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江戸の碁界を描き様々なキャラクターが面白い。碁界の4家元の確執から最後は共存(武将と同じで養子縁組化)で江戸の末期を生きる幻庵、明治と時代が変わり生活の糧となる徳川時代の身分保証が無くなる碁界の姿を学ぶ。
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201705
江戸時代の囲碁の世界を描く。各家元のもとに才能ある打ち手が弟子入りし、命をかけても戦う姿を描く。もう少し囲碁の知識があるとより楽しめたかもしれない。
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小説というより、囲碁史書みたいな感じやと思った。
途中、対局の場面が多すぎて挫折しかけたw
一番好きやったところは、上巻の桜井知達とのやりとり。青春って感じ。
下巻の名人になる為の作戦は、ちょっとドロドロしてて上巻のように潔くなくて嫌になりかけた…
最終的には良かったけど。
エピローグで物語の余韻が消えちゃって、ちょっと興醒めしたかな…
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後半は結構駆け引きが面白くはなったが、それにしても棋譜の話が多い。期待していたほどの面白さはなかった・・・
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対戦とそれにまつわる人間模様に夢中になってました。最後にAlphaGoの話題に戻りますがつい最近AlphaGo自体が引退というニュースに寂しいやらホッとするやら複雑な気持ちになりました。
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平成29年7月
下に来て、幻庵とそのライバルとの名人をめぐる戦いが熱い。
しかし、いまだに囲碁の戦いは意味が分からない(-_-;
この時代の囲碁の世界の歴史です。
そのなかで、
芸は日頃から磨いておくもの。戦いの前に慌てて勉強して何になる。
遊郭で遊ぶは執着心をすてるため。
とある。これは、幻庵のライバルである棋士の一人の言葉である。
結局、幻庵は、その時代の第一の実力者であったものの、時代が悪く、名人になれず、弟子も大成せず、妻にも逃げられ・・・何一つ手に入れることが出来なかった。しかし、碁の最前の一手を生涯をかけて探し求めている人生に悔いはなし。。
ま、百田さんは、囲碁が好きなんだろうなってことが分かる小説ですが…。
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名人を目指した、江戸の天才棋士井上幻庵の物語。本因坊丈和との名人を巡る激しい争いは盤外にも及び、謀略を駆使し大勢の人を巻き込んでいく様子は、全く次の展開が読めなかった。上巻は棋譜の話が殆どで少し飽きたが、今巻話物語性があって楽しめた。大願は何一つ成就しなかったように見えるが、それでも幻庵は碁に打ち込めた人生が幸せだったのだろう
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囲碁を知らない人は読むのが大変だったと思う。
百田氏の調査力に感銘するとともに、囲碁の歴史がわかったことはよかった。
ただ、物語としては物足りなかった。
百田氏の作品なので期待が大きかったかもしれない。
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名人をめぐる手に汗握る攻防戦が下巻の見物だったのかな。対局の細部までは碁の打ち方がわからないので伝わらなかったけれど
物語としてはかなり波乱に満ちたストーリーとして読み込めた。強いだけでは頂点まで登り詰めることはできなくて
病魔で志半ばで倒れるのは最も悲しいことなのかも。丈和さんが一番してやったりの人生だったのかな。
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江戸時代の囲碁師たちの熾烈な戦いを描いたこの小説、
上巻は主人公、井上幻庵因碩が
囲碁師のお家元井上性を名乗るまでの半生が描かれています。
下巻で、囲碁一筋に生きてきた幻庵がどうなるのか、
気になっていたのですが、
予想を裏切らない人生を送ったようです。
幻庵とともに時代を一世風靡した
脅威の囲碁師、本因坊家の丈和とのいくつもの対局も描き、
名人を名乗るのがどれほど大変か、
両人が修行を積んでいくありさまが詳しく書かれています。
幻庵は女性に興味も示さず
囲碁の勝負のみにすべてを捧げた半生を送っていましたが、
大きな挫折を味わうたびに、
自分の人生はこれでよかったのか、と深く自問自答しています。
ただでさえ、奥深い囲碁の世界です。
真剣勝負や兵法にも通じるところもあり、
囲碁の才能があれば
その道で身を立てることも可能と言われていた時代だから、
さまざまな人が囲碁と関わりをもちました。
絵師の北斎が幻庵の元へ訪れて
囲碁の勝負を見たいと言ったり、
勝麟太郎少年(のちの勝海舟)が幻庵の弟子入りへ。
幻庵は、少年が囲碁よりも兵法の道の方が向いていると見抜いて
違う道へ進むように諭したりと、
ほんと? と思うようなエピソードも書かれていました。
著名な歴史人も囲碁に興味があったとは意外でした。
囲碁は昔の日本人に本当に好まれていたのですね。
それにしても、名人となるまでに
あんなに厳しい修行があり、掟があるとは・・・。
それに名人を目指すために
子どものうちから、囲碁をさせて
どんどんスパルタ式に慣らしていくとは・・・。
神童もあちこちにいっぱいいる様子、
どこまで日本人は優れているのだろうと感心しました。
囲碁の息詰まる熱戦が
いくつもいくつも詳しく述べられていますが、
囲碁に関して未知な私には、よくわからないのが残念です。
囲碁を自分でもたしなむようになれば
再読したくなるかもしれません。
長い幻庵という一人の囲碁師の物語を読み終わっての
率直な感想でした。
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最近注目の囲碁の世界。
囲碁が政治色が強く、今以上に重要だった江戸時代に大活躍した偉人達の物語ではあるけれど、囲碁そのものの解説部分も多く、小説としては少し読み辛かったです。
囲碁をよく知っていれば、もっと面白く読めたと思うので少々残念。囲碁の政治的な駆け引きと戦いを描いたと言う意味では面白かったです。
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名人にはならなかったが、碁界一世代を築いた玄庵の生涯にこの本を通して触れられたことに感謝。
幕末の勝海舟も碁の家元の門をくぐっていたことも、当時の碁界を取り巻く時代背景を彷彿させる。
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囲碁は全くわかりませんが…
江戸時代、プロの碁士として頂点を目指す人、頂点に登り詰めた人、それぞれの精神的な描写が面白い。
私も仕事はそれなりに頑張っていますが、人生を捧げるほどでも、死ぬほど努力するほどでもなく、それなりに楽しくやっています。
でも、もっとできるできることがあるんではないか、と。こういった人たちを見ていると思います。
限りある人生、もっと豊かに充実させたいと思いました。
内容(「BOOK」データベースより)
ともに家元当主となった幻庵と丈和。頂点の座をめぐり、凄絶な闘いを繰り広げていく。
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江戸時代の囲碁界の人間模様を描いた百田尚樹らしい歴史小説。囲碁のルールをもう少し知っていたらかなり面白いであろう。囲碁を知らなくても楽しめる。長編だが最後まで読ませてくれる。
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名人争いが面白いが、明確な基準がないないから混乱するんだろう。人生はタイミングが重要だということか。