお金が大切。
悔い改めよ。
とか色々思いました。
春になって、暖かくなったら、すぐに片づけていらないものを捨てよう。掃除をしようと思いました。
本ばかり読んでいる場合ではない。
この作家さん、他も読みたいけれど、こわいタイトルばっかりです。
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評価は5
内容(BOOKデーターベース)
社内不倫に疲れた30代OL、妻に先立たれた老人、子供に見捨てられた資産家老女、一部屋だけ片づいた部屋がある主婦…。『部屋を片づけられない人間は、心に問題がある』と考えている片づけ屋・大庭十萬里は、原因を探りながら汚部屋を綺麗な部屋に甦らせる。この本を読んだら、きっとあなたも断捨離したくなる!
断捨離本は読んだことがなかったが、これは荷物の断捨離と人の人生の断捨離を上手く絡めた短編集でどの話もとってもよかった。確かに断捨離したくなった(笑)
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十萬里さんという片づけ屋さんが主人公の話。4つの家の片付けを依頼され、それぞれ家を片付け、そこに住む人を整えていく。最初の3つの話は、依頼者(実際に依頼しているのは、親だったり娘だったりと、そこに住んでいる本人が依頼してるわけではない…)視点で話が進む。そこで書かれている十萬里さんは少し冷たく感じるが、4つ目の話で印象が変わる。4つ目の話は十萬里さん視点で話が進むため、感情移入が出来る。
印象に残ったのは、3つ目の話で、家は広く整理されているが、よくよく家の中のものを確認すると、いらないものだらけ。広い家のため、しまって置く場所が多く散らかっているわけではない。しかし、いつ使うのか、誰が使うのか、そのまま一生使われないであろう物が溢れている。
もったいない精神はよくわかる。気付けば、今自分が住んでいる家でさえ、いつか使うかもしれないと取っておいてある物がある…。
自分の嫁や、両親に勧めたい一冊だった。
誰も着ない服を残して置くなら、服を買う楽しみを残しておいた方がいい。
子供に残すなら、やっぱりお金。
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おもしろかった!購入して、本好きの義母に送付することに。
2019.12.18再読
「人々は、物を買う行為そのものに快感を覚えるようになったのでしょう。良質な物を少しだけ持ち、長く大切に使うという古き良き習慣はいつの間にか消えてしまいました」
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物の片づけに関して、現実に活躍しているコンマリさんや断捨離の実践者は数多く存在するのでしょうが、この本の主人公も現実に存在してそうな雰囲気です。
丸顔の普通のおばさんという外見の大庭十萬里さんがその人です。依頼された4つのケースでお話は構成されています。
足の踏み場もないような乱雑な部屋に住む若い女性は、会社ではそれなりに仕事をこなしている。マンションもよいところ。給料もいいようだ。しかし、片づけられない度は重症との判定。恋人がいるが、どうやら不倫関係…また、豪邸にひとりで暮らす高齢の女性は、整頓されているものの、お屋敷が広いだけに収納スペースに様々な不要なものをしまいこんでいる…賞味期限の切れたお菓子、使わない組み布団や座布団、高価な毛皮のコートやら何やら…
片づけられないのは、表面上は物であるものの、その裏に潜む心理的な原因を突き止め、片づけようという行動につなげるのが十萬里さんの役目で、そう仕向けていく過程が面白く読めました。
以前に親の家を片づけるという本を読んでいたので、その時も思ったのですが、高齢の女性の捨てられない言い訳が、私自身の母親の普段の言い草を彷彿させ、うなづきながら読みました。曰く「誰かが使うかもしれない…寄付する…」(誰も使わないし、いらない。寄付すると言っても色々手続きがいるのですよ。母さん…)
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片付けられない人には、そうなった理由があるということ。本作に登場する片付けコンサル?のとまりさんは、単に片付けするだけじゃなくて、その背景までも解決するようにする、というところがすごい。最後の話は結構心に来る。まあでもそのシチュエーションにはなりたくないなあ。中編集4編。
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ごちゃごちゃしている所をきちんと整頓するのはすごく好きで、我が家はすっきりと片付いているほう、したがって専門家に指南してもらわなくてもと思います
でも、人生上の悩みはないとは言えないんですね、それがなかなか片付きません
人生はこんがらかっているし、なんでこうなっちゃうんだろうの思いは果てしなく
この本の主人公大庭十萬里さんというカリスマ「お片づけ屋」がリアルなら
やってもらいたいなあと思わないでもありませんよ
第三話「ケース3 豪商の館」を読むと一見きれいに片付いているうちも、やっぱり散らかっているのです、目に見えるゴミだけが問題なのではありませんね
ターゲットがちょうどわたくしの年齢でもあり、わかるなあ~と読みました
まるで探偵さんが事件を推理するように、
その人の秘密を解き明かして解決してくれるのですから
垣谷さんの小説はほんと面白いですね、真実をついていて読み飽きません
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「整理整頓」という価値観や考え方年代別によく捉えてストーリーとした一冊だと思います。それぞれの主人公の気持ちもよくわかる!
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久しぶりにホラーでもミステリでもない本を読みました。
最後の話が特によかったです。
4編のお話が入っていて、一つのお話にだいたい1〜2時間。
午前中にゆっくり入れたコーヒーを飲みながらのんびり読んで、
その後に家事をするとなんとなく捗りました笑
次はあなたの贅肉〜の方も買って読んでみようと思います。