懐かしい食堂あります
2017/02/20 12:41
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投稿者:一六子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語を読み終えた今 冒頭に書かれた母の気持ちに 胸が痛みます でも これだけの愛をもって小さい時を過ごせた谷村家の子供達は どんな困難に出会っても その絆は揺るがないわけですね
落ち込んだ時に その子の好物を作って励ます
それは亡き母から谷村家に 今も受け継がれていること
素敵だなあ と 思いました
柊一の為に 詩香を中心に作った香りとコクの深いカレー
悠司の為に作った鶏のからあげ
いずれも美味しそうで まるで 自分も食べているかのような錯覚を覚え
柊一や悠司が食べて元気になる頃 こちらもほっこり温まってきました
でも やっぱり食べたいです
カレー からあげ コロッケ 新作スイーツと
又 兄弟の名前が ゼロから始まるところが面白いですね
零
柊一 自分の足で歩いている 男気があって 素敵です
悠司 柊一を助けようと黙って一生懸命に頑張る姿に 胸がいっぱいになりました
珊瑚 柊一のことを大好きで尊敬しているんだけど素直じゃない でも 柊一を助けたくて 風変わりなアイデアを実行 柊一にはバレバレでしたけど いい子です
良樹
勉強熱心な似鳥さん
今回も ガストリック コロッケ 他諸々の知識 ありがとうございました
話の中に出てきた「栗丸堂」
思わず嬉しくなりました
杏と柊一のやりとりも微笑ましく 自作楽しみにしています
電車の中の退屈知らず
2017/09/21 12:50
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投稿者:honpochi - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前から気なっていた作品だったので、やっと読めました。
長男が突然姿を消して、代わりになんだかかわいらしい代打が?
最初からお話はくるくると展開していきます。
上手くいきそうで、なかなかそう上手くは行かない食堂。
途中、強烈なライバル?現れ、結構ハラハラします。
とても、引き込まれるお話で、いつも電車の中で読んでいるのですが
退屈しません。
絶対、続きを買います。
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
失踪した兄の突然現れた隠し子である杏が6歳にしてはあまりに大人びた言動過ぎて不自然だし、基本的には仲の良い家族だったはずなのに10年以上も実家に顔を出さなかった次男というのもちょっと違和感を感じる。
何より食堂のお馴染みさん個々に好みの味付けをしていて、それじゃなかったからと言って来なくなる客たちの非情なことにあ然としてしまう。
そこまでしてもらっていた常連だったのに、店が困っているのを知っていて好みの味じゃなかったら一言いえばいいのに、と思うのだけど。
父親もそういう助言さえせずに当たり前のように「料理人さえ・・・」などとのたまっていたのにも呆れた。
突っ込みどころは一杯あるけれど、ホームドラマとしては十分楽しめる。
失踪した長男や杏の謎が次巻で明かされるのだろうか。
家族愛、兄弟愛が羨ましい
2019/01/19 08:48
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投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京は三ノ輪の食堂『食事処、三ノ輪みけねこ』が舞台の人情溢れる話!でてくる料理は至ってあたりまえの料理ばかりですが、コロッケはめちゃめちゃ食べたくなりましたね。このコロッケは惹かれるわ!親子愛、家族愛、お店に対する愛情が読んでて心地よいですね。それにしても杏ちゃん、大人びすぎでないかい(笑)ラストが良かったですね。子を思う母の愛情に、ただただ涙が溢れました。
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え、まさかこれシリーズなの?
続くの?というラスト。
杏の謎が解けないし零のこともわからないし。
でもとりあえずお腹がすいたわ。柊一のコロッケ食べたいよう。
あと、天下の角川さんも誤字とかあるんだなぁと。
74頁の後ろから3行目に誤字がありました。
悠司は次男でなく三男です。
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東京下町三ノ輪にある食堂に呼び戻された柊一。年老いた祖母、足の不自由な父、行方不明な長男、残されたその娘と問題だらけ。有名店をクビになった柊一は家を守れるのか。美味しいだけでは駄目な老舗の食堂が生き残るには。
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下町和菓子 栗丸堂のシリーズの作者でもある似鳥航一さんの本です。
母親に愛情を沢山受けて育った5人兄弟(男ばかり)が成長して、実家の食堂のピンチに力を合わせて立ち向かう。ざっくりしたあらすじはそんな感じですが、5人兄弟が成長の過程でそれぞれどんなふうに家族を見ていたのか、思いあっていたのかをそれぞれの視点からも描いている。
長男の「隠し子」として登場する6歳の少女が家族の緩衝剤の役割を果たし、家族の再生、それぞれの再生に一役買っている感じです。
読後感も爽快だけど、伏線もまだ回収され切ってない部分もあるので続くのかな。。。と期待しています
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栗丸堂が出てきたり、探偵役の幼馴染がいたりと似鳥ワールド満喫です。私は好きなタイプです。続編も読みたい。
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突然現れた隠し子?を残して長男が失踪し、弟たちが家業の食堂を切り盛りする。ライバル店とのトラブルも家族の助けで乗り越える、とはありがちな展開だけど、6歳の杏ちゃんの言動がかわいいので好印象。
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【収録作品】十五年前/ころもさくさくコロッケ/香りとコクが深いカレー/新しい和風スイーツ/ジューシーからあげ/たからもの
ミステリ風家族+料理小説。栗丸堂の名前がちょこっと出てくるのが楽しい。
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2歳の子を持つ私からしたら、2歳児を赤ちゃんということに違和感が半端なかった(笑)
作者の方は子供と接することがないのかな?
