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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
よろず建物因縁帳の一作目であり、カゴメの歌や鬼の話など地方の民話を取り入れた作品で曳家の仙竜が活躍し、主役の春奈がよりわらとして活躍する面白いシリーズだと思いました。全巻読破する予定です。
電子書籍
新しい
2019/02/03 08:45
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投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
曳き屋という職業もそうですが、職人が霊を封印したり、除霊したりするのは新鮮でした。
内容も怖かったし、ホラー好きにはおすすめだと思う。
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ゾッとする雰囲気から始まって、昔から続く怨念、祟りの元を絶つ。真実が見えてくる度に「怖い」から「悲しい」に変わる。集落とか信仰とか祟りとかツボ満載でとても面白かった!シリーズ2作目が楽しみ。
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建物に纏わる怪異を書くシリーズになるらしいものの第一弾。
猟奇殺人班シリーズとはうってかわってしっとりとした和物ホラーでした。
空気感は三津田先生の刀城シリーズをものすごーーくライトにしたかんじだと思います。民話ホラーみたいな。
冒頭の語りが結末に繋がるのがなんとも物悲しい雰囲気を醸し出していて面白かったです。
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「盆に隠れ鬼をしてはいけない」と言い伝えられている蒼具家。その蔵には、人間の血液で「鬼」と書かれており、一族には不審死が頻発していた。一族に秘められた過去を因縁物件専門の曳き屋である仙龍が明らかにする…
怖い話は苦手なのに、読み出したら止まりませんでした。怖いし哀しい真実なんだけど、ラストが清々しくて読了後はスッキリしてました。シリーズ2作目が今から楽しみです(*´꒳`*)
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作者初です。
あらすじ見て面白そうだから買いました。
ページ数も少ないし、専門用語とかあまり出てこないので読みやすかったです、怖いけど、次どうなるんだろうと、どんどん読み進められました。脇役が、個性があって面白いです。
読んでて気になったところは、風景とかの描写です。上手く言い表せませんが、なんか直接的というか、情緒的でないというか。特に、においの描写が。なんだろなー。気になりました。
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ブクログのキャンペーンで当たったので。
田舎を舞台にしたホラーが好きなので期待して読みましたが、少し物足りなかったです。もっと怪奇について掘り下げて欲しかったです。話がサクサク進むのはいいのですが、いまいち話に入り込めませんでした。
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山奥の旧家をめぐる謎を、広告代理店勤務の春菜と、因縁物件専門の曳き屋・仙龍が明らかにしていく。
人間の血で「鬼」と書かれた蔵の戸、盆に隠れ鬼をしてはいけないという言い伝え、一族に頻発する不審死と、おどろおどろしいお膳立てはばっちり。雰囲気としては、三津田信三の刀城言耶シリーズに似てる。時代設定が現代なせいか、だいぶライトな印象ではあるけれど。
でも、明らかになった祟り神の正体は切ない。厳しい時代を必死に生き、村を守ろうとした村人と蒼具家の人たちの想いが哀しい。
自称キャリアウーマンで勝ち気な春菜のキャラに馴染めないまま終わってしまった。まだ1作目なので、徐々に定まっていくのかな。
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因習と人の業の深さ。
現代社会に生きる者には理解しがたい「掟」や「しきたり」「しがらみ」を全部懐に抱いて、受け入れる強さと靭やかさ。
人が住む以上、そこには歴史が存在する。
悲しくても苦しくても、生きていく以上はそれを受け入れる他ないのだと痛感する。
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初読み作家さん。時代物と思ったら、古い土蔵とその土地に関係するホラーだった。その筋の専門家がやたらかっこいいのが救い。家の近所でも最近蔵の移設してたのを思い出しつつ読んだ。
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おどろおどろした雰囲気たっぷりのホラーミステリ。民俗学的な要素も楽しめます。ライトなレーベルだと思って読んでいたけれど、けっこう本格的に怖い作品でした。
続く不審死、土蔵の扉に記された血文字、ひっそりと施された封印、謎めいた言い伝え、と道具立ては充分。一族の隠された秘密が徐々に明らかになっていくのにもどきどき。うわあああ、こういう展開好きだわー。
そしてその因縁を解きほぐす方法も、ホラーでありながら論理的で、このあたりはきっちりミステリという感じがします。しかしそれにしても、こういう結末になるとは。読後感は穏やかでした。さて、このシリーズは続くようなので、次にも期待です。
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ホラーは苦手。コーイチ君じゃないけど、マジ怖えっす。怖いけれど呪いの真相は可哀想過ぎです。祟るのも分からんでもないです。それと、長坂!アイツはもっとひどい目にあった方がいいんじゃないか?鉄槌を望む!
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最初の方はスゴク怖かったけど、後半は可哀想でした。
ホラーで考えられるイロイロなコトが詰め込まれてたけど、一つ一つにちゃんと理由があって全貌も明らかになったんで良かった。
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夏の暑さ対策で選んだはずの本。急に朝晩涼しくなるんだもの。読んで心身共に寒くなると困るので、ホラーを読むときの私の常、お酒を飲んで酔っ払った状態で。
旧家の跡地に「道の駅」を建てることになるが、敷地内に文化財に指定された土蔵が遺されていることが判明。タヌキ親父の設計士から話を受けた広告代理店勤務の春菜は現地調査に赴く。
春菜は美人、因縁物件の「曳き屋」はイケメン、映像化に向きそう。三津田信三ほどは切なさを感じさせてくれないけれど、土の下を思うと胸が痛む。酒が飛ぶことのない程度の怖さ、軽さも頁の薄さも適度です。
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伝承が強く残る村の中の因習、蔵の中の封印。
鼻っ柱は強いけど、抜けているところや
弱さもある女主人公と、その相手をするイケメンキャラ。
ホラーとしても小説としても、
売れるべき要素をきっちりと押さえた一冊。
雰囲気に浸って怖がるホラー小説と
ライトな雰囲気のトーンは本来アンマッチだと思うけど
本作に限って言えば喧嘩していない。
2作目を読みたい。