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図書館より。
気になる作家さんのみ読了。
短編は面白いね。色んなテイストがあってやっぱり楽しい!今回も楽しく読了。
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普段読まない、たくさんの作家さんのお話を
読むことができて楽しかったです
短編なので嫌になるまえに読み終わるので素敵
バースデイブーケのお話が一番好きでした
自分自身の力で素敵な誕生日をおくれるんですね
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11人による「隠す」をテーマにしたアンソロジー。
イラストレーターがコメンテーターに起こした傷害事件の本当の真実、被害者の過去の交通事故への復讐。ー柴田よしき
引きこもりの姉の鋭い洞察力で、明るみになった弟の元同級生の犯行。ー永嶋恵美
ホームステイ先の家族に冷たくされていると感じていたのは、彼女をアレルギーから守ろうという愛だった。ー松尾由美
父の残した夫妻と土地、生前の父の少年愛を知った息子の覚悟。ー福田和代
祖母の仕事、彼女が秘密にしていた隠し子と医療ミスの関係。ー新津きよみ
盗賊から主人を守った女奴隷の思惑、戦いに出る将軍と妻のやりとり。ー光原百合
グループホームに入居する老人に毎年届くお花、彼女自身の自作の贈り物。ー大崎梢
幼少期から他人のものを奪うことに必死だったことの結末。ー近藤史恵
娘に長年冷たかった画家の母が、ある日を境に別人のようになったきっかけ、余命僅かと抱えた罪。ー松村比呂美
偶然見つけた秘密基地での事件を事前に防げたと思っている少年と、本当のこと。ー加納朋子
夫以外に思いを寄せた人がいた奥様を、自分勝手な思いで殺した女中。ー篠田真由美
全部に共通することは、赤い漆の櫛。
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隠す。このテーマのもとに様々なストーリーがあり、つまずくことなく、すんなり読めた。
シリーズ化しているようなので、他も読んでみたいと思った。
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女流作家で構成される「アミの会(仮)」によるアンソロジーの第3弾。
アンソロジーは知らない作家さんの作品に触れられるという妙味もあるものの、今までそれで新しく好みの作家さんを見出したこともなく、ちょっと損をした気分になるのが常。
今回は、11人の女性作家のうち7人知ってはいるものの、読んだことがあるのは近藤さんただ一人、というギャンブルに近いトライだったが・・・
果たして、近藤さんの「甘い生活」のざらりとした不穏な感じはさすがで、一番好きな作品。
あとは福田和代さんの「撫桜亭奇譚」、篠田真由美さんの「心残り」もかなり好き。
11の作品に隠された共通のものもすぐにわかるものの、それをうまく作品に盛り込むやり方が、11人11様で腕の見せ所。
ベッドの上に置いておいて、寝る前に一つずつ読むのにちょうどいい短さの作品集でした。
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アミの会(仮)3作目。
今回も珠玉のミステリーが勢揃いでした。
近藤史恵「甘い生活」のラストが衝撃でした。
大崎梢「バースデイブーケをあなたに」はほんわりしたお話。
永嶋恵美「自宅警備員の憂鬱」は面白かった。ワクワクした。
ホントはミステリーって好きじゃないんだけど、人が死なないようなミステリーは好き。
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本当、同じデーマでも全く違う作品になるのだなぁ、と。
どれも面白い。
理由 柴田 よしき
→真面目な作風(失礼)。切り札を隠すというのはこういうことか、と。
自宅警備員の憂鬱 永嶋 恵美
→ほのぼのかと思いきやまさかの思春期拗らせ。ドアノブ、という家族ネタがツボ。
誰にも言えない 松尾 由美
→二重の隠し。けれど、作家と言う職業で何かを成し遂げている人は凄いと思うが。。
撫桜亭奇譚 福田 和代
→オチが。。。犯罪者に対して漫画が、ゲームが、というけれど、社会的地位があって実際に手を染めている人の方が怖い。。
骨になるまで 新津 きよみ
→血の繋がりって、本当に分かるものなのだろうか。。。
アリババと四十の死体 光原 百合
→ほんとは恐いグリム童話、みたいな。。。
まだ折れていない剣 光原 百合
→ファンタジー風なのに中間管理職と家庭で悩む中年、みたいな。。
バースデイブーケをあなたに 大崎 梢
→これいいなぁ。。自分へのご褒美、が世の中には存在するわけで、ならば
いっそこういった形を取るのも方法の一つかと。
甘い生活 近藤 史恵
→手癖が悪い、とかいうのは主人公目線で描くとこうなるのか。。
読み切りホラー作品のようだ。。お兄さん、その後どうするのだろう。。
水彩画 松村 比呂美
→突然死よりは死期をさとって、の方が色々残せていいのかもしれないが。。。
少年少女秘密基地 加納 朋子
→まさかのオチ。一気にほのぼのした。。
心残り 篠田 真由美
→この骨董屋の女性主人はシリーズものなのだろうか。
まとめて読みたい。。
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全体を通してのキーワード、あれですね。
「自宅警備員の憂鬱」長嶋恵美が面白かった。
こういうテーマの短編集ってその作者さんの特徴が出て面白いと思う。
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まず最初に出てくる作品からおっかないです。
隠すこともなくある男性を傷つけた女性は
犯行に関して詳しく話そうとはしません。
実はこの男性はあることを
しでかしていたのでありまして…
最強にぞっとするのは
略奪癖のある女性の物語である「甘い生活」
なんだろう、このニチャアっとした感じ。
実はこの女性は取り返しのつかないものを
略奪してしまったがために
最後は…
最後に出てくる作品もえげつないです。
なんだろうか…
おっかない…
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アミの会(仮)のアンソロジーはどうも私と相性が良いらしく、どれも面白い。他の本も読んでみたいと思う作家さんが随分増えた。全編に表題の通り何かが隠されていて、ふっと気付かずに読んでいて、あれ?あったっけ?と読み返す楽しみもあった。
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第1弾の『捨てる』
第2弾の『毒殺協奏曲』に続き
第3弾となる本書は、「隠す」というテーマで11人の女性作家の描き下ろし11作品が収録されています。
第2弾では男性ゲスト2名も参加されていましたが今回は全て女性作家でした。
タイトルの「隠す」にちなみ読者への挑戦状として
全ての短編に共通した「なにか」が隠されている趣向になっています。
あとがきにはfacebookのアドレスが載っておりアクセスしてみた所
2017年3月10日 必着でのクイズ形式になっていました。
その回答を考えながら読むのも又楽しいかも知れません。
さて本作もバラエティーに富んだ作品揃いで各作家さんのカラーが出ていて面白く読みました。
出だしから惹き込まれイヤミス感もありドキドキした近藤史恵さんの「甘い生活」
情景が浮かんで来て後味の良い松村比呂美さんの「水彩画」
他にも普段あまり手にしない作家さんの作品にも触れる事が出来てこのシリーズは嬉しいです。
これからも第4弾、第5弾と続けて行って欲しい楽しみな作品です。