紙の本
ミステリと言うよりは
2017/02/09 16:14
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投稿者:もちっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ほっこり系ミステリ」ではなく、「黒猫邸不思議ワールド」っていった感じでしょうか?ミステリまではいかないような気がしました。
シリーズになるような帯書きでしたが、続くのかなぁと不安です。
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帯に〝ほっこり系ミステリ”とあったけど、登場人物それぞれそれなりに厳しい人生送っていてヒヤッとする事もあり、ほっこりでは無いような。でも最終的には〝ほっこり”だ。それというのも主人公のコクリツと今村の丁々発止の楽しい掛け合いのおかげ?ミステリ具合も良く纏まっていてなかなか良かった。最後の竜弥オチは不要な気もするが、続きがあったら読みたいと思う。
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地味リケジョの律を夕食に招待したのは、和服イケメンの竜弥とほんわか老女の文絵。晩餐会では謎めいた話が好きな竜弥のために、律の話を披露することとなり…
帯のほっこり系ミステリという文字に惹かれて手に取ってみました。でも、内容によってはほっこりじゃないような…少しファンタジーも入ってるような気がします。シリーズ開幕!って書いてあったけど、これは続くのかな?あのラストでは続くのか心配です。でも続編出たらまた読んでみたいと思います。
私はすっかりカオルちゃんのファンです(o^^o)
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新婚当時まで記憶が後退した祖母、その夫の振りをする孫の奇妙な関係に突然放り込まれ、不思議な話をすることになった主人公。祖母思いの孫かと思いきや…。
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大好きな作家さんなので、ソッコーで注文。
今回は軽めな感じで、ほんわかと楽しい短編集という印象。
ミステリーではあるのだけど、どこか嬉野さんらしいファンタジー要素も入ってて、もっともっと奥まで考えられた設定なのでは、という期待を抱かせる。
主役3人(だよね?)がとても魅力的なので、ぜひ続編以降を希望したいところ。
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初著者。
面白かったけど、読んでも読まなくてもどっちでもいいなあ。和服イケメンということで、映像化向き。
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地味リケジョの律を夕食に迎えたのは、和服イケメンの竜弥とほんわか老女の文絵。謎めいた話を聞き出す竜弥と、五十年前から時が止まっている文絵が交わす会話はまるで夫婦!?見つめるだけで料理をおいしくする不思議な黒猫・フミエも怪しい。おいしさと切なさに溢れるほっこり系ミステリ。
嬉野先生はこういうファンタジーなのかミステリなのか迷うような作風なんですね。結局文絵が律と今村を呼び出して会ったのは、彼女自身が竜弥の秘密を知っていて責めているということを本人(というか実際は佐田)に伝えるためだった。本当にショックだったんだろうし言えなかったのも分かるけど、そこまでしても最後には許すのかと思ってしまった。私だったら、多分、無理だな。それが死を迎えるからなのか、本当に愛していたからなのかは分からないけれど。そもそも文絵と竜弥の出会いって偶然じゃなかったんかいwそこまでして愛人を作るって、ほんと分からない。
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はじめましての作家さん。
テンポよくて読みやすかった。
ほっこり読み終えられてよかった。小説は、やっぱりこんな読後感が好き。
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お屋敷の中に建てられた昭和下町風情の長屋に招待された律。そこに暮らす老女とその夫(風の男性)に自分の経験したある謎について話す。語られる謎は大したものじゃなく、それより長屋で暮らす二人の奇妙さ、なんのためにこんなことを?男性は本当は誰?のほうに引っ張られ、最終章ですべて明らかになる。文絵さん竜弥さん祥吾さんに愛されて幸せな最期を迎えられてよかった。
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表紙から、内容がファンタジーかあやかしかと思ってしまうが、ミステリーの要素がたっぷりで、ほっこりするあたたかさを持ったいい話だった。
奨学金を出してもらったおかげで、無事大学院を出て、就職することのできた小窪律と、同じく高校までの資金を出してもらったチンピラ風の今村が、奨学金を出してくれた鎌倉の老婦人楢村文絵に自宅まで招かれるが、文絵には20歳台の夫がいて、なんだか奇妙な感じ。奨学金の審査の面接のときに話した、自分と友人のとんでもない中学、高校時代のエピソードを謎として、夫(!?)の竜弥にもう一度話したところ、たちまちに謎を解いてしまう。今村の凄絶な人生の謎仕立ての話も同様に解かれる。どうも、文江は呆けてしまって、21歳の新婚時代に戻ってしまっているようなのだ。いったいこの竜弥というのは何者?
なかなかユニークな筋立てで面白いし、最後には、おっと驚くこともあって、この小説は掘り出し物だったよ。
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【収録作品】黒猫の魔法料理/黒猫邸のクリスマス/黒猫と花見/黒猫、海を渡る
律は返還不要の奨学金を受けて大学院まで進み、就職。その奨学金をくれた相手に夕食に招待される。そこにいたのは、20代の「竜弥」と名乗る男性で、律に奨学金をくれた財団の理事である老女・文絵の夫だという。そして、文絵は自分も20代で、二人は新婚だと思いこんでいた。
謎解きが好きな夫に話してくれと、文絵に促されて、律は中学時代、いじめに仕返しした話と、親友の不思議な行動について話す。
しばらくして再び招かれ、もう一人の客の話を聞く。彼の恩人がある画家の画集を息子から贈られた。一緒に見た夫は嫌ったが、自分は気に入って飽かず眺めていた。しかし、展覧会に行ったことで一転嫌いになったという。
それぞれの謎にはもう答えが出ていて、それを竜弥が当てるという趣向なのだが、その先に謎がある。
なぜ文絵は二人を招いたのか。彼らの話を竜弥に聞かせることで、何を伝えたかったのか。
主人公の律のキャラがいい。いじめに対するスタンスや仕返しの仕方、そして両親に対する考え方も実に合理的。もうちょっと律の話を読みたいものだ。
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2022/10/27
奨学金で研究者になった律。ある日奨学金の会長から晩ごはんに来ないかとの誘いを受け、自宅に行くと昭和のような雰囲気がある長屋へ通される。会長は21歳の頃に記憶が巻き戻されていた。