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話が長い
2017/04/20 20:39
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投稿者:ぽろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
序盤の無印の分析はとても面白かった
それ以降は唯々同じような内容の繰り返し
無印の賛美よりも
もっと客観的に分析したものを読みたかった
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MUJIの良さをマーケティングの諸理論で解説しているが、実際はマーケティングの諸理論をMUJIの事例を活用して説明しているとも考えられる。MUJIという特異性のあるグローバル・ブランドをマーケティングの視点で見ると非常に興味深い。
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著者増田さんの経験からの無印良品のマーケティングに関する内容。もう少し踏み込んでも良いかもしれませんね。ちょっと物足りない感じです。
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この本から学べること
・無印良品の商品開発のノウハウやコンセプト
・海外で日本の商品を売る方法
・マーケティングで使用されるフレーム
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無印良品というブランドと、その商品が開発されて世に出るまでの一連の流れを貫く思想について語った一冊。
マーケティングの本と言うより、ちょっとエッセイっぽいが、著者の無印愛が伝わってきて、興味深く読めた。
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経験と理論の両方の視点からマーケティングについて語られている。そして、マーケティングの根本には理念やビジョンといった抽象的な概念に対する理解・共感がなされていることが大切である事をMUJIの商いを通じて実感させてもらえた。
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2017年6冊目。
無印良品の商品づくりに対するビジョンや思想を主軸に無印良品の独自性や魅力を綴った一冊。
無駄のないシンプルさと、使い心地のよさを追求して作られた商品は、使う人や場面を選ばず、万人に受け入れられている。
個性的なデザインのものやハイブランド品、たくさんのものを持つことが贅沢で幸せなこととされていた時代から昨今のミニマリスト思考に非常に近い思考を掲げていた彼らはさすがというべきだろう。
時代のアンチテーゼ的な思考から素晴らしいアイディアが生まれることは少なくない。
自分も時代に流されるだけではなく、逆の発想を意識を持つよう心がけたい。
終始無印良品の素晴らしさが同じようなパターンで綴られているので、大ファンでない自分は後半にかけて次第に読むことが苦しくなってしまったのが残念。
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無印良品は日本文化が生んだ大きなコンセプトだ。「無印良品」は、ブランドというより、コンセプトなのである。ブランド名や会社名というのは、多くの場合、創業者の名前や事業内容、地名、象徴的なものの名前などが付けられているが、無印良品の場合はコンセプトがそのままブランド名になった。そして無印良品というコンセプトが商品開発などすべての出発点になっている。(pp.3-4)
「これ『で』いい」という考えからは、別の言い方をすると、「個性の一歩手前」で止めるということだ。個人の好みを具現化せず、少し引いて見たデザインの商品であれば、汎用的になり、許容できる消費者の数はグンと増える。使い方も広がる。(p.40)
MUJIの商品は、余計なものを取り除いた、どちらかというと実用品であり、暮らしに密着した商品が多い。このような商品に対しては、通常、人は目的を考えて選択する。価格を見て合理的に考えて購入がなされる。
ところが、本が売り場にあると、実用品が言葉で装飾される。言葉による刺激で、MUJIの商品を使用するシーンが浮かぶ。暮らしに対する創造力がかき立てられ、MUJIの商品群が、無機質なモノの集まりから、暮らしがイメージできる情緒的な商品になるのである(pp.58-59)
岡倉天心の『茶の本』によると、茶室は空っぽの入れ物であり、そこに何を入れていくか、どのように完成に向かっていくか、ということが茶道の本質にあるという。また、茶道では、招かれた客人も含めてともに茶の経験を完成させていくのだという。
私はこの話を知ったとき、「MUJIに似ている」と感じた。何が共通するかというと、「自由度の高さ」である。
空っぽの箱のように、使用の自由度の高い商品を購入し、使い手が自分なりの完成形を目指していくというのは、MUJIのスタイルであり、茶道の精神に通じるのではないだろうか。(p.89)
MUJIの考え方も、成長や競争を追求する発想とは一線を画す。消費社会へのアンチテーゼとなる存在として出発し、ちょうどいい生産と消費のあり方を模索している。(p.109)
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この本を読んでいる間に、無印良品の店舗に足を運び、確認し、この本に記載のあった商品を購入してしまった。以前から、MUJIに関する記事や本はよくあり、なんとなくそのブランドについては理解しているつもりであったが、中で働いていて、マーケティングを教える立場の人が書いているので、より良くわかる。
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レビューはブログにて
http://ameblo.jp/w92-3/entry-12251043887.html
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MUJIがMUJIらしくある本質を垣間見られる本。どの業界でも通用するような本質を掴み、独自の手法で体現しているようだ。マーケティングに関心がある人には刺激を受けるとは思うし、その事が腑に落ちる気もするが、自らがこの取り組みにあたってのヒント的な部分は、薄味なのである。気になる所を頭にたたき込んで、あとは自分の脳みそコンピュータの活性化を願うばかり。
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マーケティングというよりも、ブランディングの本。
個人的にはマーケティングというのであれば、仮説根拠が密に計算されていて、その結果たどり着いた結論を顧客にアプローチしていくものだという印象だし、一般的にもそれで間違いないのだと思う。
無印良品の中の人、それもマーケティングという「仕掛人」の著者が語るMUJIの話なので、もうちょっと踏み込んだ内容を期待していた。第三者の目線に近い角度で書かれているのが残念でした。
多くは帰納法で語られているからなのだと思う。
「MUJIには◯◯という商品がある。これは購入者の◯◯という欲求を満たしている商品だ」という具合。結果的にそうなのだろうし、ビジネスの場合、売れたからやったことは正しかったと議論されてしまうため、このような書き方にいるのかと思う。「購入者の◯◯という声を商品に取り入れて、こういう製品を生み出した。」というストーリーの方が、マーケティング寄りの内容になったんじゃないのかな。
感覚的には、ストーリー性のある雑誌とかカタログ(東京カレンダーのような?)を読んでいるような感じ。めくっているような感じ。
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MUJIが凄いのは紛れもない事実なのだが、日頃MUJIを活用しない自分にとっては著者の愛情が深過ぎて少し胃もたれしてしまった。
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今やグローバルブランドとなりつつあるMUJIの成功の秘密。2016年2月時点で、国内412店舗、海外344店舗だという。
多くのブランドは流行を追うが、MUJIは普遍を追う。だからこそ、時代遅れにならない。シンプルで自然であることが価値であり、基本方針である「感じ良いくらし」の実現を目指している。
「これでいい」というMUJIの思想は、ターゲットセグメントを設定してその人達にとっての「これがいい」を追求するマーケティング的な発想とは異なる。
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無印良品の基本的なマーケティングをわかりやすく説明してくれている本。
ブランドではなく「商品そのもの」で勝負する頑固でありながら「ものの本質」を極めて販売したところに無印の凄さを感じます。
最後の方では筆者の無印良品への愛も感じられた。