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離婚した時にどういうお金がかかるかを詳しく説明してくれている。あと女性(男性も)が結婚においてどういう戦略をとるべきか。著者の考えは結構偏っている印象を受ける人は多いと思うので賛否両論あると思うが、キャリアウーマンとの結婚を望んでいる自分にとっては納得する部分も多いかった。
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誰も教えてくれない真実
キーワードは婚姻費用、財産分与、養育費、慰謝料
今の世の中、生涯独身、孤独死、結婚詐欺、熟練離婚などなど色々言われている。
【生涯未婚率】は年々上昇、独居の割合も増えている。
まずどうすれば結婚できるか、そもそも結婚を諦めている人も多い中、結婚後を描く余裕ある人は少ない。
この本を知ってしまうと言う事はいい意味でも悪い意味でも現実を見てしまうという副作用はある本。
制度に縛られる結婚に伴う金銭面でのみ結婚を見た著書。
タイトルのインパクトもさながら実際は金銭だけで結婚は決めないため星4点です。
しかし、世の男性は知っておいた方が良い。
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離婚について知らないことばかりで大変勉強になった!
有名人の離婚問題を取り上げての実例がわかりやすくて頭に残る
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結婚、離婚をという制度を、
「愛」という概念を抜きにして語ると、
いろんな側面が見えてくる。
裁判のしくみや、資本主義にのっとった恋愛の考え方、
結婚自体を株として考えたり、
制度や法律にしばられない新しい考えがあっていいと思うが、「愛」はあってほしいなw
いや、「愛」という考え方自体が時代と共に変わっていくのか。
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結婚する前から離婚することを前提に考えてるような書き方ではあるが、離婚に伴う金の動き(一方の収入が高い場合、慰謝料は比較的少額であり、財産分与と婚姻費用の額が莫大になることがある)というのは知っておいて損はないと思った。
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●結婚契約は一種の「金融債権の譲渡契約」である。
という視点から書かれた本です。
この金融債権の譲渡というのが案外すごくて驚かされました。
結婚・離婚に関するお金の問題といえば、よく知られているのは財産分与と慰謝料でしょう。
本書ではそれに加えて、「婚姻費用」という、かなり強烈な制度が紹介されています。
婚姻費用とは、
「結婚している間は、所得の高い方が所得の低い方に対して、裁判所が決定した金額を毎月支払わなければならない」
というもの。
この婚姻費用を出発点として、本書の議論は進んでいきます。
普通は関わることのない婚姻費用ですが、別居後・離婚裁判が生じた場合に重要になってきます。
実は、離婚裁判によって婚姻費用を搾り取るというのが、本書の題にもある「得する離婚」なのです。
具体的に、「得する離婚」の方法について述べてみます。
・まず、自分より収入が高く社会的身分も安定した人を伴侶とし、婚姻契約を結ぶ。
・婚姻後、どこかのタイミングで別居を開始し、裁判所へ「婚姻費用の申立て」を行う。
・そうすると、伴侶からの婚姻費用の支払いが始まる。
・伴侶はこの状態を好まないから離婚を望むはずだが、そうなると全力で抵抗し、離婚裁判まで持ち込む。
・離婚裁判開始後は、「別居状態を作り出したのは伴侶のせいであり、私は幸せだった結婚生活を取り戻したいのだ」と主張する。
・できるだけ裁判を長引かせ離婚成立を遅らせることができれば、その間フロー収入としての婚姻費用を得ることができる。
・離婚が成立したのちも、財産分与や慰謝料による収入を得ることができる。
以上が、現行制度のもとで最も「経済合理的な」結婚スキームとなっています。
ちなみに、離婚裁判は長期化すると数年にわたることもしばしばあり、その間、累計数百万という婚姻費用の支払いが発生します。恐ろしいですね。
個人的には、婚姻費用について学べたことが一番の収穫でした。
ただおそらく大抵の結婚は、婚姻費用が問題になる程ひどい事にはならないでしょう。
しかし、知っているのと知っていないのとでは大違いだとも思います。
そういった収穫もありましたが、本書全体を通しては、
「いろんな意味で振り切れてるな」というのが正直な感想です。
著者はあまりにも、いわゆる「経済的人間」を想定し過ぎています。
「人間は、結婚から得られる経済的利益を最大化する」という、現実離れした仮定を置いています。
そのせいか、サイコパスっぽい印象を受ける部分が多いです。
さらに振り切れてるのは後半の「より良い結婚制度」の部分で、ほとんど主観に基づいた議論になっています。
まあそれもなかなか突飛でおもしろい話ではあります。
・家族は男系ではなく女系にしたほうが良い
・一夫多妻の社会の方が女性に優しい
というような感じです。
読んでみると、偏見に塗れながらも一見して理屈��通っているように見えるので、反論を考えてみるのもいいかもしれません。
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子ども自体がリスク商品であることにも言及して欲しかった。また、複数の異性と付き合える人間は、「悪い奴(騙す人)」という可能性の考察がない点が残念。
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男も女も大変やなぁ。人ごととしてしか見れないけれども。当事者になったらと考えて読んでみると中々にハード。
結婚前に持っていた財産は2人の共有財産にならない。あくまで、結婚後に稼いだお金を双方二分の一にすると言うこと。だからボーナス後に結婚するのが良い(笑)
コンピの計算。離婚が決まるまでかかる費用。離婚決めたら早く別居しないともっとかかる。えげつないな。
基礎収入×A×総収入{Aは0.34〜0.43)
成人を100、14歳以下のこどもを55、15歳以上の子供を90と考える。
現在の日本の社会規範は、子供を作りたかったら結婚しなければいけないし、離婚も好ましくないと言うものだ。この規範と婚姻費用や財産分与等の法律が組み合わさると、女性たちはある程度の所得がある男性と結婚して子供を作るかさもなければ誰とも結婚せず子供も作らず1人で死んでいけ。ということを暗に明に強いられることになる。女性の人生をとてもハイリスクなものになる。激しく同意やな。
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・婚姻費用
・生活費
・養育費
離婚後の男性の自殺率は高い。
離婚のリスクを把握する。
これから事実婚が増えるのではないか?
