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古屋の「写眞館」に住むことになった主人公の高校生。
ひょんなことから「心霊写真」を持ち込まれ、その謎の解決にひた走ることに・・・
どことなくビブリア古書堂の事件簿に似ているところも否めないけれど、ストリーは持ち込まれた「心霊写真」の真意を突き止めていく・・・
はかなくも、1枚の写真に思い残された人間模様が巧みに絡み合い、最後の結末へと進んでいく。
怖くもあり、怖くもない、だけども切なさが伝わる物語。
次巻にも期待!!
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あなたの写真(ひみつ)、解き明かします。
築三十三年、木造二階建て。臨死状態の古びた商店街にひっそりと佇む「小暮写眞館」。都立三雲高校に通う花菱英一は、両親の趣味により、この写真館に住むことになる。そして、弟を含めた家族四人の暮らしが始まった矢先、ひとりの女子高生が持ち込んだ不思議な写真をめぐる謎に、英一自身も関わることになり……。写真に秘められた物語を解き明かす、心温まる現代ミステリー。
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写真館の元経営者にまつわるあれこれがない限り
この写真館を舞台とする必然性が まだすんなりとは
胸にひびいてこない。
新興宗教も 写真にうつったものの正体も
この写真が写真館に持ち込まれた経緯そのものも
…まだしっくりこないまま読了。
続きがあるのですけど…食指が動きません。
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「ブクログさんのご厚意」で出会えた1冊。
宮部さんは『ソロモンの偽証』以来、読んでいませんでした。あまり一般的でない設定の中、主人公の高校生に感情移入していくことに、おじさんとしては時間がかかりましたが、純粋な好奇心にぐんぐん引き込まれていきました。その後はすぐに物語になじんでいき、気付いたら次の作品を渇望していました。物語は4巻まで続きます。2巻目は520円。明日は本屋さんに行こうかな。
ありがとうございました。
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築三十三年、木造二階建て。臨死状態の古びた商店街にひっそりと佇む「小暮写眞館」。都立三雲高校に通う花菱英一は、両親の趣味により、この写真館に住むことになる。そして、弟を含めた家族四人の暮らしが始まった矢先、ひとりの女子高生が持ち込んだ不思議な写真をめぐる謎に、英一自身も関わることになり…。写真に秘められた物語を解き明かす、心温まる現代ミステリー。
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写眞館という文字から勝手に古臭い物語かと思ってたけど、ミステリーのわりには軽快なやり取りが面白くてやっぱり引き込まれた宮部作品。花菱英一は親からも花ちゃんと呼ばれ、年の離れた弟のニックネームはピカちゃん。英一の友達はテンコ。
写真に秘められた謎ではなく、物語を探るという所がポイント。頭いいなー花ちゃん。ピカちゃんや両親、どのキャラも面白く今後も楽しみ。
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下町を舞台に、少年少女が主人公のミステリーは、宮部さんが昔から得意とする分野。このところ、ソロモンや荒神など変化球的作品を面白く読んできたけど、暖かくてユーモラスな手触りのものは本当に久しぶりなので、楽しく読み進めている。確かオリジナルは全2巻で、読んでいるヴァージョンは4分冊。一つの事件で1冊だろうけど、これがのちのちどう繋がっていくのか1冊ずつ読んで考える楽しさもある。
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元小暮写真館に引っ越した変わった家族の中にいる普通の高校生が主人公。小暮写真館で現像した一枚の写真「心霊写真」にまつわる話。当事者を探して、最終的にその「霊」に行き着く。まぁまぁな一冊だけど、次巻が気になる。
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古びた商店街に佇む「小暮写眞館」。
高校に通う花菱英一は、両親の趣味により、この写真館をほとんどそのままにした状態で住むことになる。
ひとりの女子高生が持ち込んだ不思議な写真をめぐる謎に、英一自身も関わることになり、様々な人をたどりながら解き明かすミステリー。
宮部みゆきの本を初めて読んだけど、
心温まる、ファンタジー要素も含まれる作品でした。
ページ数もそんなにないのでサクッと読める。
神木隆之介主演で、短編ドラマになりそう〜なんて思ってたら、本当にドラマになってた(笑)
