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人身事故で止まる電車内にいるひとたちや関係者の話。女装が趣味?のサラリーマンが、妻の大事にかけつけるけど何ともかっこよくなりきれなかったり、線路に事故で落とされた女性が助けてくれたひとを探すために駅売店員になったり、別れるつもりの女性がふるまう最後の夜など話はそれぞれ。少しリンクしてるところもあったり。物凄く悪い最後になる話はないので軽く読むのにはおすすめです。
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短編集。最終電車が人身事故で止まっていることから起こる、それぞれの人間物語。
それぞれの作品に薄く関連性がある感じだが、
それほど作品に影響を与える感じではなく、その辺ががっかり。
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可もなく不可もなくという感じの作品。
ほっこりはしますがちょっとダラダラしてるような気がします。ちょっとしたコーヒーブレイクや、電車の中、寝る前のちょっとした読書にはおすすめかなーと思います。
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7話で構成されている。普段使っている駅では様々な人がいて電車を利用している。そして、それぞれの人生がある。もしかしたら、これは電車に限らずバスだったり飛行機だったり、、。そうやって普段当たり前のことに対して意識を向けてみると客観的ではあるがその人のストーリーを思い浮かべることができる。
終電によって生まれる物語や、電車が止まってしまって生まれる物語など、、良いことも、悪いことも全部含めて電車の中ではそれぞれの人が生きているんだと感じた。そして、自分自身も電車を利用していく中で物語をつくっていくのかなと思う。
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第9回(2017年) エキナカ書店大賞受賞。
『化粧ポーチ』『ブレークポイント』『スポーツばか』『閉じない鋏』『高架下のタツ子』『赤い絵の具』『ホームドア』の7話。
まずね、最初の『化粧ポーチ』が衝撃的。読み終わったら、必ず再読したくなるはず。で、分かった上で読むと、更に衝撃が(笑)。
『赤い絵の具』は、描写が苦手。この本の中で、唯一、ささっと読み飛ばした話。
最後の『ホームドア』が1番好き。昔、駅のホームから落ちた自分を助けてくれた恩人に会いたくて・・・というちょっといい話。
全体的に読みやすくて、通勤のお供にはちょうどいいかも。
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終電にまつわる数多の人間ドラマ。
終電と緊急停止によって、人によって違った生き方や境遇があることを描いているけど、「神様」の意味あいが今一つ表現されてこない感じ。
長編ではなく短編で、それぞれの人間模様の切なさや嬉しさを感じさせられる。
欲を言えば、個々のストーリーがまとまって、「終電の神様」の糸につなげてほしかった。
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本屋さんで平積みされていて昼休みに購入。7話が終電ていうテーマで繋がれてる。若い頃から仕事の絡みもあり散々電車に乗って来たわたしにとってはわかるわかるネタもあって良かった。最終話のKioskで働く方の物語が好き。エンディングとしても綺麗な纏まりでした。
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帯文:”たくさんの人生を乗せ今日も電車は走る―” ”・第9回エキナカ書店大賞・amazonミステリー・サスペンス部門第1位” ”20万部突破!” ”希望と感動のミステリー”
目次:第一話 化粧ポーチ、第二話 ブレークポイント、第三話 スポーツばか、第四話 閉じない鋏、第五話 高架下のタツ子、第六話 赤い絵の具、第七話 ホームドア
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電車絡みの全7話。事故で止まったり遅れたりしたことで乗客にどんな影響があったかの物語。帯にあるような涙や感動は特になかったけど、電車に乗る機会が多いので乗車中に思い出してじわじわ来そうだ。
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事故で止まった電車に関わる人々の話。
最初と最後の話が良かったです。
お互いをいたわりあって、そしてそれが触れ合った時に、心が温かくなる。そんな感じがありました。
終電も神様も、いた?
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短編集なのだが、一つ一つの話しがもっと終電というテーマで繋がってくるのかと思いきや、そこまででもなく、もう一つという感じ。一つ一つの話はそこそこ面白いだけに残念。
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テーマに惹かれて読み始めたものの、内容が薄くあんまり記憶に留まらない。さらっと読める分、印象もよわめ。
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タイトルとは違ってあまり終電には関係ないが緊急停車の車両に乗り合わせた人物かその恋人が各短編の主人公になっている。女装の夫、零細IT企業の開発部長、競輪選手と付き合う三十代OL、会社勤めの床屋の息子、アラサーのイラストレーター、絵描きの女子高生、売店のおばちゃんが語り手となって、人生のほのぼのとした人情味を味合わせてくれる作品。
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名前と表紙に引かれて気になっていた本。
ブックオフで108円で売られていたので即買いしました。
1作目の出だしが最初よく分からなかったのですが
女装した男性の話と分かって納得しました。
最後のオチは予想ついていましたがそれもまたご愛嬌で。
しかし妙に女装趣味のある男性の話が多く出てくるなと
ちょっと気になりました。
個人的には床屋の息子の話に感動しました。
最後の晩餐(外食)があまりにいけてない寿司屋だったという
エピソードが凄く現実的で深く印象に残りました。
全体を通してあんまり終電に関わる話はありませんでしたが
色んな人の思いを乗せて走る電車をうまく使った描写は
なかなか良いですね。
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いまいち
これまた、 第9回 エキナカ書店大賞 第1位 との触れ込みだったので読んでみましたが残念ながら、期待外れ!
感動のヒューマンミステリーとなっていますが、感動?ミステリー?って感じでした。
終電にまつわるトラブルで人生のターニングポイントと謳っていますが、全ての物語がそのテーマになっていません(笑)
全部で7編が登録されている短編小説集です。
「化粧ポーチ」
読みにくかった..
何の話なのか良く分からず、最後の方でようやく構成を理解しました。
ミステリーっぽいといえばミステリーっぽい
これはネタばれさせるべきでないので、コメントしません。
面白い設定でした。
「ブレークポイント」
ブラックIT企業のプロジェクトリーダの物語。
日程も間に合わず、落ち込むリーダが、なぜか、終電の時間まで運営しているボクシングジムでサンドバックをたたくことで気持ちが前向く話。
「スポーツばか」
競輪選手と付き合いを終わらせようとした女性の話。
競輪選手の最後のコメントが優しい
「 閉じない鋏」
サラリーマンのお父さんが床屋さん。そのお父さんの危篤に駆けつけるときに電車が止まってしまう話。
「高架下のタツ子」
彼氏に会いに来たら、彼氏の乗った電車が停車中。その間に会話した女装家「タツ子」の身の上話。
「赤い絵の具」
ちょっと変わった女子高生。絵が好きで友達も少なく、苛められていると先生が勝手に誤解。
屋外で絵を描いているときに赤色をのせるため、彼女のとった行動がさらに誤解を招く。
「ホームドア」
プラットフォームから転落した女性を助けた男性。
その女性はその男性を捜すために、キオスクで25年もの間働き、33年ぶりに再開っていうストーリ
33年もの間、その人を確実に覚えているか?って思います(笑)
また、その人の当時の服装がスカートをはいていたという事で、33年ぶりの再会でもスカートをはいていたわけですが、そんなことある??
とはいうものの、このベタなストーリ展開は好きです。
ということで、終電の神様というより、「運転見合わせが導き出す人生模様」ってな感じでした。