シャーロック・ホームズ アンダーショーの冒険 みんなのレビュー

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投稿者：Ｊ・Ｐ・フリーマン　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

シャーロック・ホームズのパスティーシュ10篇を収めた短編集。同じシリーズの過去の短編集に比べると、どれも小粒かなあと思わざるを得ない。でも、ホームズのパスティーシュは貴重なんで、次回も刊行してほしいです。「沼地の宿屋の冒険」が一番原作に似た雰囲気で好きかな。

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投稿者：こゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ドイルの住んでいたアンダーショー屋敷の開かずの間の櫃より忘れ去られたドイルのホームズもの原稿が発見されたのを本邦初訳！といわれたら、そうなんだーと思ってこの本を読んでしまうだろう。というくらい正典を重んじて、頑張っている。（英国舞台のものは。それに日本語訳で読むので文体はコナンドイル風かどうか気にならない）
長さも適度。（長さは編纂者からの思慮深い指定であるらしいが、ドイルは絶対書かない長さの「絹の家」を積んでいるので非常にそう思う。短編が真骨頂）
良質なパスティーシュなのだけれど、唯一の短所は「4巻あるのに一冊分しか訳していない」という点。全訳を待つ！
基本的に保守的な原理主義者なのだけれどもこれに関しては宗旨替えしても良いと思う。