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紙の本
憂鬱なる漱石
2020/10/03 15:09
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
哲学者であり、精神病理学にも通じている著者が、夏目漱石の『三四郎』以後の作品を解説していく。
哲学・精神病理学の専門家が日本近代文学?と思ったが、著者は岩波新書で『夏目漱石と西田幾多郎』を書いており、それを読んでいたので、納得した。漱石はニーチェやウィリアム・ジェームズなどの哲学者・心理学者の著作も読んで作品に生かしており、それらにおいても著者は専門性を生かしていい解説をしている。
先行研究についても、小宮豊隆、夏目鏡子、石原千秋、小森陽一、江藤淳、秋山豊、三浦雅士、水村美苗、柄谷行人、島田雅彦など多くの研究を参考にし、それを紹介するだけでなく、自身の考えに基づいて評価もしており、それも好感が持てる。
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