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読んで損はない。
財産分与を抑える方法もあるが、そこまでの記載はなかった。リアルを知る情報源としては価格以上の価値アリ
離婚経験者
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結婚を一つの金融商品と捉える切り口がユニークで夢もへったくれもなくて面白い。
色んな芸能人のゴシップから、少数民族の結婚観、ゴリラの結婚まで扱っていて、特に中国のモソ族の母系性社会が興味深かった。
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今まで抱いていた結婚観を大きく覆された。本書は結婚する男女だけで無くこれまでの日本の家族観に沿わないシングルの人、また差別撤廃を求める全ての日本人に読んでもらいたい。導入部はホラーかと思ったw
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専業主婦が「内助の功」という、ありがた迷惑なものを盾に、離婚時には、夫婦の財産の半分を取っていく!って内容に、最初は不快だったけど、
夫はそう思ってる?
「離婚で儲かる」はどうかな?
離婚裁判を長引かせて「コンピ(婚姻費用)」を、もらい続ければ儲かるらしいけど、根気もいるし、弁護士費用とか実際どう?
反対に、女性の経済力があがってきている現在、夫にコンピを払うパターンも考えられると。
最後は、結婚していないと子供を持ちにくい風潮や、一夫一婦制は自然なのか?ゴリラやチンパンジーや海外の動向と比較して、問いかけているのはいいかも。
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離婚を金融商品に例えた所が面白いです。
婚姻費用+財産分割+慰謝料
裁判が長引くほど、稼ぎのない、少ない配偶者が、婚姻費用で儲かる仕組み。
国債に例えれば、婚姻費用は、年間の利回りで、財産分割は元本のようなものでしょうか。
不倫などの慰謝料は、残りの2つに比べれば、微々たるものとか。
税金も掛かることなく、お金が支給される。
稼ぎのよい、男性や女性と結婚するのは、結婚のメリットがあるけど、そうでなければ、メリットがない。
本書を読んで、若い時は、お金でない結婚に憧れを持っていたかもしれませんが、今は老後のことなど、結婚面にも金銭的なものを見てしまいます。
結婚するにしろ、しないにしろお金は、あるにことしたことはないですな。
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メモ
・日本では浮気などの慰謝料はせいぜい100~200万
・離婚で動くお金はほとんどが所得で決まる婚姻費用と財産分与(結婚してからのもの)
・浮気したり暴力ふるったりなど、どちらが悪いかは関係ない
・同じ年収なら会社員より自営業の方が婚姻費用(コンピ)が高い
例)夫年収1000万のサラリーマン、専業主婦、子なし→月14~16
夫年収1000万の自営業、専業主婦、子なし→月20~22
夫年収1000万のサラリーマン、専業主婦、子ども2人(14歳以下)→月18~20
・すぐ離婚に応じず婚姻費用を絞り続けた方が得
・別居期間が長く(10年とか)、未成年の経済的に自立していない子がおらず、離婚によって片方が生活できなくなるということがなければ、愛人を作った夫からの離婚請求も認められる
・離婚する決意をしたら、すぐ別居する(内助の功50%の共有財産は、婚姻届けを提出した日から別居を開始した日までに作られた財産)
・今時婚前性交渉をしないカップルはほとんどいないのに、民法が明治時代からの「性交渉は婚姻届けを出してから、配偶者としかしない」という価値観をひきずっているせいで、離婚して300日以内に生まれた子は前夫の子とみなされる
日本・韓国は婚外子2パーセントだけど男女格差指数が世界的に最下位で、スウェーデンなど男女平等の国は婚外子率が50パーセントを超えている。子どもを持つのは結婚してからが当たり前、できちゃった婚なんてとんでもないというのは、日本独自の文化や価値観なんだな。
p111 「女性は、籍を入れるという行為そのものに大変な満足感を得ることができる」→これは、一女性として同意できんな。そうでない女性もたくさんいるでしょう。
他、親による子殺しもゴリラの例などを用いていて興味深い。繁殖に適していない子孫は間引きする。けど、先進国(文明社会)では子殺しは法的に裁かれる。今は少子化で、ちょっと叱ったりたたくとすぐ周りが虐待虐待とさわぐし、親も先生も子供を育てにくい社会になった。今の子供は甘やかされてわがまま放題が許されたまま大人になって、社会に出て厳しく指導されてもパワハラ呼ばわり。被害者意識が増大したまま挫折する。挙句の果てには逆恨みして殺したり。なんかろくな未来じゃないな。
専業主婦へも容赦ない。内助の功なんて存在しないと。たしかに夫は独身で働いていた時から多少役職が上がったとしても、成果や労働時間が2倍になるわけじゃない。今は家電やネット宅配もあって便利だし、昔ほど家事の負担は少ないかもしれない。ただ、専業主婦になるってリスクしかないと思っていたが、離婚しても相手が多少稼ぎがあって、子どもがいればある程度もらえるのね。結婚前に築いた財産は二人のものとはみなされないから、引退後のスポーツ選手と結婚しても、親が金持ちのボンボンと結婚しても意味ない。給与が高い方は、ボーナスをもらってから結婚するべし。