電子書籍
運動会
2021/11/11 08:26
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投稿者:aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
紅華歌劇団大運動会が描かれた巻。ガラにもなく緊張するさらさだったが、「ありのまま自分を出すのではなく、ありのままの自分を演じよ」というアドバイスを実践して乗り切った。他にも「自分がどうしたいかではなく、お客様にどう見えているかを常に意識する」とか、普通の社会人生活でも役立つトピックが満載。
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番外編が本編
2021/09/23 14:40
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投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
この3巻はなんといっても星野薫のひと夏の番外編でしょう。
原作とアニメの差異を見比べるのもまた面白いかと思います。
原作ありきで原作が何より素敵ですが、アニメもまた原作を補完する形で演出が素敵で、夏ならではのシーンが色鮮やかに展開されるので素晴らしい出来になっているかと思います。キーアイテムの星野さんの日傘を飛ばす演出には、ぐうぅ・・・ッ!!となります。
また、浴衣の柄が原作とアニメで違うので、浴衣姿を公式で2パターンあるのを見れたりします。
星野さん推しを爆誕させたと言われる回が、この3巻です。
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「最後まで絶対あきらめない、これが私の選んだ道」 星野さんまっすぐでかっこよくてまぶしい。沢田姉妹もいつまでも同じではなく、それぞれの道を歩んでいかなければならないと気付いてしまった。ミレイさんの10年後の運動会の時にの言葉に救われた気がする。専科のお姉様方、素敵だわ。次は運動会本番かな。さらさはトップコースに乗れるのでしょうか?
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運動会目前の音楽学校。トップさんたちもさりげなく登場。個性がいい。沢田姉妹のエピソードもなかなか。星野薫の番外編もいい。彼女の強さがわかる。
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今回はさらさ&愛のメインふたりのエピソードは控えめ。
双子の沢田姉妹にスポットが当たったお話が印象的です。
姉妹であろうと他人であろうと、この手の活動に
焦りや嫉妬はつきもの…そういったマイナス感情をどんな風に
自分にフィードバックしてくるかが大事なんでしょうねー。
相変わらず、身につまされる要素も少なくない3冊めでした。
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紅華歌劇団・100周年運動会が開催されることになり、準備に追われるさらさ達。
団員の年齢や本名を詮索しない『紅華コード』がなんだか良い。
知識の無いさらさにすぐに円盤を貸してくれる星野さんが頼りになるし、紅華愛も感じる。
トップが揃い踏みでミーティングしていて、ガチモードなのが見ていて楽しい。
ファンの人は本当に楽しみなのだろうと思える。
さらさがハサミを借りに行った時、
アドバイスに関しては授業でも良いやるから追々と言いつつ
オペラ座の怪人を例に個性の出し方を答えてくれる
安藤先生との会話のシーンが好きだった。
最初は厳しい人かと思えた国広先生もいい人だし
専科のみなさんもみんな魅力的。
双子だからと間違いで誤解されて怒られるのは嫌だけれど
勘違いじゃないですかと専科に物申せる本科委員長は非常に頼りになる。
千夏と千秋が喧嘩になって”家出をする”と言って
部屋を交換するだけなのが学生っぽくて可愛いし、
家出が続く内にさらさが「実家に帰りたい」と言うのが面白かった。
ミレイさんは厳しいけれど優しい人だ。
遅くなっても、みんなの前で自分の勘違いだったと
言ってくれるところもはっきりしている。
厳しくてもこうした線引きがしっかりされているのはすごく良いと思う。
千夏が自分から謝りに行けて、
そして千秋と仲直りできて良かった。
いつまでも一緒にじゃいられないことに気がつくのも良い。
10年後の運動会で並んで歩くという、レビューに変わる具体的な目標に向かって進んでいって欲しい。
