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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
レトロゲームへの並々ならぬ思い入れややりこみが伝わってきました。業界のこぼれ話やうんちくも興味深かったです。
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作品解説(帯)
最高機密プログラムの漏えい、ネットワークゲームのランキング不正、ゲームセンターの不審な客……。2000年前後、ゲーム業界の激動を鮮やかに描き出す、業界リアルエンタメ!
おい!面白いじゃないか!面白くて漫画を描く時間が削られまくったぞ!
『ハイスコアガール』の押切蓮介氏、絶賛!!
次世代家庭用ゲーム機やソフト開発を柱とするネットワ・テック社に携わる、様々な開発チームの人間模様を描く6つの短編集。
各話のタイトルには、それぞれの物語に登場するネットワ・テック社のゲーム名がそのままつけられているのがおもしろいが、ゲームのタイトルとしてはあまり良いセンスとは言えない。
物語のジャンルは様々で、心温まる物語や、泣ける物語もあり、楽しめる内容になっているものの、ラストだけが妙にリアルで(良くない意味で)切ない。
「東京トイボックス」「ハイスコアガール」「ノーコン・キッド」なんかが好きな人には概ね好印象で受け入れられるかもしれませんね。
あと、様々な実名が出ているので、下記でピンときたオールドゲームファンは読んでみてはいかが?
任天堂、マイクロソフト、ソニー、セガ、コナミ
セガサターン、プレイステーション、NINTENDO64、3DO、レーザーアクティブ、FM TOWNS・マーティー、ネオジオCD、ピピンアットマーク
ビートマニア、ダンスダンスレボリューション、ドラムマニア、ハングオン、アウトラン、スペースインベーダー、ギャラクシアン、パックマン、ギャラガ、ゼビウス、オホーツクに消ゆ、マニアックマンション、星をさがして…、 etc.
これだけ出しておきながらポケモンショックを避けたのはなぜなのか。(見えない力でも働いたのか)
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レトロゲーム礼讃だったら
イヤだなぁーと思って読み始めたら
そうではなかったけどライトすぎかなぁ。
連作短編で人は繋がってるんだけど
時系列が繋がってない。
なので1つの余韻を味わう間がなく
次、次と人や問題が出てくる。
それが消化不良。
あの上司だって昔は普通の何もできない一社員だったというのを第三者目線で語られるからかなぁ。
少々脱線すれば
この本を読んでてシェンムーを思い出した。
SEGAがドリームキャストという
家庭用ゲーム機を出した時にキラーソフトとして出したが1はそこそこ売れたが、
2ですべって音沙汰なしで消えたソフト
それをふと思い出して調べたら
2017年にシェンムー3が出るというニュースをみて椅子から転げ落ちた。
そういう繋がりが少し感じたかった。
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川崎草志さんは、ゲーム会社出身なので、ゲームソフト制作の内実などがよく分かっているようだ。なるほど、こんな世界なんだねって分かるけど、うーん、ただそれだけなんだよなあ。事件という程のものでもないしねえ。最後の短編は、ゲームの世界がスマホに移行する兆しがあるという何年か前のことだが、そういうちょっとノスタルジックぽいのを描きたかったのかなあ。題が「オールド・ゲーム」だからね。