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なんかこう…平板な…。可もなく不可もなく、特別おもしろくもつまらなくもなく…という小説。時間があるときの暇つぶしかな。
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うむ。安心の宮部ブランド。大変に読みやすい。宮部みゆきさんの小説としては、入門編に最適、なのではないでしょうか?登場人物のキャラも立ち、サクサクと読め、物語としてもお見事。うむ、お見事ですね。
ただ、ただ、ちょっと失礼な表現で申し訳ないのですが、宮部さんの作品の中では、比較的、軽い、といいますか、個人的には、もうちょい、こう、ガッツリ系、ヘヴィーな感じのものを求めてしまう自分がいるのも、間違いないのです。ちょっとこれは、安心して読め過ぎる、という、ワガママな思いを抱いてしまったのも、事実。読みやすい、というのは、決して悪いことではないのですが、なんといいますか、宮部さんとしても、こう、結構、気楽に書くことのできた作品なのではないでしょうかね?これは。うむむ、、、大変失礼な言い方になってしまい、申し訳ないのですが。
主人公・花菱英一&友人・店子力のコンビは、「今夜は眠れない」「夢にも思わない」の、緒方雅男&島崎君コンビを思い出しましたね。宮部さん、男の子コンビの活躍を描くの、好きなんだろうなあ。花菱&店子コンビは高校生、雅男&島崎コンビは中学生、という違いはあるにせよ。まだ少年、といっても良い年齢の男の子が、ちょっと背伸びして、大人の世界の秘密と苦味を知ることになる、という図柄、宮部さんの中では、物語のひとつの形式として、大好きなんだろうなあ。
あと、テーマとして重要なのは、心霊写真?というか、人の念、想いが、写真にうつってしまう、という、いわば超常現象。人の思い、というものを、どこまでも大事にする作家。それが、やっぱ、宮部みゆきなのだろうなあ。宮部さん、ずっと一貫して、超能力モノも、書き続けていますものね。ゲーム好き、というところも、ファンタジーもの、超常現象ものの作品を生みだすことに、なんらかの寄与をしているのでしょうか、ね?
この話のテーマとして重要だと思われるのは、あとは、宗教、でしょうか。宗教、というより、新興宗教?ですかね?人が誰かを好きになる。恋が生まれ、愛となり、そして、さあ結婚!となる。その時に、相手の家族が、とある新興宗教を深く信仰していたら、どうする?
という、大変に、大変にテーマとしては重いことを、取り上げています。
結婚とは、個人同士の行為ではなく、両方の家族を、どこまでも取り込んで、踏まえたうえで、成立するものなのだな。ということを、しみじみ感じましたね。すっげえなあ、結婚って。
あと、ST不動産の、これまた、でえれえ女性職員、ミス垣本女史の人物造形。ここまでこう、ぶっ飛んでる、というか、現実的にお付き合いしたくないキャラを登場させた宮部さん、すっごいねえ。ミス垣本、ある意味極北のキャラだ。でも、不思議と、そんなキャラでさえ、ちょっとぶっ飛び過ぎて魅力的かも?って思わせちゃう(勘違いさせちゃう?)宮部さんのストーリーテリングの魔法よ、凄いぜ。ってね、思っちゃいますね。
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話のストーリーテラーっぷりはさすがです。ただ、このぼんやりとした幽霊話って解決なんですかね~。ううう。
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古い商店街に佇む「小暮写真館」
家主が亡くなり放置されていた写真館に、物好きな両親の意向で住むことになる。
ある日、見ず知らずの女子高生が持ち込んだ心霊写真。
そこに映る人々は誰なのか。
写真に秘められた謎を高校生が解き明かす。
主人公を好きになれず、読みにくかった。
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両親の趣味で古びた元写真館に引越した、友人たちに倣い何故か家族にまで花ちゃんと呼ばれる高一の花菱英一が友人と冬に出会う、女子高生がフリマで入手したノートに挟まれていて突き返して来た写真館名入りの封筒に入った不思議な心霊写真。語彙の豊富な小三の弟が生意気可愛い。流れる時間がどこかゆったりして心地好い。
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小難しい話や怪談の合間に読むにはちょうどいい本でした。
たまたま受け取ってしまった心霊写真から謎を紐解いていく。テンポが良くて面白かった。
ミステリ好きとしては少し物足りなさも感じるけど、もちろん続きも読みます。
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最初の方は主人公のテンションが低くて入り込めなかったけど、途中から面白くなった。
「口は災いの元」気になる。。。