話の内容はうーん…
懐かしい食堂っていう感じはしなかったかなぁ。
とりあえず続編があるようなので読んでみようかな。
2017.10.3 読了
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分かりやすく軽いストーリー運びで、読んでいて元気が出る本でした。重い内容の本を読みたくない時にいいです。コロッケが作りたくなるなぁ。
読んでいて漠然と「映像化しやすそうな文章だなぁ」と感じました。二時間ドラマなどに丁度いいかも。
ただ、皆さんもお書きになっていますが…恐らく作者の方は小さい子供と接する機会があまりない方なのかもしれませんね。
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初めて読む作家さん。
こちらも様子見だが、シリーズ一作目なら、きっと書き手もそうに違いない。
冒頭の「十五年前」という章が、いきなり衝撃的。
母の愛に溢れた、母のモノローグ…なのだが、これが読んでいて居心地悪い。
息子たちが自分の命、というお母さん。
この後ほどなく死んでしまうことを知れば、やむ無しなのかとも思うけれど、このお母さんがリアルにいたら、怖い。
大人になり、巣立っていく息子たちとの関係を堪えられるのか、まったく他人事ながら心配になってしまう。
家族が宝という割に、夫や姑のことは全く触れていないのも不自然だし。
純粋培養された母性愛が薄気味悪い。
もっと気色悪いのが、唯一の悪役、神崎の造形。
実直な兄が社会のひずみの中で心が壊されたことで、歪んでしまったという事情が語られるものの、なぜそこまで主人公たちの三毛猫食堂を攻撃するか、理解に苦しむ。
ゆがんだ人物にしても、チェーン店の店長が地元の食堂をそこまで潰そうとするだろうか?
そんな暇あったら、もっと売り上げを上げる方法を見つけなよ、という感じ。
こんなアホな社会人、いるんだろうか?
そういう意味で、リアリティを感じられない。
社会に対する洞察が薄い気がする。
彼はこの巻だけで使い捨てられる悪役なのかもしれないが、悪役に魅力がないのはつまらない。
キャラクター小説って、こういうものなのかなあ。
確かに主人公柊一や、謎の少女、杏は魅力的だったけれど。
それから、食べ物の描写はおいしそうだった。
空腹を感じなくなって一か月経った私にも、おいしそうと思わせるほどに。
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人情味に溢れていて、懐が深い。栗丸堂もそうだったけど、熱くて大好きです。されたことに報復するんじゃなくて正義で立ち向かうのがとてもいい。綺麗事かもしれないし、現実は甘くないと思うけど、こういう世の中を信じたくなる。
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「十五年前」
大切なものはなんですか。
きっと子を持つ大半の人間は彼女と同じ答えをするだろうし、何よりも優先順位の高いものになるのだろうな。
「ころもさくさくコロッケ」
いくら完璧な料理を作れど。
ここまで出来るのは下町の常連さんが一番のお店だったからでもあるかもしれないが、店主がお客さんをよく見て満足して欲しいと思って料理していたからもあるのだろうな。
「香りとコクが深いカレー」
聞こえた名から思いついたのは。
ここまで人間として根が腐っている人は中々居ないだろうし、居たとしたら彼の様に表裏をしっかり使い分けている人の心が分からない人間なのだろうな。
「新しい和風スイーツ」
素直じゃない弟からの後押し。
損な性格をしている様な気もするがこれだけ彼の事を理解してくれる家族がいるのであり、毒を吐いているように見えて人一倍思いやる心があるのであれば十分なのかもしれないな。
「ジューシーからあげ」
SNSが全てでないと伝えたい。
自分は何も出来ないと落ち込んで兄弟と比べ卑下していた彼とは思えない程の大活躍で、誰にも言わずこっそりとやり始めた所も彼らしくて本当に素直でいい子なんだろうな。
「たからもの」
彼の好きな言葉は。
彼女は彼が居なくなり家族が何かしらの危機に陥ることまでも想定していたのだろうかと思うぐらい、今この家族に必要な言葉だけを綴ってある大切な手紙だったな。