紙の本
思わず溜息が出る
2017/12/08 20:45
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投稿者:藤和 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく写真がきれい。
教会と言っても厳密な意味での教会ではなく、礼拝堂や修道院も含まれているけれども、そういうざっくりとした括りにしてもそれが気にならないくらいきれい。
各写真ごとに短めの解説が付いているけれど、あまり詳しい事は書いていないので、深く知りたいひとからするとそこは物足りないかも。
もっと大きい判でも見たいくらい写真がきれい。それに尽きる。
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10世紀頃から数年前に建てられた世界中に点在する教会が、カラー写真で108点、紹介されている。日本の教会も含まれている。もう少し大きな版なら、さらに美しさと荘厳さが増したかと・・・。
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日本ではなかなか行くことや見ることができない美しい教会が載っています。それぞれに国や歴史を感じさせられるわくわくする本です。(田舎の旅人)
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宗教建築はどうもなあ、と思ったが手にとってみたら、意外に発見があった。古い歴史的教会も載っているが、新しい年代の教会もたくさん載っていた。近代的な教会建築を見て、教会というところは、宗教の権威を現し、祈りの荘厳な空間を提供する施設なのだなあと感じた。それを現代でも欲している。
・ドイツ/ヴァッヘンドルフ ブラザー・クラウス野外礼拝堂 2007 建築家ピーター・ズントー 牧草地らしき所にたつベージュの四角い建物。「2001年宇宙の旅」の四角いモノリスがベージュになったようにもみえる。
・イタリア/リオラ・ヴェガート リオラ教区教会 建築家アルヴァ・アアルト コンックリート打ちっぱなし、波型の上部。内部は三角となり高い空間。
・フランス/フェルミニ サン・ピエール教会 2006年 建築家ル・コルビジェ、ジョゼ・ヴブルリー 1960年代に設計されたが中断、2003年に再開し完成。コルビジェの死後41年経った2006年完成。変形のコンクリート打ちっぱなし。
・イギリス/オックスフォード 司教エドワードキング教会 2013 建築家ナイル・マクラフリン・アーキテクツ リボン神学大学内の木立に囲まれた外見は小じんまりだが、内部の礼拝部分は大きく、礼拝者が円形に座る形。
・アメリカ/ケンブリッジ MIT教会 1955 建築家エーロ・サーリネン マサチューセッツ工科大学内にある礼拝堂。
・日本/天草市 崎津教会 1934 建築家・鉄川与助 踏み絵が行われた跡地に建つ。随分前に行った気がする。
2016.11.25初版第1刷 図書館
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古いものや新しいもの、都会、農村、山の麓、湖を臨む、規模の大きいものや小さいもの、世界の様々な美しい教会の写真を、簡単な解説だけで楽しめる。
やっぱり教会って見てるだけで心が洗われます。