紙の本
実話だったのか
2019/02/19 07:16
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
せっかく「ふるさと納税」が盛り上がっていたのに、国によって規制法ができようとしている。(国が作った制度なのに盛り上がってきたら、参加者に躊躇させようとしている)いいかげん中心ばかり潤って、自治体は自己負担で!みたいなやり方やめてほしい。本当に、この本の著者のように、地方自治体に目を向ける官僚の人が増えてほしい。
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流しの公務員。この聞き慣れない言葉に惹かれ本書を手に取りました。こんな生き方、仕事の仕方もあるんだということに感動です。
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著者は、総務省官僚出身でありながら、ほとんど霞ヶ関には在籍せずに、各地の自治体を渡り歩き、「流しの公務員」を自称する異色の公務員である。著者は、「流しの公務員」を、「各地を渡り歩き、求めに応じて、単身、地方行政の現場に飛び込み、関係者を巻き込み、その潜在力を引き出しながら、問題を解決していく『行政の職人』」と定義している。本書では、「流しの公務員」としての、「死人病院」と陰口をたたかれた常滑市民病院の再生、行政官としての基本技術をたたき込まれた霞ヶ関での日々、仕事の流儀を磨いた大分県久住町での実践、人としてのあり方を変えてくれたトイレ掃除との出会いといった経験が語られている。
特に、白丹公民館の話が面白く、感動的ですらあった。
官僚がみんなそのようではそれはそれで困るが、著者のような「流しの公務員」という存在は素敵だなと感じた。また、改めて公務員の仕事の面白さを感じた。著者はあまりなじめなかったようだが、衆議院法制局や自治省選挙課での「法文制作技術者」としての著者の経験も、非常に面白そうでやりがいがあるように感じた。
公務員の仕事において、関係者を巻き込み、その気にさせるということの重要性も感じた。そのために、著者のように、ワークショップの手法を用いることは効果的であると感じた。ただ、ファシリテーターとしての能力が問われることになろう。
著者のように、「わたしの仕事は(自分の名前)です」といえるような仕事をしていきたいと思う。
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官僚でありながら自治体をわたりあるく流しの公務員として地方自治体の立て直しをしていくお話。
とても面白く読ませてもらった。
人とのつながりはどんなところでも重要なことであるな。
と改めて感じた。
型破りなようでいて、地に足がついたお仕事をされている方だと思いました。
奥様はあまり登場しないが、すてきな方だろうとおもいました。
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霞が関のキャリア自治官僚が、地方現場で実際に企画を考え、周りを巻き込みながら自ら行動し、成果を出していく物語。
ある意味、キャリア官僚の道を大幅に外れながらも、現場発からの地方創生を町の方々と一つの目標に向かって一緒に創り上げる様は、リーダーシップのハウツウとして、かなり参考になりました。
それにしても、なかなか出来ない行動だなと思います。ご自身も申していますが、人としての欲がないというか。普通なら、キャリア官僚になった時点で成功者と考え、組織に埋没するものですが。。
自分には出来ないなと、まだまだ自分の人としての器の小ささを感じた次第です。
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自分自身の仕事と形態が違うため参考になりづらい点はあったが、多数の人を巻き込んで仕事を進める場合は参考になると思われる。
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自治省をやめて、自治体職員として働くようになった人の話。
オープンでやったほうが、狭い社会なので逆に動きづらくなる。
お金を集めて温泉を掘って、そのあとで自治体に屋根をつけてもらう。
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霞が関のキャリア官僚の座を捨て、現場で問題解決にあたる道を選んだ元総務省官僚、山田朝男さんの実話。問題解決を依頼されればどこにでも赴くことからついたニックネームが「流しの公務員」。
出向先の自治体での街起こしイベントから始まって、赤字に苦しむ公立病院の再生まで手がけた問題は多岐にわたります。
元職場の総務省とのやり取りなど、山田さんのキャラクターの面白さ(異色さ)に目が行きがちですが、山田さんの問題解決の手法は極めてまっとうなものです。
曰く、
「仕事とは問題を解決することだ、問題とは、あるべき姿と現状のギャップ。問題には、見える問題、探す問題、作る問題の3種類ある」
「問題解決に当たって気をつけることは、
①問題の本質から逃げない、②どこがゴールかはっきりさせる、③関係者を巻き込み、その気になってもらう」
問題解決の面白さを知り、明日に勇気をもらえる一冊でした。
5年ぶりに新しい仕事につくことになりました。全く経験もなく自分に果たしてできるか不安だらけですが、自分に求められる役割について考えぬき少しでも貢献できるよう、一日一日努力を重ねたいと思います。
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現場ごりごりの人の体験談で非常に参考になった。
ハンドリングする人の数も多く質や属性もバラバラで、こういった中でプロジェクトを「つくる」ことだけでも難しいが、それを無事に完走させるということはとても難易度が高いと思う。
そんな中での推進の仕方や大変さの一環を窺うことができ、
実仕事にそのまま役に立てられそうだと思った。
テクノロジーの分野ではないので、正直ベース「競合」的な観点が入っていないが、グローバルにこういったプロジェクト(ビジネスと技術の融合したようなプロジェクト)が増えている中、ノウハウを残すということも含め、やってみた、ということはそれ自体でも有利になる可能性があるということもあるかと思っている。
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読み物としても読めますが、マネジメント層の仕事術的なHowTo本としても有益。
公務員の管理者層やプロデューサー、プロジェクトマネージャーなどは一読の価値があるかと思います。
払ってもいい金額:1,500円
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友人から紹介されて手に取った本。
流しの公務員ってなんだ?と思っていましたが、数年単位で求められる自治体において問題解決に尽力する役割のようです。
霞ヶ関の官僚から地方自治体の一般職への異動は異例中の異例のようですが、倒産寸前の公的病院の再生とそれにつながるまでの各自治体での経験談がとても面白かった。
私も様々なプロジェクトを手掛けることがありますが、若干自分の思い通りに進めてしまうことがあるので大いに反省…。
自分が去った後でも手掛けた仕事が成長し続けるように根が張るように水を与えるのが理想とのこと。
とても腑に落ちました。
新年を迎えるにあたり、良い示唆を頂いた本でした!
オススメ!