本当にファンの人たちは、その日を心待ちにするだろうから。
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夏休みが終わって紅華大運動会が近づく季節。薫が男役志望により長かった髪をバッサリ切ってしまったように、変化の予兆が幾つか見える巻だったね
その象徴的存在がこの巻でスポットライトが当たった沢田姉妹だね
言動がそっくりな2人。それは双子であれば当たり前かのように思ってしまうけど、別の視点では小さい頃から変わっていないままとも言えるんだよね
そんな沢田姉妹が凄くそっくりな双子から似ている部分が多い双子に変わっていく物語だね
そもそもこの巻でもう一つのスポットライトが当たる存在として登場する専科からして似ているけれど少し違う存在だね
紅華の中には居るが何処の組にも属さないプロフェッショナル。キラキラした憧れを向けたくなる各組トップとは違って年齢の話など気を使わなければならない部分がある。かといって尊敬されていないわけではない
一方で似ているけれど少し違うというのは専科から見た予科生全体にも言える話。まだ明確な輝きを手にしていない予科生達の違いを見分けることは専科にとって難しい
だからミレイもジュリエット関連のトークをした千秋をジュリエットをキーに記憶していた。でも、そこにこそ自分達の違いを見出してしまい悩んでいた千夏にとって、ミレイの判別法は受け入れ難いものとなってしまうわけだね
それにしても千秋と千夏の関係性は説明が非常に難しいものだね
小さい頃は何もかもが一緒のシンメトリー。それが紅華の合否によって強制的に違いを意識しなければならなくなった
片方は合格して片方は落選。片方は譲って片方は譲らせて。94ページの構図はあまりに象徴的
どう考えても千秋と千夏はこの時に道を違えてしまった。それなのに、もう一度紅華を受験して一緒に合格したことで、自分達はやはり何もかも一緒なのだと誤魔化してきたのかもしれない
自分はジュリエットじゃないし千秋でもない。なら、ここに居る自分は沢田千夏でしかないし、目の前にいるのも沢田千秋でしかない
それは何もかもを同じとしてきた2人にとって難しい変化の時
既に歩む道が違うなら受け入れなければならない。その反面、歩みだした時の道そのものは同じなのだから、何もかもが違うというわけでもない。
最初に抱いた夢は同じだった。なら、道は違ってもいずれ再び交わるかもしれない
ミレイによって授けられた自分達が自分達として紅華に受け入れられる道。そこへ行き着けたら良いねと感じてしまうエピソードだったね
巻末にはスピンオフとして薫が直面したひと夏の経験が描かれているね。
この話、アニメで見た時にあまりに良すぎて感動して。これが原作も読もうと決意したきっかけだったりする
周囲からは紅華を目指す意気は理解されずすぐに近くに居る偉大な人と比較されて。それでも夢のためにその道を進み続けるしか無い
そんな過酷な日差しが刺すような日々の中で薫が出逢ったのは、自分が歩む道を先に進む兄と比べられる辻だったわけだね
日差しを避けるバス停が、道を進み続けるバスが、2人にとって憩いの場であり触れ合いの場として���能する様は一種の青春模様
夢を目指す気持ちは変わらない。けれど、周囲が自分じゃない存在と自分を比較し続けるものだからつい気持ちはグラグラしてしまう
そんな時に出逢った同じような環境で苦しむ相手は良き理解者であるように思えたのだろうなぁ
それはもしかしたら、夢への注力が中途半端になって恋に現を抜かす事態になったかもしれない
境遇がちょっと似ているかもしれないと思って始まった関係は、辻の自分の悩みは薫も抱いているはずだという誤解で終わってしまう。
残酷に思えるのは辻の言葉が何から何まで薫に当て嵌まらなかったわけではないだろうという点なんだよね。おそらく辻の言葉によってぐらつく自分を自覚してしまったから、辻を拒絶すると共に夢を中途半端にしかけていた弱い自分も拒絶した
だから2人の恋物語は始まらずに終わってしまう
でも、それで何もかもが終わってしまったわけではないというのがまた良かった…
薫は辻が勝ち越した場面には我を忘れるほどに喜んでいたし、辻は薫との経験を基に野球を続けていた
道が分かたれた2人。それでも薫のモノローグにあったように再び交わる時が来るのを願ってしまうラストだったね
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宝塚音楽学校をモデルにした青春モノ。
何かに打ち込む青春っていいねぇ!
未来をまっすぐに見つめられる貴重な10代の生徒たちが清々しく、きちんと夢を持ち、それを追い求める若い子が増えてくれたらいいな…と思いました。